バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

「35歳過ぎると羊水が腐る」倖田來未舌禍事件に思うこと

2008年02月03日 03時36分27秒 | ニュースで二言三言
倖田来未が失言「35歳回ると羊水が腐る」(日刊スポーツ) - goo ニュース

 歌手倖田来未(25)が1日夜、先月29日放送のラジオ番組で「35歳を回るとお母さんの羊水が腐る」と不適切発言をしたことについて公式ホームページ(HP)で謝罪した。所属事務所エイベックス・エンタテインメントなどには批判の声が相次ぎ、同社が深夜まで対応を協議した結果、新アルバム「Kingdom」のプロモーション活動を自粛する事態に発展した。

 2日に生出演予定だったTOKYO FMの降板をはじめ、7日の福岡、13日の名古屋キャンペーンなどを自粛する方向で調整している。2日放送の日本テレビ系「恋のから騒ぎ」など、既に収録済みのテレビ、ラジオ番組は各局に判断を委ねるが、現状では変更なく放送される見込みだという。

 倖田はHPで「私が発言した内容により、皆さまに不快な思いをさせてしまったことを心より深くおわび申し上げます」と反省し、軽率な発言を認めた。しかし、騒動はクライアントにも飛び火した。CMキャラクターを務めるコーセー「VISEE」のホームページは、この日夜までに「このサイトは都合により一時停止させていただいております」と閉鎖された。女性向けの化粧品とあって、敏感に反応したようだ。

 失言があったのは、先月29日深夜1時から放送されたニッポン放送「倖田来未のオールナイトニッポン」。番組冒頭、倖田の男性マネジャー(31)が結婚した話題で出産の予定に触れ「やっぱ35(歳)回ると、お母さんの羊水が腐ってくるんですね。ホントに! 例えば汚れてくるんですよね。だから、できれば35歳ぐらいまでに子供をつくってほしい」と発言した。

 この発言に同局には、放送後からこの日夜までにメールで二十数件、電話で数件の苦情や問い合わせが寄せられた。番組が収録だったこともあり、同局もHPで「パーソナリティー倖田来未の不適切な発言を放送しました。配慮を欠き、誤解を招く放送をしたことをおわびするとともに、深く反省します」と陳謝した。

 関係者によると、倖田は「いい子が産まれてほしい」というマネジャー夫妻への愛情表現として発言したつもりだったが、現在は深く反省しているという。

2008年2月2日(土)09:37




放送の音源が数日前からネットで晒されており、私もとりあえず聴いて見たが、発言に倣うなら、正直うちの2人の子供たちも、まさしく腐った羊水飲んで生まれてきたクチではあり、しかし、だからといって怒りがわくというよりは、むしろ「ああ、そんなこと言っちゃったら、雅子様とか紀子様とか・・・」みたいな、大丈夫なのか今後この人という、そういう意味での心配の方が強かったと言える。

それはそうと、むしろ気になるのは、こういう舌禍事件が起きたときにしばしば何も考えない感じで使われている常套句のことで、ニッポン放送の謝罪文にある「誤解を招く」という表現の話である。

「高齢の妊婦はそうでない妊婦よりも、総じて母体的に劣化している(から早く子供作れ)」以外に、これどう解釈のしようがあるんだろうか。それとも「腐っている」を真に受けるリスナーを想定しているとかか。

いや要は「聞き手の理解を誤らせた」というあの物言い自体が、既に上からモノ言っている感じがして、単にそれが引っかかっているだけではあるのだが、ただそれにしても「『いい子が産まれてほしい』というのが真意です」なんて、あのトークからそこまで汲み取れなければ「聞き手の誤解だ」といわれてもな。

別に高齢出産者に対する偏見の表れなどと、誰も思っているわけじゃない。機知に富んだことを言う器のない人が、機知に富んだことを言おうとして、ズサンな結果になっただけであって。だからあえて謝罪というならば「配慮を欠き、誤解を招く放送をしたことをおわびする」ではなく「配慮を欠き、かつ結構踏み込んでいるのに大して面白くない放送をしたことをおわびする」というのが、この場合正しい言葉遣いではないかと思う。

個人的には、あえて誤解というなら、何も知らずにいきなり冒頭の音源だけ聞いた人が「えっ?綾戸智恵が不適切発言!?」とか、そういう「誤解」くらいは可能性として「アリ」かと思ったりもするが。


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