バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

「公設派遣村」で就活費2万一括支給→所在不明者急増の現実

2010年01月08日 19時23分04秒 | ニュースで二言三言
<公設派遣村>再始動 都動かした市民団体 看護師常駐、生活保護申請で(毎日jp) - goo ニュース

失業者の年末年始を支援するため国と東京都が開設した「公設派遣村」は、拠点を都営の日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に移して5日再始動した。都は生活保護申請へのきめこまやかな対応や利用者への交通費・昼食代の支給方法見直し、施設への看護師常駐など、当初の想定を超えた対応に追われている。背景には、市民団体「年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会(ワンストップの会)」の強い働きかけがあった。【市川明代】

(中略)同会のスタッフは「なぎさ寮」にも常駐する。同会を通じて生活保護申請を受理し、寮を訪れたある区の職員は、入所者に早期の生活保護開始を約束した。入所者の男性(36)は「これまでは『若いから生活保護は難しい』と役所から言われていた。ワンストップの会を通じて申請書を出し、希望が持てた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 6日には約600人の入所者に「2週間分のハローワークなどへの交通費や昼食代」として2万円が支給された。都は当初「1日1000円」を支給する方針だったが、「細切れの支給は入所者に不便」という同会の意見を取り入れた。同会の要請で、看護師も常駐することになった。

2010年1月7日(木)18:00



派遣村 就活費で酒・たばこ 都、悪質入所者に返金要求へ(産経新聞) - goo ニュース

 年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で、一部の入所者が就労活動のため都から支給された現金を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などの問題行動を取っていたことが6日、分かった。都はすでに泥酔状態となった男性1人を退所処分にしたほか、悪質な入所者には退所時に支給額と領収書の差額の返金を求める方針。

 派遣村は5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区、4日に閉所)から大田区の都の臨時宿泊施設に移転。都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した(562人、総額約1236万円)。

 ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購入する人も少なくない」と証言した。60代の入所者の男性は「都に提出する領収書がいらない交通費に出費したことにして帳尻を合わせたい」と話した。

2010年1月7日(木)08:05



派遣村 所在不明200人 就活費2万円支給後、続出(産経新聞) - goo ニュース

 年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で多数の無断外泊者が出た問題で、当初の利用者562人のうち、7日午後8時現在で200人以上の所在が不明になっていることが同日、都の調査で分かった。所在不明者は都が就活費として現金2万円を支給した6日から続出。都は規則違反者は強制退所にするとしたうえで、18日朝をもって派遣村の閉所を決めた。

 都によると、7日現在の入所者名簿は557人。しかし、同日の夕食の配ぜん数は356人分で、外出したまま戻らない155人と、46人の行方不明者の計201人が施設にいないことを確認。外出者の大半が所在不明となっている。

 「派遣村」に残る入所者の実数はピークだった4日(833人)の約4割に“過疎化”したことになる。都によると、新たな就労先を見つけて退所した人は1割程度に過ぎないという。

2010年1月8日(金)08:05



民間でやってた派遣村の元スタッフの人が、なぜ役所が運営する派遣村の中で「準オフィシャルアドバイザー」だか「エグゼクティブプロデューサー」だか、そんな雰囲気で常駐されているのか事情は良く知らないが、だめだ、そんな使い慣れない大金を急に持たせちゃ。貧困慣れしてパサパサになっている体に、いきなり鰻だのトンカツだの豪華なお食事与えていると聞いたときも、そんな乱暴なことしたら体壊しちゃうんじゃないかと心配したものだが。

と一瞬思ったものの、言っても2万円である。返金だ強制退所だと言うのも良いが、そう言っているそばからも、普通に金なくなって(パチンコで負ける等含む)、で普通に戻って来る人たち大勢いるのでは。入口で役所の担当者と揉みあいになったりして。で、横から「無断退出は遺憾だが、出入り禁止は行き過ぎ」的な、また準オフィシャルアドバイザーからの働きかけがあるとか。働きかける材料には事欠かないというか、そもそも事欠かさないのがアドバイザーという仕事ではあると思うので。

しかし全然違う話だが、あと数ヶ月もすればこの何万倍かの規模で、全国の子持ちの有象無象に毎月のお小遣いが支給される日が来るわけである。私も有象無象の一人だが。一時期良く言われた話ではあるが、こうも小金で荒んだ感じの話題が多いと、やはり「子ども手当の支給開始と同時に、各地のパチンコ屋が空前の活況」みたいな話になるのではと、若干暗澹となる。夏になったら、パチンコ屋の駐車場で放置されて死ぬ子どもが急増とか、洒落にならない。とりあえず客の金銭感覚が鷹揚になっているの見越して、段々出玉率下げられるぐらいは普通にあるのでは。ということで、何に使うのも自由だが、貰ったお金は、ちゃんと国の中で回ってくれそうな先で使う方が、後々良いと思います。


最新の画像もっと見る