毎日がMUCHA-SUERTE!!

わんにゃんにまみれて暮らすノーリード主婦の徒然ブログ

フェニックス・カノン

2007年05月26日 | ワンコ達
朝、また院長先生からお電話を頂いた。
カノンは朝からもすこぶる元気だそうで(^^;  「心配いらないからね~」と、温かいお言葉。

土曜日なので、お昼になってもババ混み(爆)の動物病院へカノンを迎えに行った。アブちゃんも一緒だ。
診察室に入ると、すでにカノンは診察台にいた。

やはり目の周りの毛もかられていて、まだ腫れているので痛々しい。
私達を見ると、すごく喜んで、診察台から落ちそうになったので、慌てて、カノンを抱いて下ろした。
本当に元気いっぱいで、昨日手術したようにはとても思えない。
犬ってスゴいなぁ~と、つくづく思う。

院長先生からは、術中の画像を見せて頂き、詳しい説明があった。
その間も、カノンは全く落ち着きない(^^;
組織検査の結果は、2週間後だそうだ。
それもとても心配なのだけど、とりあえずは、手術が成功して、カノンが元気なのが、本当に嬉しかった!!

なんと、「近所を歩く程度ならお散歩も今日から行けますよ」との事だった。(@_@)
ただ、血圧が上がると、目から出血するので、4~5日は安静に
暮らさなくてはいけないようだ。がってんしょーち!!(^^)v

夕方、カノンと早速ご近所回りをお散歩した。
いつもと全く変わらない足取りで、うんにゃ、いつもより引っ張って歩くカノン(笑)

一緒に歩ける喜びがこみ上げて来た。
右目を失っても、まだ左目がある。ちゃんと見えている!!
カノンありがとう。神様ありがとう。みんなありがとう~!(T_T)

そんな当たり前のような事が、私にはとても嬉しかった。
きっと当たり前じゃないんだな。
この2週間ちょっと、本当に苦しかったけれど、私が感謝する事を忘れていたのだな・・・
私を見上げながら歩くカノンの顔を見ながら、幸せを噛みしめた。

もともとカノンはブサカワ系なのと(^^; ガン黒ちゃんなので、(メラノーマは黒犬に多いらしいが)
片目がなくても、あまり違和感はない(爆)
エリザベスカラーもお手の物で、どこでもガンガン突っ込む(笑)

そんなカノンを見ていると、より一層愛おしく思えてくる。
もし結果が良くなかったとしても、一緒に戦う勇気をもらった。
がんばろうね!フェニックス・カノン!

しばらくは、カノンのペースでまったりと過ごそうと思う。
無駄に元気な、あの若い坊主がどこまで我慢出来るかがカギ



▲四国ブロックの翌日。アジ観戦そっちのけで、マルちゃんに釘付け(笑)

とうとう手術日

2007年05月25日 | ワンコ達
私はカノンの事になると、平常心を失う。
他の子達も十分に可愛いのだけど、カノンは私にとって特別の犬で、この子がいなくなったら・・と考えるだけで、場所もわきまえず泣いてしまう。本当に情けない飼い主である。

この度、手術を迎えるにあたって、友人達が叱咤激励してくれた。
頼みのアブちゃんは、単身赴任中で、おまけに海外出張中。
私ひとりでは、到底乗り越えられなかったと思う。
メールのお返事も滞ってしまったりもして、
心からのお礼とお詫びを申し上げたい。m(__)m


▲今日は大雨。待合室にて。右眼球のシミはほとんど隠れていて見えない。


「とにかく痛みがないようにお願いします。」
院長先生と最終の打ち合わせをしていたら、またもや涙腺が、、、
カノンを不安にさせないように、笑顔で送り出そうと決心していたのに、ダメダメな飼い主・・。ごめんね、本当にごめんね。

カノンも落ち着かないらしく、そわそわしていて、いざスタッフの先生に預けようとしたら、脚を踏ん張って必死に抵抗する。
「大丈夫だよ!」と言うのが精一杯で、診察室から逃げるように出た。

車に乗り込んだ途端、涙が溢れてきて、どうにもならなくなった。
何十年ぶりか、子供のように、声を上げて泣いた。

まだ見えている眼を摘出することに対する悲しみなのか、
どうしてカノンばかり、痛い思いをさせないといけないのか、
悲しみなのか、怒りなのか、自分でも分からなくて、ただただ「ごめんね」「ごめんね」を繰り返していた。

家では何も手がつかず、放心状態になった。そして、ひたすら祈った。
連日、ネットで調べ、悪夢に悩まされていたりもして、睡眠不足だったので、少し横になろうとしたのだけど、全く眠れなかった。
夕方に、院長先生から「無事終わりましたよ。麻酔からも覚めているので、もう大丈夫です。どうしてもとおっしゃるなら面会に来て頂いてもいいですが、良く眠っているので・・」と電話を頂いた。

今はゆっくりと休ませたかったので、面会は遠慮する事にして、明日はお昼にお迎えに行く事にした。

もうカノンの右目はないんだなぁ~と、思うと同時に、ひとまず、ホッとした。
私は、カノンのちょっと吊り目になってる右目が好きだった。
羊を見る時のストロングアイ、きっと左目だけでもカッコいいに違いない。

明日のお迎えは、今日帰ってくるアブちゃんも一緒に行ってくれると言う。
二人で笑顔で迎えてあげよう。絶対そうしようと決めた。

カノンの試練

2007年05月21日 | ワンコ達
ブログに書くべきか、とても悩んだのだけど、私の心の整理をつけて記録しておく為と、自分を奮起させる為に、書いておく事にした。


▲今年の10月で10歳になるカノン。珍しくカメラを向けても怖がらなかった。


5月10日に、狂犬病の予防注射を打ってもらう為に、カノンとム~ちゃを連れて行った。
その際に、以前から気になっていたカノンの右眼球の目頭の上にある黒いシミを診て頂いた。
そこで、先生の思いがけない言葉が、、、
「命にかかわる深刻なものかもしれない」

目の前が真っ暗になった。

眼球の組織検査はとっても危険だ。
病理に出せる程の切除は、もし悪性の癌であるならば、あっと言う間に拡散して、脳や首のリンパに転移の恐れがある。
脳に転移すると、運動障害や認知障害が出るらしい。
そしてまた、組織検査は眼底大出血を起こす場合もあるとの事だった。

摘出せずとも、カノンの右目は数ヵ月後には失明するだろうとのこと。
その際、目ヤニや痛みに悩まされるだろうとのこと。
ひとまず、細胞診を次の木曜日にお願いして帰宅した。

その日からの私は、ずっと「メラノーマ」について調べ続けた。
そう、カノンを襲っている病魔は、「メラノーマ」かもしれなかった。
悪性黒色腫・・・転移性の高い、恐ろしい癌である。

細胞診の結果は、表面だけのシミではなくて、深く浸潤していて「良いもののように思えない」との事だった。
今後、リスクを覚悟して、病理検査に出して確定診断をするか、このまま検査をせずに、眼球摘出手術をするか・・・
私は辛い選択を迫られた。

「どうしてカノンがこんな事に・・」
毎日、散々泣いて、私はこの選択に苦しんだ。
先生は、セカンドオピニオンを勧めて下さった。
でも、私が調べれば調べるほど、カノンの眼を温存出来る有利な情報は得られなかった。
メラノーマの進行は早く、もし悪性なら、一刻も早く摘出手術をしなくてはならない。
おまけに、超怖がりなカノンを他の病院に連れて行って、命にかかわるリスクの高い検査をさせるのは憚られた。

もう分かっていた。どんなに調べても選択の余地はないことを。
今後の事を考えなくてはならない。
カノンがどんな姿になろうとも、命を助けなくてはならない。
私にはカノンが必要で、生きてさえいてくれるだけでもう何も望まない。

とても敏感な子なので、とにかくカノンの前では泣かないと決めた。
私がしっかりしなくては。

カノンの2度の靭帯手術で助けて頂いた院長先生を、私もカノンも心から信頼している。意を決して、手術日の予約を入れた。
運命の日は5月25日。



▲上の画像とも手術日の前日。こんなに可愛い顔を撮らせてくれた。

覚え書き

2007年05月03日 | 覚え書き
昨日、わんにゃんに、フィラリア薬を飲ませた。

ション吉の目の上に、吸うだけ吸ってパンパンになったダニ発見!
慌てて、今朝全頭にフロントラインをした。



▲あまり毛が抜けるので、トリミングしてもらったション吉。


歩いて3分の所にホームセンターが出来、そこの美容院に今回はお願いした。
おリボンをつけて欲しいのに(ぷ)いつもバンダナを巻かれる。
それもキツキツで結ばれている・・・(笑)

今回も「おとなしくて、よく言う事を聞いてくれましたよ」と、優等生のション君なのでした~。