丘の上のつれづれ(2016年6月まで) ~飯田市知久町の陶器店かのうやのブログ

南信州、飯田市丘の上の陶器店「かのうや」の店員sunnyの器とお料理のブログです。

萩焼の魅力

2015-06-16 14:31:10 | 器のこと
こんにちは。

日本各地の焼き物の種類、いくつくらいご存知ですか?
見ただけで「これは○○焼だ」とおわかりになる方は、相当の焼き物好きでしょう。
それは、陶器店の娘として生まれ、3年ほど前から店員として働くようになった私にでも難しいことです。

では、『萩焼』ってどんな焼き物かご存知ですか?
そうそう、こんな感じの焼き物です。


一般に、ピンク・ベージュの発色の物が多く、女性に人気が高いようです。

主な材料は、『大道土(だいどうつち)』と言う白い粘土です。
焼成の温度は低温で、じっくり焼き上げるためあまり焼き締まりません。

一方で、釉(うわぐすり)は焼き縮まる性質なので、素地(きじ)とで収縮のずれが生じ、『貫入(かんにゅう)』と言われる細かいひび割れが表面に出来ます。


萩焼の器は、使ううちに貫入にお茶やお酒がしみこみ、表情が変わると言う楽しみがあります。
(これを昔から「萩の七化け」と言っています)


また、高台と言われるいとじりの部分にも特徴があります。

こちらは、高台の一部を切り取った『切高台(きりこうだい)』と言われる型です。
他にも、割高台(わりこうだい)・桜高台(さくらこうだい)・竹の節高台(たけのふしこうだい)があるそうです。

お茶の世界でも、装飾のない萩焼は「わびている」として大変好まれています。
「一楽、二萩、三唐津」と言う言葉が」あるくらいです。

説明文では面白くない、と言う方もいらっしゃると思いますので、先日入荷した商品の画像をご紹介しますね。
当店のWebサイトにリンクしてありますので、詳細はそちらをどうぞ。


萩焼 焼酎カップ(刷毛目・粉引)


萩焼 粉引ロックカップ 椋原佳俊(むくはらかしゅん)


萩焼 マグカップ


青萩 組湯呑 山根清玩(やまねせいがん) 


萩焼 組湯呑 松尾邑華(まつおゆうか)

当店の品ぞろえでも、萩焼の商品が入荷すると確かに「わび」の雰囲気で全体が洗練された印象になる気がしますよ!
少し大げさかもしれませんが、本当です。

先ほど、「女性の方に人気が高い」と書きましたが、今回入荷した商品は男性へのプレゼントに喜ばれるもののように思います。
父の日21日に控えています。
ぜひ、当店を覗いてみてはいかがですか?
遠方の方も、お電話にてお問合わせくだい♪
丁寧に対応させていただきます。

読んでいただいてありがとうございます。

こちらのWebサイトからは、当店の取り扱い商品をご覧になっていただけますのでどうぞ↓


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ハリーです)
2015-06-17 19:37:15
萩焼、とても魅力的で素敵です。でも、本当の良さを分かるには、まだまだ若輩者ですね。歳をとってから、その良さが、より分かる様な気がします。
返信する
ハリーさん☆ (sunny)
2015-06-18 15:02:45
萩焼のわびた魅力がお分かりになるハリーさんは、芸術的センスが高いのでは?私も、できることなら山口に行って作家さんを訪問してみたいです。後、脈絡がないですが、今京都旅行にいきたい気分です。
返信する
Unknown (ハリーです)
2015-06-20 19:23:27
脈絡ないとは思わないですよ。京都も焼き物では、清水焼があったり、日本の伝統美の原点ですからね。
返信する

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