神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

ドクトル・ジバゴ

2020年05月06日 20時33分04秒 | 日記

 この連休はSTAY HOME週間だそうですが、なんで横文字?。「お家にいよう」でも良いような気がします。カメラを持ち出すこともなくお家にいました。テレビ欄に見つけた「ドクトル・ジバゴ」の文字。


NHKプレミアムのWebページより転載です。

 40年くらい前、高校の図書館でボリス・パステルナークの原作本を見つけて読みました。当時はソ連では発禁本でした。なんでこの本に目が行ったかといえば、テーマ音楽の「ラーラのテーマ」に惹かれてであり、映画の内容には関心がかなったように記憶しています。

 とあるWebサイトの紹介文によれば、ロシアの文豪ボリス・パステルナークの同名小説を映画化した長編大作。時はロシア革命前後の動乱期。純真な心を持つ詩人でもある医者ジバゴを主人公に、ラーラとトーニャという2人の女性への愛を通して波瀾に満ちた生涯を描いてゆく。人生の軌跡を、多彩な登場人物を交えながら時代のうねりと共に描く壮大な一大叙事詩。とあります。

 今どきに言えば不倫映画にもなるでしょうが、ロシア革命の政治的、社会的混乱、争乱の中で、貴族階級者は共産党に処刑されるか収容所送りになる時代、この映画での男女の出会いは単なる恋愛ではなく、燃え上がる何かがあったかもしれません。

 前半では色彩のない黒一色のモスクワの都市風景、共産党の赤い旗だけ目に焼き付きます。革命で混乱したモスクワから脱出する貨物列車の扉が凍りつき開けると氷の壁が現れるシーン、シベリアの広大な平原の中に佇むお屋敷が春には黄色い水仙に囲まれます。一方、冬には氷と雪に閉ざされ何人も寄せ付けない厳しい自然との戦いになります。観てるこっちも寒くなります。

 映画は上演時間約3時間20分。途中にインターミッションが入ります。連休期間中に午後全部を使って一気に観ました。最初から最後まで全部見たのは初めてです。40年かかってやっと見れた映画でした。


 詳しく、わかりやすい解説はYoutubeで町山智浩の映画塾!「ドクトル・ジバゴ」<予習編>を合わせて観ておくと映画の内容がより深く理解できますのでおすすめです。


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