神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED

2020年03月27日 13時52分52秒 | 日記

 いつも使っている望遠系のレンズでAi AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(略:望遠ズーム)があります。重いのが難点。約1,250gあります。D700につければ2kgを超えます。腕力が必要です。レンズは11群16枚。金属とガラスの塊なのでしょうがないです。だからカリカリのピントが来ると信じています。レンズは重いほど精度が高く、上質のガラスレンズを使っているとの理由のない信念です。
 このレンズで花を写す時は望遠側の200mmばかり使います。ならば、望遠の単焦点があればそれで十分なのではとネットを探索していたらありました。良いやつが。


Nikon Df + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N

 Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED(略:180mm)は重さが約750g。望遠ズームよりも500gも軽いです。明るさはf/2.8で同じ。レンズは6群8枚とシンプルな構造です。中古で安く手に入ります。絞りリングが付いているのが嬉しいところ。オートフォーカス対応でボディー内モーターで駆動します。合焦レスポンスは遅いようですが、静物ばかり撮りますので問題ないです。



Nikon Df + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N

 この時代のニッコールレンズは縮緬塗装が特徴です。鏡筒はもちろん金属製。構成レンズの枚数が少ないので持つと意外と軽いです。フードは組み込みで申し訳程度の長さです。このあたりは頼りない感じ。

 早速、レンズテストです。近所の田園風景。遠くの建物を被写体としました。フォーカスはオート。露出は絞り優先オートです。RAW画像をTIFF出力してフォトショップで等倍で切り出しました。比較対照は望遠ズームのテレ端200mmです。

Nikon D780 + Nikon Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED

 まずは180mmです。

Nikon D780 + Nikon Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED

 次に望遠ズームです。

Nikon D780 + Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 いずれのレンズも開放f/2.8では僅かにソフトフォーカス気味です。瓦屋根が一枚一枚くっきりと見えるでしょうか?全体に霞がかかってコントラストが低下しています。ピントが甘い感じ。絞り込むとf/4からシャープになり、f/5.6~f/11くらいが最も切れが良くなります。f/22で回折現象による解像度の低下が見られます。開放時は特に、全般的にはシャープネスは望遠ズームが上かな?。

 180mmでパープルフリンジのテストです。

Nikon D780 + Nikon Ai AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED

 開放ではパープルフリンジが出現しますがあまり気になりません。f/8に絞ればこれは解消。花びらの皺のディーテールもしっかりと表現します。

 180mmは軽さが売りです。フットワーク軽く桜をスタートに、これからの季節いろいろな花を写す楽しみができました。

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