文楽５月公演

今日はお弟子さんを誘って、文楽の５月公演に行って参りました。
文楽は大好きでしたが、うちの師匠とご懇意の吉田玉男師匠が亡くなられてからは、久しく遠ざかっておりました。
その吉田玉男師匠のお弟子さんで来年4月に二代目玉男となられる吉田玉女さんとご縁があって、今回の観劇となりました。
やっぱり、文楽いいですね。
今回は住大夫さんの引退公演でもあり、高い声は掠れて出ないものの、こなれた語りはやはり素敵。
まだまだ勿体ないと皆思うところは同じく、その姿を惜しむ万雷の拍手でした。
終演後は玉女さんの楽屋に。
勘紫恵師匠について玉男師匠の楽屋に出入りしていた私を覚えていてくださって、人形を間近に見せて下さり、玉男師匠の右手をもらい受けてお使いだと教えて頂きました。
人形の右手の玉男の焼き印が懐かしく、もう亡くなられて8年もたつのだなぁとしみじみ。
お優しかったお人柄が思い出されました。
昼公演は硬い演目が多かったので次は、世話ものも観たくなりました。