あいのりのコージですが、かなりの2枚目の熱血ラガーマンなのに一言多くてウザイんです。
で、これじゃ無理だなーと思って見てました。
コージが狙ってるなっちは嵐のことが好きだからあからさまに避けてるありさまです。
そんな状況の中コージが思い余って告白するんですがこれが逆転満塁ホームランなんです。
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近未来都市・アブダビの夜。
美しい夜景を見渡す公園で、コージは1人キックオフの笛を待っていた。
抑えられない想いを、なっちに伝えたい!
その時!なっちがやって来た!
なっち「寒いね」
コージ「寒いっしょ。大丈夫?」
なっち「うん。大丈夫」
コージ「なんか、ずっとさ、旅とかさやってきて自分から動こうとか思わなかったし。やっぱなっちが入ってからすげぇ自分の中で変わったのね。そういうのがうん。すごい自分をもっとアピールしたいと思ったりとか。なんて言うの。いいとこ見せたいっていうのかな。そういうのとかすごく思うようになって。あっでも全然見せれなかったんだけどね。それは残念ながらね。そうそうそう。そうなんだけど・・・。いつもあれだったね。3人だったね、なんか。ごめんね。ずっと3人とか実はなんか結構一番辛い思いとかしてんのは、なっちなんだなとかそう思ってて本当に」
なっち「そんな・・・」
コージ「うん本当悪かったと思う。また、最後にちょっと辛い思いさせるかもしれんけど俺なっちのこと好きなんだわ。自分自身に嘘つけなくて。だから気持ちは伝えたかった。うん。これチケット・・・あるんだ。大丈夫?ごめんね重くない?プレッシャーになんないで」
なっち「うん、うん」
コージ「だから・・・ね。いつも3人とかだったけどね。今日だけは・・・ね。俺だけの事を考えてほしい。」
なっち「うん」
コージ「じゃあね、バイバイ」
なっち「じゃあね」
コージ「大丈夫か?」
なっち「うん」
コージ「よし良かった」
なっち「じゃあ明日」
コージ「じゃあ明日ね」
なっちへの正直な気持ちを伝え、コージは去っていった。
自分の想いを知っているはずの、コージからの告白・・・。
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文章じゃニュアンスがよくわからないけど
「なっちが嫌がってるのはわかっていたけど不器用な自分ではそうするより他になかった。
ダメなのは知ってるけど最後に自分の気持ちだけは伝えたい。」
ということがとてもよく伝わってきました。
普通、告白ってマジメでカッコいい事を神妙な顔で言って、女の子がそれで感動して、
みたいななんだかレベルの低いやりとりなわけですよ。
でも、コージの場合は一見同じ様だけどそういったのとは逆で、
相手の気をひこうというのではなく自分の決断というものを告白しています。
番組を見てる9割以上の人がダメと思ってるだろうけど、これはうまくいくと思いますよ。
で、よく歌とかで「伝わる、伝わらない」ってありますよね。
下手だけど心を打つもの。
一体それってなんなんだろうと思ってたわけです。
そしたら
ほぼ日刊イトイ新聞の山田ズーニーさんのコラムにこんな記事がありました。
確かに文面ではわからないのかもしれない。
コージの「僕がそう決めました。」「これは自分の決断です。」
ということが声で伝わったんでしょうね。
僕の20代というのはとてもつらいものでした。
というのは自分の目指すものというのがうまくイメージできなかったからです。
いわゆる「成功」とはどういうことか。
ロールモデルがいないということもありました。
でも、この記事を見て「ああ、俺はこういうことができるようになりたかったんだ」
と腑に落ちました。
勉強を続ける中で、「金持ちになる、地位、名声が欲しい」というのは本当の動機ではありませんでした。
さらに、「仕事ができる」ということも一般的な意味では要領良くやるということや感情を入れずにドライにやるといったことで、
僕の本心では「確かにすごいけどそれがどうしたの?」というあまり動機につながらないものでした。
「楽しい仕事をやる」ということはあくまで自分自身の満足に過ぎません。
、、、そう、僕はスキル、ノウハウなどを身につけるのではなく「自分で考えて、決断する」ようになりたかったんです。
「僕がそう決めました。」
「これは自分の決断です。」