Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

国敗れてマッカーサー

2012年09月28日 | 読書
NHKテレビで「負けて勝つ 吉田茂」を観ている。
これは、吉田茂に焦点を当てている。
吉田茂が、あまりにもカッコ良すぎると思うのだが。
吉田茂を、渡辺謙が演じているので当然そうなる。
フィクションとあるので、それはOK。

同時進行で図書館で借りた本「国敗れてマッカーサー」を読んでいる。
ここには、吉田茂はあまり登場しない。
マッカーサーの独走が全面に出ている。
本の中では「独裁者マッカーサー」とある。
マッカーサーに言わせると「独裁者にならないと、日本の民主化は実現できなかった」でしょうね?
そんな「独裁者的マッカーサー」をアメリカ人は見抜いていたのか。
彼は2度の大統領予備選に落ちる。
更にトルーマン大統領から最高司令官の職位を解かれる。
失意のマッカーサー・・・。
アメリカ人Patrickに言わせると、マッカーサーはクレージー。
クレージーは”すっごい”または”どうかしている”のどちらかの意味で使われる。
(多くは褒め言葉「スッゲェナー」の意味:前後関係で意味が逆転する)
マッカーサーは、頭良いけど、どうかしていたんでしょうね。
トルーマン大統領は、どうかしているマッカーサーが大嫌いであった。
そして日本占領が、彼の最大の仕事になってしまった(涙)。
ホントは大統領になりたかったのに・・・日本占領なんかどうでも良かったのに・・・。
可愛そうなマッカーサー。

ところで、マッカーサーは回想で「あの追放政策が賢明だったかどうか大きな疑問」と書いている。
ものすごい「追放」をやった。
鳩山一郎が追放になって、吉田茂が首相になった。

私の父が熊谷農学校の同窓会をやる度に言っていたことを思い出す。
「同級生が旺文社の副社長をやっていた。
旺文社は、戦意高揚を煽った記事を書いたため、
「戦犯出版社」に指定された。
旺文社にいた友は「追放」されて失職。
その後、病気。
友を見舞いに行ったら『蝋燭の火が消えるようだ・・・』と言っていた。
戦後で貧しく、葬儀どころではなく、友人数名でリヤカーに遺体を載せて墓地に運んだ。
(こんな人、一杯いたんでしょうね)
それから子供が大きくなった時、
奥さんは旺文社へ行き、旦那さんの追放の件を話し、
息子さんを旺文社へ入れてもらった」
--- 30年以上前の話で、多少うろ覚えあり ---

インターネットで調べると、確かに旺文社
GHQによって「戦犯出版社」に指定されてしまった・・・とある。
旺文社が大きくなったのは、多分戦後のこと。




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