不条理に負けるな。

大切な娘の命を救うのに必要な2億7000万円を集めるため、必死で募金をお願いしている親御さんがいる。

一方で、

高級マンションの購入資金1億7000万円を、無利子で善意の知人から借りた、と話題になってるアナウンサーがいる。

サラリーマンの生涯年収が2億5000万円といわれるなかで、2億7000万円という費用は自力では捻出できないだろうし…普通に考えたら1億7000万円なんて大金はいくら無利子でも返済が難しい。

世の中の不条理。
悲しすぎる現実。
　
劇症型心筋炎と戦うなおちゃんは、アメリカでの心臓移植を必要経費としているそうです。

なおちゃんを救う会HP

なおちゃんを救う会 公式ホームページ

スカッとジャパン！みたいな出来事。

スーパーでちょっとだけ買い物をした私が、駐車場へ向かう途中で起こったできごと。

私の少し前で、乳母車みたいな、キャリーケースみたいな…お婆ちゃんたちがよく押してるアレ。アレを押したお婆ちゃんがちっちゃな段差に手こずっている横を、チラリと横目にスルーしたオバサン。

チラ見したよね？いや、確実に見たし。でもって完全にスルーだし。

ちょっと手伝ってあげたら済むことなのになぁ…なんて思いつつ。。
お婆ちゃんは、私が手押し車を持ち上げてあげて段差を脱出。　

「ありがとうねぇ」
なんて言われてる少し先で、さっきのスルーおばさんが、壮大につまずいてエコバッグの中から色々なものが転がっちゃったりして。

ぷぷッ。
申し訳ないけど、ちょっと笑いそうになるのを抑え…仕方ないから拾ってあげようかと、思った矢先、

お婆ちゃんが、拾ったカマボコ差し出しながら、「あらあら大変。大丈夫かしら？」
って…。
すかさず私も「大丈夫ですかぁ？」と(笑いをこらえつつ)拾うのをお手伝い。

オバサン、自分が無視したお婆ちゃんに助けられる…の巻だよ。
そして、すべてを目撃していた女(ワタシ)にも助けられる…の巻だよ。

バツが悪そうに(←当たり前だけど)
「大丈夫です。大丈夫です。」
と繰り返しつつ、転がった品々を拾い集めて去っていった。

ごめんなさい。
面白ろすぎて、頬がピクピクしちゃってたであろう私を許してください。

あのオバサン、これからどんな人になるのか気になるわぁ。
あういう人って変わらないのか…。
それとも見てみぬフリは辞めるのか…。

後者であって欲しいけれど…
前者のほうが笑いはうまれそう。

因果応報、おそるべし。