悲運

１５日、夏の高校野球県予選で、次男の母校は勝ち進むことが出来ましたが、
本日の埼玉新聞に掲載された記事で、
相手チームのエースを襲った悲運を知りました。

記事によると、相手チームのエースは、
試合前日の投球練習で、ヒジを痛めてしまったとのことでした。

しかも、それはなんと、あがりの最後の一球だったとのことです。

野球の神様は、何というムゴいことをしてくれるのでしょう。

小学校から始めであろう、この野球。
この一戦のために、努力と精進を重ね、満を持して臨むはずではなかったのか。

心身とも万全の状態で集大成のその一戦に臨ませて欲しかった。

ヒジに激痛が走り、満足に素振りもできる状態ではなかったといいます。

それでも、六回には、センター前にヒットを打ち返しています。

「投手として出場したかったが、自分らしい野球が出来たので悔いは無い。やり切った感じがする。」

集大成となる舞台で、一度もマウンドに立つこと無く
無念の思いを押し殺して言ったその言葉を読み、
とても平常心ではいられませんでした。