まさかとは思ったけど、旧国道からも見えました。
・・・ということで、ヘリ持参してふたたび。
東側上空より
手前が昭和20年に造られた部分。
南側上空より
黄色破線は旧道 ※きっちり正確ではないデス (^-^;
細尾峠から砺波平野を眺める。
かつて、五箇山の旧平村から旧城端町まで行くには細尾峠を利用していました。
1984年(昭59)に五箇山トンネル(L=3,070m)が開通し現在では冬期間でも
安全に通行することができますが、以前は雪深い峠道を歩いて越えたのです。
人喰谷という難所を走る旧国道304号線から旧道への入口。
倒木に塞がれたり所々崩れたりしていますが歩くことは可能。
草木をかきわけ300mほど下りていくと・・・、
前方に怪しげな建物らしきものが現れました。
「細尾峠郵便交換所」
1882年(明15)平村下梨に郵便局(平局)が開設されました。
当初は一日に二回郵便物の集配をおこない、平局からふもとの城端局まで往復して
平村・上平村の各地域に配達していました。五箇山は豪雪地域であるため、冬季の
運搬作業は容易なことではありませんでした。(小包郵便物などは索道を利用した)
冬季に郵便荷物を運搬する人たちは下梨と城端からそれぞれ出発し、細尾峠付近の
「イシコバ(ナカコバ?)」というこの場所で待合わせて荷物を交換し、再びもと来た
道を戻っていきました。 これは「冬季逓送隊」と呼ばれ、1970年(昭45)に廃止
されるまで続けられ五箇山の人たちにとってとても重要な役割を担っていたのです。
逓送隊(相倉にて)
記録には1945年(昭20)に建てられたとあり、のちに増築されたようです。
左奥のコンクリート造りの部分が当初からの建物。
終戦直後に造られたとは・・・、驚きです。
立野ヶ原の「監的壕」を思い出すような外観です。
内部の様子。(後年増築部分)
手書きの説明板。
五箇山へは左を上り、城端へは右を下ります。
上田(二ツ屋)集落につては次回書きます。
冬期間 城端・平郵便局
細尾峠郵便交換所
堤115.0m、堤頂長297.5m 1993年完成の重力式コンクリートダム。
まっすぐ長~い打越トンネルを抜けると、
正面にダムが見えてきます。
その後ろには大笠山。
今日出会った動物たち
ニホンジカ 2 アナグマ 1
続いて旧平村の相倉集落へ・・・。
こちらもかなりの積雪量になっています。
ゴー。
ゴゴゴーっ。
財団の職員さんが展望台までの除雪をしています。 お疲れ様です。
長靴を履いていれば観光客のかたでもココまで上ってこれます。
雪が降り続き、平成18年以来の豪雪といわれています。
白川村では24時間で約1mの降雪がありました。
仕事帰りに五箇山の菅沼集落に寄ってみました。
国道脇の展望台は雪の壁になっています。
各家では雪の処理に追われています。