かおりと山のあなたの空とおく

近郊の四季折々の山歩きをメインに気ままにカメラウォーキング

527  初秋~八ヶ岳連峰      2003. 09.13 ~ 15

2008-08-29 23:36:57 | かおり 山の想い出

9月13日(土)22時12分発『急行ちくま』で京都出発(現在この夜行列車は廃止)

14日(日)早暁4時14分松本着、茅野方面始発5時47分で1時間30分待合せ

6時27分茅野着、美濃戸口行バスは8時半発なので、タクシー相乗りしょうと見渡せど登山者の姿なく

漸く7時50分東京からの始発到着、東京中野からの夫婦、高尾から単の方とタクシー相乗り(1人1250-でした)

美濃戸口へ、それにしても3時間のロスは大きいです。

8時20分出発、1時間の林道歩きで標高1760m南沢と北沢分岐の美濃戸山荘前着     
 
南沢に沿ってシラビソなどの涼しい針葉樹林帯を緩やかに登って行きます。

足元にはトリカブト、アキノキリンソウなどが咲いて秋の装いでした。

           2時間10分かかり行者小屋に到着

             登山者で賑わう行者小屋周辺
        横岳の大同心、小同心の岩峰を仰ぎ見ながら昼食。

樹林の中岳道コースを行きます。抜けるような青空が広がる中、小さな子供さん連れた

家族登山が見受けられ互いに挨拶を交わしながらすれ違います。

           阿弥陀岳と中岳の鞍部から横岳を望む

鞍部から手足を使って岩混じりの急坂を40分  2805m阿弥陀山頂に到着

             主峰赤岳バックに

夏雲に浮かぶ南アルプスの峰々、時々ガスに覆われる赤岳と横岳、眼下には

茅野、諏訪湖の展望が広がります。下りはゆっくりと3点確保で慎重に下降~


     目指すはあの頂きです  手前は中岳

中岳を越えて、少し下って登り返すと文三郎道に合流、振り返ると阿弥陀岳は

早やガスに閉ざされ見えません。赤っぽい岩の間を登り詰めると

2899m赤岳三角点ある南峰に到着。周囲はガスに閉ざされ何も見えず。

赤岳頂上小屋に宿泊手続き済ませ部屋へ、時々外の様子を伺いますが状況変わらず

ガスに覆われ視界ゼロのまま・・18時夕食、鮭のムニエルメインにウインナーソーセージ

キャベツ、ダイコンとニンジンの細切の和え物に味噌汁で美味しかったです。

19時寝床へ、四畳半の部屋に二段構えで定員20名、人いきれで眠れず

寝苦しいのか何人かが土間で寝ています。

15日(月)晴れ 4時起床、外に出ると満天の星、月が煌々と照らしています。寒くて

居られず小屋に入っては外の様子を伺います。ヘッデン点けて早立ちの方も多く・・ 

里の灯火があちこちに見え、次第に東方が赤みを増していきます。
         横岳と雲海に浮かぶ浅間山、眼下に天望荘

ご来光  光芒一千閃、オレンジに輝き四囲の山々が赤く染まります。


           眼下に広がる野辺山高原と奥秩父の山々

阿弥陀岳に赤岳の大きな影が・・・遠く乗鞍、穂高、槍など北アルプスの峰々

   南アルプス(北岳、甲斐駒、仙丈岳が見えます)手前は権現岳

          諏訪湖周辺と遠く御嶽山と中央アルプス

          阿弥陀山頂にスポットライトが・・・手前は中岳

6時朝食済ませ小屋を後にします。下に見える山小屋「天望荘」まで降り鞍部へ

横岳まで登り返し、中央のなだらかな硫黄岳まで縦走です。

           今日のメインコース第二の高峰、横岳2830mバックに

コースを振り返ると青空バックに赤岳山頂と頂上小屋、左に富士山が見えます。

指呼の間に山小屋が点在するので別名「小屋ヶ岳」とも呼ばれているようです

横岳は南から二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳、石尊峰、三又峰、主峰(奥ノ院)、最北端の峰

全部で七つの岩峰を鎖場、はしごなどに助けられながらアップダウンを繰返します。
         
八ヶ岳連峰 山麓には夏の避暑地 蓼科高原、高原野菜でお馴染みの野辺山ヶ原など
広々した有数の高原地帯、その盛り上がりのすえに鋸の歯のように
連なる峻険な稜線、峰頭・・・重厚さにおいて日本アルプスに一歩ゆずるとはいえ
独立山群としての山容は纏まりのある中で逞しさを備えています。

昨日、阿弥陀岳の鞍部で会話を交わした横浜の若いS君(27才)と行動を共にします。
まるで息子と歩いているようでこちらも若返ります~  

            横浜のS君と  バックは赤岳

          横岳山頂 奥の院で、蓼科山が覗いています。

最後のはしごを過ぎると穏やかな山道に代わり、緊張から開放されます。

硫黄岳山荘手前の砂礫にコマクサの群落地あり、今は葉だけが群生していました。

夏山のお花畑も一度は見てみたいものです。沢山のケルンを見ながら冬季に登った懐かしい

硫黄岳に到着、爆裂火口が凄まじい!振り返ると赤岳や横岳はすつかりガスに

覆われて見えません。赤岩の頭を経て樹林帯を下り12時ジャスト赤岳鉱泉着、昼食済ませ

涼しげな北沢を何度か渡り返しながら一気に駆け下って行きます。

美濃戸で冷えたトマトと牛乳が火照った体の五臓六腑まで浸み込みメチャー美味かったです

後は林道歩いてバス停に出ると臨時バスあり14時27分発に乗車、八ヶ岳農場から望むと

八ヶ岳連峰が屏風のよう展開。15時ジャスト茅野駅着。涼しい山から下界に降りると

暑いこと!暑いこと!うだる暑さに閉口、冷房の効いたデパートで着替え済ませ

横浜へ帰るS君と茅野駅でお別れでした。

行程
13日 京都22:12-急ちくまー〔車泊〕――
14日 4:14松本5:47-6:27茅野7:45=8:15美濃戸口~9:18美濃戸~南沢~11:45行者古屋12:15~

中岳道~13:05鞍部~13:50阿弥陀山頂14:15~50鞍部~15:10中岳~文三郎分岐~16:15赤岳南峯~

20赤岳頂上小屋〔泊〕 15日 小屋6:45~7:15天望荘~8:15横岳、日の出岳~8:50奥ノ院~

9:40硫黄岳山荘10:15~40硫黄岳50~11:00赤岩の頭~12:00赤岳鉱泉20~北沢~13:30美濃戸

美濃戸40~14:23美濃戸口27=15:00JR茅野16:05ー40塩尻50-17:38篠ノ井18:01-  特急しなのー

20:45名古屋55-米原―23:10京都   交通費、宿泊費 合計30000-

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2 コメント

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感動しました (コスモス)
2008-08-30 12:42:44
かおりさん
 今、八ヶ岳の雄大な景色と
ご来光を拝ませて頂いていたら、
涙がこぼれそうデス。
 お写真でもこれだけ感動するのですから、
実際にこの場に立たれた、かおりさんたちの
感動は・・・・

 賞味期限切れでも何でも良いです。
何度もスクロールして、
とても嬉しく拝見しています

 ここへは登ったこと有りませんが、
誰の歌か忘れましたが、
歌詞に♪ご機嫌よろしゅ 八ヶ岳♪
と言うのが有りました。
 私はこの歌が大好きで。
今も、心の中で口ずさんでいます。
 今日も感動を有難う
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雪山讃歌~? (かおり)
2008-08-30 22:08:43
コスモスさん、いつもお目にかけていただき
有難うございます。

山登りを始める前は信濃路へ蓼科高原や霧ヶ峰、野辺山高原などよく出かけたものです。
このような高原歩きからいつも眺めていたのが
八ヶ岳でした。

山頂に立てるとは当時夢のまた夢、麓から眺めて楽しむだけでした。
今も元気で山歩きができるという事に
感謝しなければなりませんネ!
有難いことです。

ところで♪ご機嫌よろしゅ♪の歌詞の歌は
「雪山讃歌」~??
八ヶ岳という歌詞はありませんが・・・・
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