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エジプト軍、モルシ大統領を解任・憲法を停止

2013年07月04日 17時16分41秒 | 軍事
 【カイロ=佐藤昌宏】エジプト軍の実質トップ、シシ国防相(陸軍大将)は3日夜(日本時間4日未明)、国営テレビで演説し、憲法を停止してモルシ大統領を解任すると発表した。

 アドリ・マンスール最高憲法裁判所長官が暫定的に大統領権限を継承し、暫定政府が大統領選を実施する。軍による事実上のクーデターで、民主化運動「アラブの春」後に、エジプト史上初の民選大統領となったモルシ氏は、就任1年で地位を追われた。

 AFP通信によると、モルシ氏は3日夜、カイロ市内の軍関連施設内で拘束され、国防省に身柄を移送された。政府系紙アル・アハラム(電子版)は、警察が、モルシ氏の出身母体であるイスラム主義組織「ムスリム同胞団」の幹部ら300人の逮捕を開始したと伝えた。軍は3日夜、同胞団系テレビ局の放送を止めた。

 シシ氏は大統領解任に踏み切った理由として、「モルシ氏は国民の要望に応えられなかった」と指摘、軍自らが実権を掌握する意図は否定した。暫定政府は実務者で構成し、大統領、議会選挙の早期実施や、憲法改正に取り組むとしている。マンスール氏は、4日に暫定大統領就任の見通しで、軍報道官は「暫定政府が両選挙の実施時期を決定する」と記者団に語った。

 これに対しモルシ氏は3日夜、動画サイト「ユーチューブ」で、「これは完全に軍事クーデターだ」と軍を非難し、「私は選挙で選ばれた大統領だ。この正統性を守ろう」と支持者に抵抗を呼びかけた。動画は拘束前に収録されたとみられる。ロイター通信によると、北部マルサマトルーフなどで3日夜、モルシ氏支持派が軍や警察と衝突し、少なくとも計14人が死亡した。


軍に掌握された政権なんてロクなことない
内戦に陥るよりはマシだが…

アラブの春の行き着く先は後戻り
国民はどう思ってるのかね?


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