ペンテコステ(五旬節)
(使徒2:1-4)
「五旬節の日になって,
みなが一つ所に集まっていた。
すると突然,天から,
激しい風が吹いてくるような
響きが起こり,
彼らのいた家全体に響き渡った。
また,
炎のような分かれた舌が
現われて,
ひとりひとりの上にとどまった。
すると,みなが聖霊に満たされ,
御霊が話させてくださるとおりに,
他国のことばで話しだした。」
ペンテコステ(五旬節)
の出来事は,
弟子たちが異言をかたり,
聖霊に満たされる体験でした。
「他国のことば」は,
異言と呼ばれ,
1コリント12章ー14章の
聖霊の賜物の異言と同じ現象です。
それは,
次のペテロの説教の通り,
ヨエルの預言の成就でした。
(使徒2:15-20)
「今は朝の九時ですから,
あなたがたの思っているように
この人たちは
酔っているのではありません。
これは,
預言者ヨエルによって
語られた事です。
『神は言われる。
終わりの日に,
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると,
あなたがたの息子や娘は預言し,
青年は幻を見,老人は夢を見る。
その日,わたしのしもべにも,
はしためにも,わたしの霊を注ぐ。
すると,彼らは預言する。
また,わたしは,
上は天に不思議なわざを示し,
下は地にしるしを示す。
それは,
血と火と立ち上る煙である。
主の大いなる輝かしい日が
来る前に,
太陽はやみとなり,
月は血に変わる。」
引用されたヨエルの預言とは,
次の通りです。
(ヨエル2:28-32)
「その後,わたしは,
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
あなたがたの息子や娘は預言し,
年寄りは夢を見,
若い男は幻を見る。
その日,わたしは,しもべにも,
はしためにも,わたしの霊を注ぐ。
わたしは天と地に,
不思議なしるしを現わす。
血と火と煙の柱である。
主の大いなる
恐るべき日が来る前に,
太陽はやみとなり,
月は血に変わる。
しかし,
主の名を呼ぶ者はみな救われる。
主が仰せられたように,
シオンの山,エルサレムに,
のがれる者があるからだ。
その生き残った者のうちに,
主が呼ばれる者がいる。」