ペテロの手紙 第2 解説 2
1章につき1箇所の短い解説をします。
2ペテロ1章
「神聖な力」
(2ペテロ1:3)
「いのちと信心とに
かかわるすべてのことは,
主イエスの神聖な力によって,
わたしたちに与えられている。
それは,
ご自身の栄光と徳とによって,
わたしたちを召されたかたを
知る知識によるのである。」
主イエスは,
わたしたちに信心と,
必要のすべてを
与えてくださっています。
「神聖な力」は
聖霊と知識(聖書の言葉)
によっています。
○
キリストの栄光,再臨の預言
(2ペテロ1:16,17)
「私たちは,あなたがたに,
私たちの主イエス・キリストの力と
来臨とを知らせましたが,
それは,うまく考え出した作り話に
従ったのではありません。
この私たちは,
キリストの威光の目撃者なのです。
キリストが父なる神から
誉れと栄光をお受けになったとき,
おごそかな,栄光の神から,
こういう御声がかかりました。
『これはわたしの愛する子,
わたしの喜ぶ者である。』」
ペテロは,イエスが高い山に登り,
栄光の姿に変貌するのを見ます。
そして,
神がイエスを「わたしの愛する子」
と呼ぶのを,聞いていました。
(マタイ17:1-13)
このイエスの栄光の変貌は,
再臨のイエスの姿でした。
2ペテロ2章
「にせ教師」
(2ペテロ2:1)
「しかし,民の間に,
にせ預言者が起ったことがあるが,
それと同じく,
あなたがたの間にも,
にせ教師が現れるであろう。
彼らは,
滅びに至らせる異端を
ひそかに持ち込み,
自分たちをあがなって
下さった主を否定して,
すみやかな滅亡を
自分の身に招いている。」
にせ教師の特徴は,
イエス・キリストを否定して
受け入れないことです。
2ペテロ3章
「主にあって」
(2ペテロ3:8)
「愛する者たちよ。
この一事を忘れてはならない。
主にあっては,
一日は千年のようであり,
千年は一日のようである。」
主にあって,
わたしたちは
永遠のいのちを持っています。
2016.10. 9