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朝の光(聖書の言葉)

ヨハネの手紙第1,第2,第3 解説   2018-04-13

 

ヨハネの手紙第1,第2,第3 

解説

口語訳聖書を引用




ヨハネの手紙 第1


紀元80年の後半から,

90年代の初め頃,

使徒ヨハネがエペソで

アジア教会に宛てて

書いたとされています。




1ヨハネ1章

(1ヨハネ1:1,2)

「初めからあったもの,
わたしたちが聞いたもの,
目で見たもの,
よく見て手でさわったもの,
すなわち,いのちの言について
―このいのちが現れたので,
この永遠のいのちを
わたしたちは見て,
そのあかしをし,
かつ,
あなたがたに
告げ知らせるのである。
この永遠のいのちは,
父と共にいましたが,
今やわたしたちに
現れたものである―」


この「永遠のいのち」は

人格化されています。


ヨハネは,

神の子のキリストを

「永遠のいのち」と呼んでいます。






「罪をゆるし」


(1ヨハネ1:9)

「もし,わたしたちが
自分の罪を告白するならば,
神は真実で正しいかたであるから,
その罪をゆるし,
すべての不義から
わたしたちをきよめて下さる。」


わたしたちが罪を告白するなら,

神はわたしたちの罪を赦し,

きよめてくださいます。




1ヨハネ2章 


「兄弟を愛する者」


(1ヨハネ2:10)

「兄弟を愛する者は,
光におるのであって,
つまずくことはない。」


神がわたしたちを

愛して下さったように,

わたしたちは兄弟を愛すべきです。


それが,神を信じる道に

つまずかない生き方です。




1ヨハネ3章

「罪を犯さない」


(1ヨハネ3:9)

「すべて神から生れた者は,
罪を犯さない。
神の種が,
その人のうちに
とどまっているからである。
また,その人は,
神から生れた者であるから,
罪を犯すことができない。」
わたしたちが
イエス・キリストを信じるなら,
わたしたちのうちに
イエス・キリストがとどまります。


このキリストは,

わたしたちを正しい道に

導いてくださいます。




兄弟を愛する


(1ヨハネ3:14-15)

「わたしたちは,
兄弟を愛しているので,
死からいのちへ移ってきたことを,
知っている。
愛さない者は,
死のうちにとどまっている。
あなたがたが知っているとおり,
すべて兄弟を憎む者は
人殺しであり,
人殺しはすべて,
そのうちに永遠のいのちを
とどめてはいない。
主は,わたしたちのために
いのちを捨てて下さった。
それによって,
わたしたちは
愛ということを知った。
それゆえに,
わたしたちもまた,
兄弟のために
いのちを捨てるべきである。」


「永遠のいのち」は,

愛と密接な関係を持っています。


イエス・キリストご自身が

つぎのように言っています。


(ヨハネ15:13)

「わたしのいましめは,
これである。
わたしがあなたがたを
愛したように,
あなたがたも
互に愛し合いなさい。
人がその友のために
自分の命を捨てること,
これよりも大きな愛はない。」


 ○


1ヨハネ4章


神は愛である


(1ヨハネ4:7-9)

「愛する者たちよ。
わたしたちは
互に愛し合おうではないか。
愛は,神から出たものなのである。
すべて愛する者は,
神から生れた者であって,
神を知っている。
愛さない者は,神を知らない。
神は愛である。
神はそのひとり子を世につかわし,
彼によって
わたしたちを
生きるようにして下さった。
それによって,わたしたちに対する
神の愛が
明らかにされたのである。」


神がわたしたちを

愛してくださいました。

わたしたちは,

互いに愛すべきだといいます。




「愛のうちにいる者」


(1ヨハネ4:16)

「わたしたちは,
神がわたしたちに対して
持っておられる愛を知り,
かつ信じている。
神は愛である。
愛のうちにいる者は,
神におり,神も彼にいます」


わたしたちは,

イエスの愛を知りました。

そして,イエスを信じました。


わたしたちは神のうちにいて,

わたしたちのうちに神がいます。




1ヨハネ5章


「戒めを守る」


(1ヨハネ5:3)

「神を愛するとは,
すなわち,
その戒めを守ることである。
そして,
その戒めは
むずかしいものではない。」


神の戒めとは,

神を信じ,隣人を愛することです。





  ヨハネの手紙第2


使徒ヨハネが書いたとされています。

「選ばれた夫人とその子どもたち」

(1節)

に宛てていますが,

教会に宛てて書いたようです。


ヨハネが教会に警告します。

異端はグノーシス主義と言われ,

「キリストは神の子だから,

肉体をとっていない」

という誤りでした。





「真理のうちを歩く」


(2ヨハネ1:4)

「あなたの子供たちのうちで,
わたしたちが
父から受けた戒めどおりに,
真理のうちを
歩いている者があるのを見て,
わたしは非常に喜んでいる。」


イエス・キリストを

信じ従う人生ほど,

素晴らしい生き方はありません。




人を惑わす者


(2ヨハネ7)

「イエス・キリストが
肉体をとってこられたことを
告白しないで人を惑わす者が,
多く世にはいってきたからである。
そういう者は,
惑わす者であり,
反キリストである。」


イエス・キリストは,

肉体をとって来られなかった

という異端が

教会に入ってきました。




この異端に打ち勝ち,

互いに愛し合うことを

勧めています。


(2ヨハネ5)

「婦人よ。
ここにお願いしたいことがある。
それは,
新しい戒めを書くわけではなく,
初めから持っていた
戒めなのであるが,
わたしたちは,
みんな互に
愛し合おうではないか。」






ヨハネの手紙第3

ヨハネが,信徒のガイオに

手紙を書きました。


「すべてのことに恵まれる」

(3ヨハネ2)

「愛する者よ。
あなたのたましいが
いつも恵まれていると同じく,
あなたがすべてのことに恵まれ,
またすこやかであるようにと,
わたしは祈っている。」


イエスを信じる者は,

たましい,健康,

すべてが祝されるように

祈るべきです。




真理のうちを歩く


(3ヨハネ3,4)

「兄弟たちがきて,
あなたが真理に生きていることを,
あかししてくれたので,
ひじょうに喜んでいる。
事実,あなたは真理のうちを
歩いているのである。
わたしの子供たちが真理のうちを
歩いていることを聞く以上に,
大きい喜びはない。」


ヨハネはガイオをほめています。



 2018-04-13




 


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