孫は来てくれて嬉しく帰ってくれて嬉しいとはよく聞くが、
孫に限らず、子供家族は来てくれるはもちろんうれしいが、
しかし、来てくれないのも悪いものでもない。
元気で仲良く暮らしていてくれれば、それが一番の親孝行であるから。
娘夫婦は東京で遠いから家族で帰ってくるのは年に一度か二度になる。
長男のところは障碍児がいるから、障碍児が大きくなった昨今、
こちらから行くことはあっても来ることはほぼなくなった。
次男のところは共働きであることと、
孫もまだ1歳であるから、それほど我が家に来ることもない。
が、連休中は長男の家には泊りがけで行ったらしい。
長男の家は滋賀県にあるから周囲に自然が残っている。
だから親子で散策するのに適しているし、
庭も広いから庭でバーベキューとかもできる。
我が家は市街地で便利ではあるが庭がない。
滞在して楽しいのは長男の家に軍配が上がるだろう。
それに、遅くできた次男は、
もともと私達両親より、年の離れた兄である長男に懐いていたこともあって、
長男の家に行って兄と話すほうが楽しいのだろう。
次男のお嫁さんも、
年取った姑である私より年の近い義姉である長男のお嫁さんと話すほうが楽しいかも。
そんなことを思えば、自然な流れなのだろう。
私は兄弟が仲良くしてくれるのが一番だ。
私達は早晩亡くなるが、
兄弟は私達が死んだあとも残るのだから。
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☆子供らの家族の仲のよろしきを見るがわれらの楽しみなりき
☆九歳の年の差のある兄弟は大人になりても親子のやうで
☆一人子のお嫁さんには義姉義兄新鮮ならむ義理とはいへど
☆団らんの写真を見せてくれるのが親のわれらに親孝行で
☆大勢に来られて世話はしがたくば写真を見せてもらふが一番