ALTEC 604-8H のポテンシャルを最大限に生かすべく組んだネットワークが仮組みながら完成しました。
愛用スピーカー ALTEC 620B内蔵 に内蔵された38cm同軸ツーウェイSPユニットです。
最大の特徴は高音域の音量を調整する回転型可変ボリュームの代わりにトランス型の巻線抵抗を使用し、経年劣化を排除したことです。1db単位の正確な調整が可能です。画像の右端の品です。
今回、仮音出しの目的は、音量調整の中央値を決めること。
巻線トランスの抵抗値の異なる端子とホーンスピーカー接続用ビス留め用端子を銀線繋ぎ変えて、抵抗値を変え、ホーンスピーカーユニットに流れる電流量を制御し、中高音域の音量を上下させる仕組みです。
1時間ほど試聴を繰り返し、丁度良いと思う抵抗値を仮の中央値としました。
音質は良好な印象です。

ネットワーク仮組み 調整中
各配線はテフロンチューブ入りの銀線。ネットワークベースの土台は共振を抑えるため、異質の木材を重ねました。ラックス製PD−350のターンテーブルの異質金属の組み合わせと同じ理屈です。
空芯コイル、フィルムコンデンサーは特注品。抵抗は無誘導巻線型を使っています。
完成品はアクリルケースに収められ、SPボックス上に縦置きされます。