寒い日が続いています。
寝室にはエアコンと電気式温風暖房機がある。朝、共に全開にする。温まった頃にやおら起きだす。
外出するまでパジャマがわりの運動着(部屋着)のまま過ごす。
ヒーター式床暖もあるけれど、電気代を考え、休止中。懐具合さえ許せば、良い時代になったものです。
昔はそうはできなかった。暖房は火鉢、よくて、炬燵だったのでしょう。
どう過ごしたか。厚着をするしかなかった。ヒートテックはなかった。
体温を逃さないようにするしかなかったのだ。恒温動物だからできること。
暖房と言うといかにも、外から体に熱を取り入れるかのように見えるけれど、
確かに一部の暖房機、反射式、温風式ストーブでは直接晒される皮膚からは熱を取り入れることは可能でしょう。
現代の暖房機は空間全体の温度を上げることを目的とするものが主流。
体温以上の室温にしなければ、加温にはならない。
短時間滞在のサウナでもなければ、体からの放熱ができず、参ってしまう。ビールでも飲んで気化熱でも発散するしかなくなる。
つまり、暖房とは体を温めるのでなく、その居住空間の温度を上げ、体温との差を縮め、体からの放熱量を下げることなののです。
体の放熱は必要。過度の放熱を防ぐのだ暖房。放熱量を減らすには、部屋に中でも厚着も必要。合理的と考えます。