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お茶の時間に・・・

その時に思ったこと、そのままに。子育ての悩み、おいしかったもの、前に住んだドイツの話・・・
お気軽にコメント下さい。

黒いグミ

2005-03-14 10:26:34 | ドイツのこと
昨日、夫がおもむろに取り出したもの。
それは、ドイツで買ってきたグミ。
おそるべき、黒グミ

「どうして、こんなの買ってきたの?」
「これ、パパが食べるんだよね?」
「まさか、買ったんじゃないよね?」


ドイツで数多く、恐ろしい味のものに出会いました。
レバーだんご(レバーの嫌いな私には、どうしてもいただけない味)
レバーケーゼ(テリーヌみたいな顔をしてるんだけど、
       レバーとチーズ以外のものはあらゆるものが混ぜこんであるという話。
       豚の血も入ってるとか聞くと、もうダメ
       食べず嫌いな私…)

でも、ごく普通にみえて、こんなに衝撃の味は、ほかにありません。
とても、食べ物に思えない味。
噛み応えはしっかりしている、
といっても、「噛む」までいたることは、至難のワザ。
でも、あの食感、私が想像するに、トラックのタイヤを噛んでいるようなもの。

それが・・・・・・・・・・・黒グミ


お友達にもらって、ひっくり返るほど、驚いた娘2人。
同僚が嬉しそうに買う姿をみて、自分も買った夫は、
その初めの一口で、自分の舌がおかしくなったのかと思ったそう。
私は、娘のもらってきたのを、食べて、天と地がひっくり返りました…

これを好きだと言う日本人はいるんでしょうか?
私の大きな疑問。

黒グミの味の秘密


どうして、こんな味なのかというと、
ラクリッツ(和名でカンゾウ)という漢方薬のエキスが入っているそうで。
まじまじと、今回のグミの袋を見ると、2%のラクリッツ入り。

恐るべし、ラクリッツ。
2%を侮るなかれ。


でも、これ、ドイツ人、きっと欧州人には、とても人気のフレーバー。
形には、いろんなバリエーションがあります。
今回買ってきたようなスティック状のほかに、
丸かったり、三角だったり。
渦巻きみたいにぐるぐる巻いてたり、
ガムみたいにひらぺったかったり。
猫ちゃんの顔の形のも。
そして、クリスマス市やキルメス(移動遊園地)の屋台の量り売りの駄菓子屋さん。
そこで、ビニール袋いっぱいの黒グミを買って満足げな親子連れ。


きっと、ドイツ人が納豆を食べることは、
私が黒グミを食べることなんだ。
そう納得せずにはいられない1品です。

でも、どうして、これを買ってきたんだろうか??


思い出のランドセル

2005-03-11 14:11:05 | ドイツのこと
これは、次女のランドセル。
現物は、画像でみるよりも鮮やかな
むらさき色!


このごろ、ランドセルの話をよくきくので
次女のランドセルも、奥から、引っ張り出しました。

布と樹脂でできているけど、
なかなか重くて、しっかりしています。
いろんな柄がプリントされてて、なかなか可愛い。
なかには、男の子向けに、忍者プリントまで!
たいてい、単品売りでなくて、
同じ柄の筆箱、スポーツバックもセットで売られてました。

それから、ドイツだなあ、と思うのが、反射布が縫い付けられていること。
冬は、まだ暗いうちから、登校するから、交通事故防止のため。


帰国してから、これで通学したがった娘ですが、
「ロッカーに入らないから、だめ」と言われました。
でも、今では、
「ふつうのランドセルを買ってもらってよかった」って思ってるみたい。
そりゃそうよね、この派手ランドセル。



今は、帰省のときに、リュックサックとして活躍中。

イースターの前に

2005-03-04 18:15:37 | ドイツのこと
今日、お花屋さんをちょっとのぞいたら、
レンギョウの花が売られてました。

黄色い花が、春が近づいたことを知らせてくれてるようでした。

うちの夫の知っている花は、チューリップとバラ、ガーベラくらいでした。
でも、ドイツで寒くて長い冬を過ごしたあと、
花が咲き始めたのが嬉しかったようで、春の花の名前をずいぶん覚えました。

レンギョウ、クロッカス、スイセン、
黄色のこんな黄色の花をみると、ドイツの春を思い出します。
クリスマスに、もみの木を飾るように、
イースターの前には、レンギョウの枝に、卵をぶらさげて、
飾り付けているのも、よくみかけました。

うちも、レンギョウを買ってこようかな。

それから、図工の時間に作ったものも、子ども部屋に飾ってみました。


画用紙をちくちくと針で刺して、くりぬいているようです。

それから、これ↓


図工の時間に、クロスステッチもしてました。
男の子も女の子も、2年生から始めていました。

(今は、日本の学校でも、男女に関係なく、お裁縫は習うのかしらね。)


お店でもらうもの

2005-02-14 11:50:42 | ドイツのこと
ドイツで暮らしていたころ、お店のおじさん、おばさんに
娘たちは、よく食べ物をもらいました。

スーパーのレジや銀行では、グミの小袋
肉屋さんに行くと、ハムを切ってくれる。
八百屋さんに行くと、バナナ半分か、なつめやしプルーン
パン屋さんに行くと、プレーチェル
文具屋さんに行くと、ラムネ菓子
博物館の切符売場のおじさんに、あめ(これは、おじさんのポッケから)。
っていう具合なんです。

だから、肉屋さん、八百屋さん、パン屋さんと買い物をすると、
娘は満腹になって、昼食おしまいになることも、たびたび。

はじめ「私達、そんなに貧しそうみえたのかな」とも思ったけど、
みんな、こんな具合で、
買い物途中の母親に連れられている子どもたちは、
そんなものをよくくわえてます。

でも、もらったもので一番嬉しかったのは、
ベルギーはブリュッセルでもらった、

ゴディバのトリュフ
お土産用に、いくつか箱に詰めてもらって、会計になりました。
おつりの小銭がなかったお店の人は、困った顔をしました。
そのとき、うちの長女がポケットから、コインを出したんです。
そのおかげで、おつりの心配はいらなくなったんだけど、
そしたら、ゴディバのお姉さん、私達家族4人にトリュフを1個ずつくれました。

買ったのって、そんなに多くなかったんだけど。
トリュフ4個の値段と、娘のコイン。
どっちが価値が高かったと思いますか?

薔薇の月曜日

2005-02-07 14:57:21 | ドイツのこと
今日は、薔薇の月曜日。
カーニバルの1週間のうち、今日が最高潮。
ツークと呼ばれる山車が出て繰り広げられるパレードは、大賑わい。

去年は、私たちはケルンに出かけたので、そちらをご紹介。
まず、数字で示しますね。


パレードの長さ    6.5キロで3時間
参加者数       9000人
参加する楽隊     117団
参加する馬      350頭
参加するトラクター   67台
撒かれる板チョコ   700000枚
撒かれるプラリネ   220000箱

山車と楽隊の費用   650000ユーロ
総費用        200~300万ユーロ

(こちらからケルンのカーニバルの数字です)

トラクターやバスがきれいに飾りつけられて、
練り歩く人も、仮装。
それから、政治家を風刺するようなハリボテも登場します。

それから、観客も仮装してるんです。
ふつうの格好をしているのが、おかしいくらい。
私も、ネズミの耳をつけて、鼻に黒い丸スポンジつけました。

そして、沿道に立つ人達に、
山車から、板チョコ、プラリネ、キャンデー、グミなどが
ばら撒かれます。
それに、薔薇やカーネーションなどの花なども。
もう大人も子どもも、すごい形相で取り合います。

みんな持参している袋は、帰りには、ずっしり。

3大カーニバルのケルン、デュッセルドルフ、マインツ、
それに、アーヘンなど、ちょっと聞いたことあるような町は
配られるお菓子も、立派な感じです。

それに対して、私たちが住んでたような田舎町では…
投げられるのは、ポップコーン、ウエハースなどの駄菓子。
グミ、たま~にチョコレート、
それから、スパゲティや、広告入りフリスビー、
サッカーボールや、ぬいぐるみ(すべて広告入り)
箱入り綿棒も飛んできました。

投げられるものにも、違いがあって面白かったけれど、
同じなのは、街が今までみたことがないくらいに、
ゴミにあふれ、割れたビール瓶が散乱して、
酔っ払いも、そこら中にいること。

こういうのを嫌って、静かなところに旅行する人も多いのかな。
ふだん、まじめくさってるドイツ人は、
こんなときにストレス発散しなくちゃ、やってられないのかな。

な~んて思いました。
(長々と読んで下さってありがとう)

老婆のカーニバル

2005-02-04 10:09:29 | ドイツのこと
今日思い出したんですが、
昨日の木曜日は、老婆のカーニバルでした。

ちょうどドイツは、復活祭前の40日間の断食に
備えて、どんちゃん騒ぎをしようという、
カーニバルに突入です。
「ドイツでカーニバル」
まさか、こんなに、ドイツ人が
公衆の面前ではしゃぐとは…、大きな驚きでした。

小さな街も大きな街も、仮装して大騒ぎ。
カーニバル期間は、あちこちで、仮装パーティーが開かれます。

まずは、木曜日の「老婆のカーニバル」。
これは、女たちのカーニバルで、
昼間から、シャンパンをがぶ飲みしたりします。
それから、忘れてならないのが、
ネクタイ切り!

その日の11時、女の人は、男の人のネクタイをハサミでちょん切ってもいいんです。

カーニバルを楽しみにしているドイツ人は
決して忘れないでしょうが、
この日は、上等のネクタイなんて、しちゃいけません。

夫の職場の女性たちも、誇らしげに
戦利品のネクタイを、ずらりと壁にピンで留めてたそう。

学校でも、この日、「学校のカーニバル」
子ども達はもちろん、送り届ける親も、先生も
仮装して登場します。
男の子は、海賊、騎士、ピーターパン、悪魔にドラキュラ…
女の子は、長靴下のピッピ、魔法使い、インディアン、白雪姫…、
フェイスペイントも、それはそれは、にぎやか。
学校の体育館で、
飲めや、歌えや、踊れや
のどんちゃん騒ぎ。

この日から、学校は、1週間のカーニバル休暇。
カーニバルを楽しむ人も多いけれど、
南ドイツ、イタリアやスイスに
スキーに出かける家族も多いようでした。

娘たちに「ドイツのいつが好き?」って尋ねたら、
すぐに「カーニバル」って答えました。
仮装の楽しさに加えて、まだまだ楽しみがあるんです。
それは、次の機会に。

白いバルサミコ酢?

2005-02-03 23:26:06 | ドイツのこと
久しぶりに、すし飯を作っていて思い出したこと。
ドイツには、白いバルサミコ酢がありました。

スーパーの調味料コーナーには、
いろんな酢が並んでいて、
ドイツに住んだ当初は、興味津々。
おなじみの白や赤のワインビネガー、
りんご酢、木いちご酢など。
あらかじめ、ハーブを漬けこんだ酢も、ずらり。

バルサミコ酢も、何種類も並んでいるんだけど、
はじめ、目を疑ったのが、白いバルサミコ酢。
ふつう、お醤油みたいな色でしょ。

確か、ドイツのブランドのシールが貼ってあったから、
ご本家イタリアでは、邪道、なのかも。

でも、この白いバルサミコ酢、なかなかでした。
まろやかな酸味が、どことなく米酢に似ていて、
かすかな甘味さえ感じるような酢。

というわけで、「お寿司を作ろう」というときは、
いつも、この酢をすし酢かわりに、
そのまま、ふりかけてました。
(いい加減な私…)

ここしばらく、私のキッチンには、
バルサミコ酢は置いてありません。
また、買ってこようかな。

田舎の美容院

2005-02-03 09:23:59 | ドイツのこと
ちょっとだけ住んだミュンヘンには、
日本人経営の美容院がありました。
ドイツのなかの日本、デュッセルドルフには、
日本人の美容院が、選べるほどありました。

でも、私たちが住んでいた田舎町には、
そんなものありません。
だから、美容院は、やっぱりドイツ人のお店に。

ドイツは、マイスターの国。
だから、美容師さんも、厳しい修行を積んだ美容師さん。
と思いたいところだけど、
やはり、純日本人の私には、そうは思えません。

いくつかの美容院に行ったけれど、
「日本人の髪を切ったことある?」
と聞くと、みんな、自信満々で答えるんです。
「中国人の髪、切ったこと、あるね」
とか
「初めてあるよ。でも、まかせなさい。
問題なーし。」
とか。

そして、いざ、切り始めて、驚くのが、

髪をそのまま、ばさっと切ること。
ふつう、髪を切る時って、ピンで上の方を止めて、少しずつ丁寧に切るでしょう?
なのに、何もせずに、そのまま、ざくざくと切るんです。

一応、ブローしてくれるんですが、
それがまた、時間をたっぷりかけて、やけに丁寧。
髪のボリュームが出るように、
内側からブラシをとかしながら…
このあたりで、
「もう、好きにして」という気持ちになります。

仕上がると、美容師さんは、たいてい「Super!」って言います。
(ドイツ語では、「スーパー!」じゃなくて、「ズーパー」って発音します。)
もちろん、彼女は、自己満足して、いい意味で言ってくれてるんですけど、
こういうときの「ズーパー」は、耳に痛い…

普通のドイツ人は、いかに髪にボリュームを持たせるかが
課題のようだから、こういうブロー、こういう切り方しか
したことがないんでしょうね。

美容院からの帰り道、いつも暗~い気持ち。
「でも、自分で切るよりは、いいはず」とか
「夫に切ってもらうよりは、いいはず」とか
思いながら、帰ります。
そんなとき、ドイツ人の知り合いに出くわすと
たいてい言われます。

「Super!」
だから、私も答えます。

「そう、とっても、ズーパーでしょ

ああ、私の心も、ドイツ人化してる瞬間。

ドイツ人の写真好き

2005-02-02 23:04:43 | ドイツのこと
上の娘の机には、写真立てがずらりと並んでます。
ときどき、写真を入替えて楽しんでいるんだけど、
今度は、大きなサイズの写真立てを買いたいそう。

クリスマス前から、ドイツのお友達や知り合いから、
クリスマスカードをたくさん送ってもらったんだけど、
たいてい、家族写真、それも引き伸ばした写真が同封されてました。

ドイツ人のお宅に遊びに行くと、
写真を飾るのが好きなことはよく分かってたけど、
自分達の写真を送りつけるのも好きだとは知りませんでした。

子どもの写真ならともかく、
おじさん、おばさんが2人で写ってる写真を送ってくるのって、
一応、近況報告なんでしょうか。
日本人の感覚では、相手が写ってるわけでもない写真を送るのは、
あまりしないように思うんですが。

でも、こうして友情を確かめ合うのも、うれしいもの。
今度は、私達家族4人の写真を送ろうと思ってます。

中休みのカカオ

2005-01-16 15:14:25 | ドイツのこと
資源のことについて考えていて、
ドイツのことを思い出しました。

子どもたちの通っていた学校では、給食はない代わり、
中休みには、軽食をとります。
ほとんどの子どもが、カカオ(甘~いココア)を
学校に注文していて、それを飲みます。
お当番の子どもが、事務室から、びん入りのカカオを
教室に運びます。
注文できるのは、牛乳ではなくて、カカオ。
カカオっていうのが、ドイツっぽいと思います。
大人も子どもも甘党。
街を歩けば、歯医者さんはいたる所にあって、
ドイツ人は虫歯も多いみたい。(脱線ですね…)

今、通っている学校の給食の牛乳は、紙パック入り。
毎日、ストローでちゅーーーっと飲んでます。
紙パックはリサイクルされるかもしれないけど、
ストローとその包装セロファンは、焼却処分かな。
毎日、毎日、ストローのごみ。
今は、どの学校も、紙パックなんでしょうか。

今度、給食参観日に、先生に尋ねてみましょう。
何でも、ひとりひとりの声から。