リボルノとのAWAYゲームは、CLのアヤックス戦に備え、中盤以下をターンオー
バー。結果は当然のように、引き分けに終わった。
この試合についてはともかく、フィオレンティーナ戦、ユベントス戦の連敗を踏まえて、
インテル建て直しのためのフォーメーションを考えてみた。
まずGKは不動のジュリオ・セーザルしかあり得ない。すっかり控えのトルドは、この
リボルノ戦、久しぶりにリーグ戦で先発したけど。
最終ラインはやはり4バックを崩せない。
最近のゲームでは、右からサネッティ、コルドバ、サムエル、ブルディッソ(もしくは
ファバッリ)。しかし、連敗したゲームは、ともに2失点で、ここのテコ入れは急務
だろう。
一番気になるのは、CBに入った時のコルドバ。1対1にちょっと脆いと思わせる場
面がある。
身体が小さい分、ポジショニングとスピードで、相手FWより先にボールに触れる
というのが持ち味だ。しかし、フィオ、ユーベと続いた試合を見たら、レベルの高い
FWに対してはちょっと厳しいというのを痛感する。コルドバが苦し紛れの危険なタッ
クルをするのを何度か見た。
また、右SBサネッティも、守備での貢献が少ないように感じるのは気のせいか。
ドリブルで前へ出て行く時の、あの速さは衰えを見せないけど、守備の粘りが足り
ないのが残念。あっさりと相手選手にかわされ、中に入られたりする。
守備を意識させるというより、こうなれば、サネッティを中盤で使うほうがいいのでは。
ということで変更案は、右サイドにコルドバを入れ、センターでサムエルと組むのは、
ブルディッソを押したい。
CBには、ほかにマテラッツィ、ミハイロビッチが候補にいるけど、この2人はなにせ
気性が荒くカードも多い。また、致命的なミスを犯すこともある2人だ。
対して、ブルディッソは経験でこの2人に劣るけど、能力は高い。最近、起用される
左SBは本職じゃない。
その空いた左SBには、ウォメが役割を十分、果たしてくれる。
ということで、最終ラインの再建案は、右からコルドバ、ブルディッソ、サムエル、ウォ
メの4人。
さて、次は中盤について。一番底の位置に、カンビアッソ。これは不動。今シーズン
ここまでのチームMVPだろう。
次に、さっき、DFのメンバーから外したサネッティを使ってみたい。もちろん、右サ
イドということになるが、より攻撃参加を多くするため、ひとつ前のサイドハーフとす
る。サネッティは、若い時からサイドハーフをやっていたし、今でも、攻守のバランス
という意味では、ここの位置のスペシャリストだと思う。
そして、さらにベロンとフィーゴのベテランも好調。
ベロンは同じアルゼンチンのカンビアッソと息が合っている。センターで起用して、
とにかくボールに絡んで仕事をして欲しい。
移籍1年目から予想以上に活躍しているフィーゴも外せない。往年のスピード感あ
るドリブルはなくなったけど、それでもフェイントや意表をつくパスは見事。
体の大きな相手でも、簡単には潰されないところは、ほんとにすごいと思う。
サイドに張って1対1の勝負を仕掛けるより、もっとFWと近い位置でプレーするほう
が今のフィーゴには合っている。だから、トップ下で自由に動き回れるポジションを
与えたい。
さて、これで中盤は4人挙げたけど、この再建案では、中盤を5人としたい。
残りは左サイドだ。ここには純粋に攻撃力に優れた選手を置きたい。今、各国リーグ
で首位を走るチームはこのサイドアタッカーが非常に効いている。
候補は、レコバ、キリ・ゴンザレス、ソラーリ、場合によってはマルティンスもできる。
その中では、今の悪い流れを変える意味では、レコバを起用することが、最も大きな
インパクトを期待できると思う。
途中出場が多いけど、キックの精度は今シーズンも全く落ちていないし、やはり相手
に与える脅威が、ぜんぜん違うと思う。
たまに、ひとりよがりなプレーに走るのが難ありだけど、今はそうも言ってられないチ
ーム状況だ。
これで中盤は5人で決定。センターにカンビアッソとベロン、右にサネッティ、左にレコ
バ。中央、攻撃的な位置にフィーゴだ。
さて、残りは前線、1トップということになる。
今の調子では、アドリアーノを外すという選択肢もありだと思う。しかし、2トップでは
なく、明確にFWが1人、アドリアーノだけというシチュエーションを作れば、常に前線
に張って、DFと1対1の勝負ができていいんじゃないかな。
最近のアドリアーノは、とにかく動きが中途半端な印象。1トップだと自分がボールキ
ープすれば、基本的に勝負してゴールを狙えばいい。
1トップといっても、中盤にこれだけドリブルとボールキープ力のある選手がいるし、
ポストプレーを意識せず、ゴールを狙う仕事に専念させる。
ということで、やはりというか、FWはアドリアーノ。これでもダメだったら、本気で代わ
る選手を考えなくては。来シーズン以降含めて。
では、最後にこんなインテルにすればいい!ということでフォーメーション表を書いて
終わろう。
アドリアーノ
フィーゴ
レコバ サネッティ
ベロン カンビアッソ
ウォメ コルドバ
サムエル ブルディッソ
ジュリオ・セーザル
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