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スカパーで、サッカー見た?

ヨーロッパサッカー大好き!スカパーでTV観戦した感想、特にこれから要注目の選手をピックアップします。

『リ-グアン』ランスvsリヨン

2006-02-12 16:41:00 | サッカー『リーグアン』
リーグアンで首位を突き進む、リヨンの試合をTV観戦。
後半に1点を先制された後、FWを4人ぐらい並べて、なりふり構わない攻撃的戦
術に出た結果、ロスタイムにヴィルトールが劇的な同点シュートでなんとか追いつ
いた。

試合を通しての感想は、CLの予選リーグを戦っている頃の絶対的な強さがなくな
っているな、ということ。
終始、ランスに押されていて、調子が上がってないのがありありと分かる。ランスの
選手のボール回しのうまさに苦しんだ。
次のCLで戦うPSVとランスでは、少し違うスタイルだけど、もっとリヨンの選手はコ
ンディションを上げないと厳しい。
欧州3大リーグ以外のリーグ(国)のチームでも、CLの決勝戦まで行けるというとこ
ろを、今年のリヨンにはぜひ見せて欲しいな。

この試合で、ロスタイムまで王者リヨンをリードしていたランスは、おもしろいサッカー
をする。攻撃時の迫力が魅力だ。
現在、得点ランク2位のクザン(ガボン代表)は、ゴールはなかったけど、いかにも
当たりに強そうで、相手DFは、90分ずっと警戒していないとやられてしまう。

また、ゴールを挙げたジュシェ(ブラジル)はこの試合で一番輝いていた。セカンドス
トライカーという感じで、とにかくボールタッチが多く、攻撃に絡む回数が多い。
ゴールになったシュートも、狙いすました絶妙のキックだった。
そして、まだ、ここに本来のレギュラーFW、コートジボワール代表ディンダーヌもいる
から、攻撃陣はかなり揃っている。

ランスのサッカーはブラジルとアフリカの選手を中心にして、テクニックと身体能力を
武器にどんどん前へ出て行く。
これぞ、典型的なリーグアンのサッカースタイル。だから、おもしろい。


『リーグアン』リヨンvsリール

2005-12-17 16:47:15 | サッカー『リーグアン』

昨シーズン2位のリールが、AWAYで3点を取り、王者リヨンに圧勝。

ついに今シーズン初黒星がついたリヨン。
カリューがGKシルバに倒されたように見えたが、逆にシミュレーションを取られたり、
FKから、いったんはヴィルトールがゴールしたのに、不可解なオフサイドを取られる
など、運がなかった。

まあ、いくら強いチームでも、こういう試合をいくつかはするだろうし、それが、今年の
最終戦に起きて、切り替えが効くという意味では、いいタイミングかな。

勝ったリールは試合終了まで、チーム全体のスピードが落ちなかった。
センターハーフのマクンあたりから、カウンターで一気に相手ゴールを襲う攻撃が
機能していた。

HOMEリヨンとしては前半で先制されたため、後半開始からカリュー、ヴィルトール
のFWを同時投入。その関係で、縦に急ぐサッカーになってしまった。

カウンター得意なリールにとっては、相手が前へ出てくるところを、一度カットしてし
まえば、逆に攻めに転じやすいわけだ。
ということは、AWAYだったのが幸いしたと言える。

この試合、リールの選手で、光っていたのは先制ゴールのオデムウィンギ
前線で動き回って、リヨンの最終ラインの裏を何度も狙っていた。そして、貴重な
先制ゴールをゲット。リヨンCBクリスから少し離れた後、一気に飛び出す動きで、
オフサイドにかからず、シュートを決めた。
この飛び出しは速いし、絶妙だった。 

今シーズンはコンスタントに出場し、リーグアンで5ゴールしているオデムウィンギ
年齢も24歳で、来年はビッグクラブへ移籍というのも視野に入っているはず。

もう一人、アチモヴィッチも勝利への貢献度大。
長身を活かして、カサッパ、クリスの両CBと1対1で、全然競り負けない。リヨンと
しては、相当、手を焼いていた。
もちろんリールのカウンターサッカーでは、ポストプレーはあまり望まれないけれど、
アチモヴィッチは本来MFで、スピードとテクニックも申し分ない。

面白いのはこの2人とも、後半30分までにピッチを後にしていたこと。
この時間帯では、まだ1点差だったのに、もう2人とも交代していた。

やはり、スピードの追及なのか?
スタミナが落ちたら、それまでいくら調子が良い選手でも、使い続けると危ない判断。
そして、元気の良い選手を投入し、同じ戦術を貫く。

あくまでチームとして、速攻・カウンターを追及する監督、ピュエルは智将と言っていい。
昨シーズンリーグ2位という成績も立派だし、今年のCLではユナイテッドにも勝った。

これぐらいはっきりとチーム戦術を打ち出し、それを遂行する選手たち。リールは見て
いて気持ちのいいチームだ。


『リーグアン』ルマンvsオセール

2005-11-26 11:45:41 | サッカー『リーグアン』
今週末は3日連続で日本人選手の試合を取り挙げよう。
ますば、めずらしく金曜開催となったリーグアンか
ら、松井大輔のルマンとオセールの試合。

前節は残り数分しか起用されなかった松井だけど、
この日は先発ということで期待した。

前半、いつもの左サイドでいいタメを作っていたと
思うけど、ルマンのチーム全体のパフォーマンスが
低く、ボールに絡む回数は少なかった。
後半、2点目を入れられてからはだいぶ攻撃的にな
り、松井も2本フリーのシュートがあったがを決め
られなかった。

松井は終盤、ほとんどセンターフォワードの位置で
プレーしていた。
これはチームの指示だと思うけど、がーっと攻めに
行きたい時こそ、松井には中盤のフリーなスペース
にポジションをとってパスを供給して欲しかったなあ。

やっぱり松井にはゴールを決めるよりも、あのサンガ
時代に何度も見せたセンスあふれるプレーで、チャ
ンスを演出して欲しい。

松井は体も強いし、イタリア、スペイン、イングラ
ンドでもやっていける力はあると思う。どんどん目
立っていかないと、次にステップアップできないよ。


『リーグアン』トゥールーズvsリヨン

2005-11-06 12:39:52 | サッカー『リーグアン』

リーグアンもCLも磐石のリヨン。この試合もAWAYで0-1の勝利。
開始早々の前半9分に、ゴブが得点したが、結局、その1点に止まった。
AWAYであまり早い時間に先制すると、最初から守備意識が強く働いて、後々、
追いつかれるというパターンになりがちだが、リヨンには当てはまらない。

確かにこの試合、連戦の疲れからか、全体の運動量はいつもより少なく見えた。
それでも、CBクリスとカサッパは鉄壁だし、また、右SBレベイエールも代表入りし
ているだけのディフェンス能力を見せていた。

しかし、このリヨンの堅守を支えるのは、何と言っても、GKクペ
もちろん、フランス代表レギュラーで、その信頼はめちゃくちゃ厚い!

キーパーは派手なセーブをした時に、絶賛されるがちで、そういう場面が少ない(
無難にキャッチするとか)と、評価されにくい。
だからキーパーのテクニック(能力)ってどこで比較されるのか、分かりくい。

でも、このクペの能力の高さは、試合ではっきり見られる。
それは、自分の頭より上に来たボールも手のひらだけで、キャッチするところ。

ゴールエリア外から飛んでくるミドルシュートなんかは、並みのキーパーであれば、
とりあえずパンチングで弾き返す、もしくはフィスティングでコーナに逃れたりする。
安全を優先して。

この試合でも、手のひらでのキャッチシーンがあったけど、クペのキャッチング技
術はすばらしい。自信をもって、ボールキャッチするので、すぐ味方にボールを
渡すことができる。これが、速攻につながるわけだ。

また、グラウンダーの場合は、ボールがイレギュラーして弾かないように、うつぶ
せに寝るぐらい体を低くし、胸で抱えるように大事にキャッチする。このシーンも
この試合で何度かあったな。

基本的な技術を完璧にこなし、もちろんビッグセーブも見せるクペは、ヨーロッパ
制覇を目指すリヨン、そしてW杯優勝が使命のフランス代表にとって、絶対欠かせ
ない不動の守護神である。


『リーグアン』ボルドーvsリヨン

2005-09-18 21:42:40 | サッカー『リーグアン』

CLでレアルに快勝したリヨンだけど、明らかにこの試合は、気が抜けたという
印象。何度かあったハンドを、審判が見逃してくれたりで、引き分けに終わった
のは、ほんとにラッキーだった。

この試合でMOMを選出するとすれば、もちろんボルドーから。その中でも、
アントニオ・マヴバを候補にあげたい。
マヴバはとにかく運動量が豊富なことで知られている。この試合でも、守備的MFの
位置から前線に上がったかと思えば、ジュニーニョあたりを追いかけ回し、潰し役としても機能していた。

特に攻撃になると、マヴバ→デニウソンというパス供給が非常に目立った。
そのおかげで、デニウソンもボールタッチが非常に多く、得意のドリブルで相手と
勝負できるチャンスが多く見られた。デニウソンもやりやすかっただろう。

この試合で、どれほどマヴバが良かったかを表現するのに、リヨンのディアッラと
比較すると、分かりやすいのかな。
ディアッラも同タイプのセンターミッドフィルダー。しかしこの試合ではあまり目立た
なかった。デニウソンを止めれたとは言いがたい出来だった。

ただ、マヴバに物足りない点は、ミドルパスが少ないこと。相手からボールを奪う
と、自分でドリブルするか、ショートパスで味方につなぐことのどちらかに限られる。
展開力がもう少し欲しいな。
確かにドリブルは早くて、かなり上手いんだけどね。

マヴバはフランス代表なのに、イマイチ知られてないなんだなあ。でも、年齢を考え
ても、来年はビッグクラブに移籍する可能性大。
移籍したエッシェンをはじめ、アフリカ人選手を中心に運動量豊富なMFが、次々
現れるリーグアン。
その中でも、ひとつ抜けているのがこのフランス人、マヴバだと思うな。


『リーグアン』 アジャクシオvsルマン

2005-08-21 17:49:48 | サッカー『リーグアン』

今日は松井大輔の試合を見たけど、いやー、見るべきはオランダだったね。デビュー戦、2点の平山にはサプライズです。でも、あんまりプレースタイル的には好きなタイプじゃないんだよね。なので、あまり取り上げることはないかも。

さて、リーグアン。ルマンの4戦目だけど、今日の松井は完璧に抑えられたな。対峙するアジャクシオの右サイドバック、ジャビが良かった。

松井のゴール前での切り返しも難なく対応していたし、サイドを上がるドリブルもゴールチャンスを作ってた。松井が交代してから、ルマンの左は、リュコになったけど、松井以上に精彩を欠いた。前を向いて突破できなかったのも、ジャビに歯が立たなかったからだ。

それにしても、リーグアンはピッチが小さいのかと思うほど、すぐにお互いのゴール前に行くよなー。セリエAなんかの2倍はシュートシーンがあるんじゃないかな。スペインよりもずっと多いと思う。こんなサッカースタイルだから、ジダンもアンリもシセも想像力が増えるんだなあと、感心したね。やっぱり要注目のフランスサッカーです。

ところで、ルマンのアウェーユニの、胸ロゴ「LOUE」って書いて、にわとりの絵のスポンサーってなんだろ?結構、気になったす。