さて、スカサカ見た?ブログ恒例の月間ヨーロッパ最優秀選手(MOM=マン・オブ・
ザ・マンスリー)を選出しよう。
W杯も近いということで、4月にググっと調子を上げてきた代表選手を選ぶことにし
よう。
4月のMOMは、、、アーセナルMF、ジウベウト・シウバに決定!!
前月はアンリを選んだので、2ヶ月続けて、好調アーセナルからの選出となった。
アンリが攻撃の要なら、このジウベウト・シウバは、守備の要として若いアーセナル
の選手たちを引っ張っている。
今シーズン、ビエラがいなくなった穴を埋め、中盤の底の位置で相手の攻撃の出所を、
しっかり潰す役目を果たしている。
CLの無失点記録が続いているアーセナルにとって、この選手の貢献は図りしれ
ない。
ジウベウト・シウバは、2002年W杯でのプレーを評価され、その年にアーセナルに
移籍した。
でも、それ以降は今ひとつ活躍できず、バックアッパー的な使われ方もしていたけ
ど、今シーズン、まさにW杯イヤーになって再び存在をアピールしてきた。
ビエラほどの身体の強さはないけど、ダイナミックな動きでドリブルとか攻撃にも迫
力がある。
ビエラや同じブラジル代表のボランチ、エメルソンがするようなキレてしまうプレーも
ないので、ある意味、ブラジル人らしくないところも特徴だ。
代表であまり目立たないけど、間違いなくワールドクラスの選手で、W杯でもスタメ
ンで出ても不思議じゃない。
豪快なシュートなんかも決めて、さらにビッグネームになる予感もする。この選手は、
今、非常に注目すべき選手だ。
さて、もうひとつの賞は若手選手を中心に、これから大ブレイクしそうな選手を選ぶ、
“MOMの種(たね)”。
4月のMOMの種は、バルセロナMF、イニエスタに決定!
昨シーズンから毎試合のように後半になったら使われる選手として、貴重な戦力とな
ったイニエスタ。
それが、今シーズンの後半あたりからは、ついに先発出場する機会も多くなり、
また、今までの攻撃的なポジションでの起用だけでなく、中盤の深い位置で、守備を
任せられることも増えてきた。
イニエスタは、まだ21歳だけど、着実に出場時間も長くなり成長を感じる。
パス&ゴーの動き出し、味方との連携とかがすごくいいし、すでにバルサのサッカー
を表現するのに欠かせない選手だ。
一番いいのは、動きに迷いがないところ。
パスが来そうだったら思い切って縦に走る。自分がボールを持ったら勝負する。
守備で言えば、相手に突破されそうでも、とにかく付いて行って攻撃を止める。
途中出場が多かったという経験で、ベンチの指示に従ってプレーするのに慣れてい
るのかもしれないけど、自分のやるべきことを、ピッチで素直にプレーしているなと
思う。
バルサのリーガ2連覇に貢献し、ついにスペイン代表にも選ばれ、W杯にもおそら
く行けるだろう。
ラウルやシャビ、プジョルのような、スペインの顔と呼べる選手になる可能性の高い
イニエスタ。この選手のブレイクした年は、2006年ということになりそうだ。
ということで、4月の“MOM”は、ジウベウト・シウバ、“種”がイニエスタに決定。
そして、この2人の対決はCL決勝で見られる!
選手(MOM=マン・オブ・ザ・マンスリー)を選出しよう。
3月のMOMは、、、アンリに決定!!
つい2、3ケ月前までのアーセナルは、崩壊寸前とまで言われていた。
しかし、この3月あたりを境に、プレミアもチャンピオンズリーグのどちらも結果を
出し、一気に上昇してきた。
そのアーセナルで、大事なところでゴールを挙げたのがアンリ。彼が躍進の一番
の立役者であることは間違いない。
最近のアンリのプレーは少し変わったと思う。
以前は速いドリブルが特徴だったけど、今は味方を活かす、くさびのパスも目立つ
し、自分で突破するだけのFWじゃなくなった。
また、むずかしい体勢でもシュートを決める技術がすばらしい。
その理由は、キックのコントロールを足首から下だけでできるところじゃないかな。
普通の選手はひざを使って蹴る方向を狙うけど、アンリの場合、かかとの角度だけ
で、ゴールのどの位置を狙うかを決めているようだ。
だから体勢が少しぐらい悪くても、足首から下、かかとの角度を微妙にコントロール
して、正確なシュートを放つ。蹴るというより、ゴールの枠内にすっと流し込む感じ。
この技術はバルサにいた頃のリバウドを思い出させる。またロナウジーニョのテク
ニックとは違ったしなやかさがいい。
アーセナルの復活は充分アピールしたので、次は、フランスサッカーを再びチャン
ピオンにする牽引力をアンリには見せてほしい。
さて、いつものとおり、もうひとつの賞、『MOMの種(たね)』を選出しよう。この賞は
これから大ブレイクしそうな選手を取り上げる。
そして、3月のMOMの種は、、、ローマのFW、オカカに決定。
オカカはトッティ、モンテッラの故障により、最近、出場チャンスを得たFW。
若手のアフリカ人FWがセリエAでデビューするのは、他のリーグに比べたら少ない。
フリーなスペースが極端に少ないイタリアのサッカーでは、スピードで突破するタイプ
の多いアフリカ系の選手は苦労する。
しかし、オカカは、スピードを売りにするタイプじゃなく、相手と体を張って、しっかり
ボールキープできる選手。体の強さをうまく活かしているストライカーだ。
シュートの精度はまだこれから上げていかないといけないけど、ポストプレーもしっか
りできそうだし、イタリアのサッカーに充分フィットしている。
最近のセリエでの活躍で代表まで登った、マルティンスやマキンワの例でいくと、この
オカカも一気にブレイクする可能性を秘めているし、その才能はすでに見られる。
きる。
とは言え、実はオカカはイタリア国籍。代表となれば、このW杯後は、ユーロに向け
てイタリアのFW争いに入ってきてもおかしくない。そもそも、監督によっては、ビエリ
はもちろん、インザーギ、デル・ピエロまで外して、若返りを図るかもしれない。
ジラルディーノ、トニは健在だとしても、3番目の選択肢となると、もう名前が上がらな
いイタリアのFWにあって、このナイジェリア系イタリア人のオカカは要注目だ。
ということで、3月はMOMがアンリ、種はオカカを選んでみた。4月はドイツW杯に
向けて誰が調子を上げてくるか、楽しみに見よう。
スカサカ見た?ブログ恒例の月間ヨーロッパ最優秀選手(MOM=マン・オブ・
ザ・マンスリー)を選出しよう。
さて、2006年2月の受賞者は、、、マンシーニに決定!
ローマがセリエA記録の11連勝を達成。その大記録に貢献した選手としては、
トッティ、デ・ロッシ、ペロッタなど何人もいる。
しかし、一番の活躍を見せたのが、左サイドのウイングFWとして、対戦チームに脅
威を与えている、マンシーニだ。
マンシーニの得意なプレーは速いドリブル。これが独特で、他の選手とはちょっと
違う。
普通、ドリブルが速い選手は、ボールを前に運ぶ距離が一つずつ長いことが多
い。この場合、速いけどドリブルしている自分と、ボールとの距離が離れやすい。
しかし、マンシーニはあまり前にボールを蹴らず、ドリブルしながらも常にボールが
足下にある感じ。
だからドリブル突破の後、キーパーと1対1の場面でも、きっちりゴール隅に流し込
む正確なシュートが打てる。
また、前に出たキーパーに対し、ふわっとループシュートでゴール!というシーンも
この連勝中、何度か見た。
ドリブルしながらも、しっかりボールキープしているから、あんなに冷静にシュート
できるんだろう。
ブラジル代表ではこのポジションがロナウジーニョになってしまい、マンシーニの先
発は難しいだろう。これはほんとに残念。
ただ攻撃のリズムを変えたい時には、ぜひ起用したい選手だ。
ブラジル人っぽい、器用で派手なプレーではないけど、とにかく上手くて、速い。
何より正確で決定力がある。
少し伸び悩んでいた感があるけど、ローマの好調に乗って、一気にブレイクした選
手だ。
さて、もうひとつの賞は、これからさらに注目の選手を選ぶ、MOMの種(たね)。
2月のMOMの種は、レアルのシシーニョに決めた!
CLのアーセナル戦は、はっきり言ってやられたという印象。しかし、何回も攻撃を
仕掛けて、どんどん上がっていく、シシーニョのスタイルにインパクトを受けた。
ちょうど前のポジションにはベッカム、さらにはジダン、ロビーニョ、ロナウドがいて
も、彼らだけに攻撃を任せるのでなく、アグレッシブに攻撃参加する姿勢がイイ。
レアルの外国人はどうもよそよそしくプレーしがちだけど、このシシーニョは入った
ばかりなのに、伸び伸びと自分のプレースタイルを貫いている。
ロベルト・カルロスのように、外国籍だけど、長くレアルの中心選手としてプレーする
選手と感じた。
ブラジル代表では、カフーというとてつもなく大きい存在がいる右サイドバック。
その後継者として、ゼ・マリアやベレッチなど、いろんな選手がいたけど、彼らが
“旬”の時には、かならずカフーもベストな状態で、その存在感は揺るがなかった。
しかし、今シーズンは、さすがにカフーも限界が見え始め、怪我で長期離脱してい
る。W杯のある今年、輝いているのがこのシシーニョで、このままセレソンのレギュ
ラーを取る可能性は高い。
プレーだけじゃなく、チームを引っ張っていく資質もカフーの後継者にふさわしい。
今後、大きく育つ可能性を感じたシシーニョを2月のMOMの種としよう。
ということで、2月のMOMとMOMの種は、どちらもブラジル人選手に決定だ。
さて、スカサカ見た?ブログ恒例の月間ヨーロッパ最優秀選手(MOM=マン・オブ・
ザ・マンスリー)を選出しよう。
ちなみに、昨年の受賞者は、9月が、エッシェン、10月が、ドログバ、11月が、トニ、
そして12月は、ランパードが受賞した。
さて、2006年最初、1月の受賞者は、、、エステバン・カンビアッソに決定!
1月のセリエを4勝1分けで乗り切り、首位ユベントスになんとかついて行っている
インテルの好調を支えるのは、間違いなくこのカンビアッソだ。
もともとインテルの中盤、特に守備的MFは、ころころスタメンが変わり、一定して
いなかった。
カンビアッソ以外にも、ベロン、ザネッティ、ピサロ、そしてスタンコビッチもできる。
昨シーズンで言えば、ピサロがいない代わりに、ダービッツ、エムレという実績の
ある選手がいた。
そんな中で、カンビアッソもそれほど目立たず、レギュラーを確実にはしていなかった。
しかし、昨年の12月あたりから、インテルの守備的MFには、ベロンと、カンビアッソ
というのが、完全にファーストチョイスとなり、このコンビが中盤を支えている。
そのカンビアッソが今シーズン少し変わったなと思うのは、前にもここで紹介したけど、
闘争心がすごく前に出てきたこと。
これは、ベロンと組むことが、すごく影響が大きいんだと思わざるを得ない。
今のベロンはインテルに来てから一番コンディションがいいと思う。しかし、そんなベロン
は、実はアルゼンチンに帰りたがってると聞く。ピッチ上では全くそんなことを感じさせ
ないけど。
そういう状況でも高いパフォーマンスを続けるベロンを見て、カンビアッソも刺激を受けて
いるんだろう。プレーを見ても、全盛期のベロンのように、ミドルシュートを狙うことが
多い。実際、得点も5点挙げていて、このポジションの選手としては多い。
そして、守備でも運動量の多さはもちろん、厳しいチェックと、昔から定評のあるカバーリ
ング能力を活かし、インテルの守備を引き締めている。
TVで見てても、相手の選手を追う体勢というのか、守備に回った時に、低い姿勢で懐を
深くして、相手を前に行かせない粘り強さが際立っている。
こんなプレースタイルもベロンとダブってくるなと、すごく感じる。
ということで、今月のヨーロッパ最優秀選手(MOM)はカンビアッソに決定だ。
さて、もうひとつの賞、こちらも毎月発表している、「MOMの種(たね)」。
1月の、MOMの種は、トッテナムホットスパーズFW、ミドに決定。
1年前の冬の移籍でローマから来たこのエジプト人ストライカーは、今シーズン、ようやくブレ
イクし、現在、プレミア9ゴール。
そして、今は、地国で行われるアフリカ選手権でも、エジプト代表としてチームの引っ張って
いる。
身長1メートル88センチの高さでポストプレーと、ヘディングが特徴。それにスピードも十分
あり、不得意なプレーはないマルチなストライカーだと思う。
このミドの最近の活躍で、イングランド代表のデフォーが控えに回って、影が薄くなってしまった。
デフォーのスピードとテクニックも魅力だけど、プレミアの強靭なディフェンスに対しては、ミドの
身体の強さのほうが有効なんだろう。
あとはコンスタントに得点が取れるかどうかだ。
最近のアフリカ人ストライカーは、一時すごい活躍をしても、すぐに調子を落とす選手が多いと
思う。ドログバとエトーに続くゴールゲッターに慣れるか、注目していきたい。
トッテナムは現在、プレミアで4位とCL圏内にいる。アーセナルのほうが下にいる状況だ。この
チャンスをモノにしてCL進出を手に入れるかどうか、これからシビアなゲームが続くと思う。
そこで、ミドがチームの原動力になれば、また次のステップアップも見えてくるだろう。
ということで、スカサカ見た?ブログの、1月のヨーロッパ月間最優秀選手&MOMの種でした。
今日は大晦日ということで、このブログ恒例の月間ヨーロッパ最優秀選手(MOM=
マンスリー・オブ・ザ・イヤー)を選出しよう。
さて、12月の受賞者は、、、フランク・ランパードに決定!
12月といえば、バロンドール&FIFA最優秀選手が発表される月。今年は前評判
通り、ロナウジーニョがダブル受賞となった。
そして、その両方とも次点だったのが、このランパードだ。
ランパードは、チェルシーがまだ、アブラモビッチの傘下に収まる前からの主力選
手で、他国籍集団となった今のチェルシーでも、攻守の核となる選手。
ピッチ上の存在感は、とてつもなく大きい。イタリアでいえば、ミランのマルディーニ
と並ぶ、クラブと国を代表する偉大な選手と言える。
そんなランパードでも、ロナウジーニョのあのインパクトの前には、少し影に隠れて
しまって、残念ながら次点となった。でも、もともと、個人の成績(得点王とか)だけに
囚われない選出をしてきた両賞だけに、ランパードが受賞しても、誰も異論を唱え
なかったんじゃないかな。
特に、FIFAのほうは、世界中の監督が投票するので、いろんな見方があって、意見
が分かれるかと思ったけど。
攻守に幅広く動き回り、そして強く頼もしい選手。監督であれば、ロナウジーニョと
ランパードのどちらが欲しいかと問われると、きっとランパードのほうが得票を集める
と思う。
そんなランパードについて残念なニュースは、先日、プレミア連続出場記録が164試
合で止まったこと。2001年10月からというから、4年以上前だ。
2001年といえば、日韓W杯の1年前。日本のサッカーの出来事で言えば、稲本が
ガンバからアーセナルに移籍した年。
そんな風に考えると、この歳月の長さが分かる。そんな長い間、全試合に出場してき
たのだから、驚異的としか言いようがない。
ウイルスによる体調不良が欠場理由だったけど、チームの公式HPによると、もう昨
日から練習に参加し、今日(31日)のバーミンガム戦には出場できると言う。
これにはさらに驚いた。決して、今まで記録を伸ばすために出場していたのではなく、
チームが勝つために必要だから、毎試合出ていたということ。
普通だったら、もう記録を意識しなくてよくなったのだから、代わりの選手もいるし、
チームも磐石の状況だし、もう少し休もうとなるはずだ。
もし、今日のゲーム、ランパードがスタメンだったら、ランパード本人、そして、チェル
シーというチームのすごさ、勝利を求める厳しさを、改めて実感することになるだろう。
というわけで、12月に特に大活躍したということではないけど、今年の両賞が次点だ
ったこと、そして、足掛け5年に渡って連続出場を伸ばしてきたことに敬意を表し、
ランパードを今月のヨーロッパ最優秀選手(MOM)としよう。
さて、ランパードでだいぶ長くなったので、もうひとつの賞は少し短めにいこう。
こちらも毎月発表している、「MOMの種(たね)」。
12月の、MOMの種は、リバプールDF、ジェイミー・キャラガーに決定。
リバプールの12月は、CLでチェルシー戦があり、そして真ん中には、日本に遠
征し、プレミアは年末の過密日程と、超超ハードスケジュール。
その中で、プレミアでは連勝を続け、チームは絶好調。
相変わらず、FWはワールドクラスの選手たちを固定せず、スタメンを入れ替えなが
ら起用。しかし、中盤以下、守備陣はだいたい固定のメンバー。
その中で、光っていたのが、最終ラインで絶対的な守備を見せたキャラガー。
日本での試合なんか見ても、ほんとによく声を出し、味方選手に指示を送り、また、
得意の対人プレーの強さも見せてくれた。
コンビを組むのが、大ベテランのヒーピアなので、どっちかというと、このベテランが
ディフェンス陣を引っ張っているように思うけど、完全にその役目はキャラガーに
移っているようだ。
サンパウロとの決勝戦で点を取られるまで、無失点記録が続いていたぐらい、
守備の強さが際立っているリバプールは、ハイレベルな守備を形成している。
その中心がこのキャラガー。この選手を見てると、たまにCBでなく、サイドバックか
と思ってしまうことがある。状況によっては、けっこうボールを持って上がってくるし、
背は1m88cmのようだけど、高さで勝つタイプではなく、対人プレーではかなり粘っ
こい守備をする。カンナバーロを彷彿させる選手だ。
イングランド代表では、強靭な身体を持つ、テリー、ファーディナンド、キャンベルとい
うレギュラー候補がたくさんいる中でスタメンは厳しいけど、層の薄い右サイドバック
あたりで使っても、期待以上の仕事をしてくれると思う。
ということで、スカサカ見たブログの、12月のヨーロッパ月間最優秀選手でした。
さて、この「スカサカ見た?」ブログ恒例のヨーロッパ月間最優秀選手(マン・
オブ・ザ・マンスリー)を発表しよう。
さて、11月の受賞者は、、、 ルカ・トニ に決定!!
これはもう文句なし。
フィオレンティーナ、そしてイタリア代表でも得点を積み重ねて、今や、ワールド
クラスのストライカーになった。
トニは昨年までパレルモ、その前はブレシアなど、プロビンチアのチームを
転々としてきたけど、どのチームでもレギュラーを取り、経験を重ねた。
その経験が実って(遅咲きだけど)、どんな形でもゴールを決めるという
得点力を身に付けたのだろう。
アンリやエトーのようなしなやかさでもなく、イブラヒモビッチやファンニステル
みたいな派手さもないけど、泥臭く、力強く、シュートを枠に決める能力は
トニ独特のもの。
このまま、シュフチェンコ、トレセゲ、イブラヒモビッチらを振り切って、セリエA
得点王になればホントすごいこと。
まあ、その実現性はかなり高いけど。
さて、もうひとつの賞、MOMではないけど、今後、活躍が期待される選手に
贈る、MOMの種(たね)を発表しよう。
11月のMOMの種は、ルイス・ガルシア!
ちなみに、“ルイス・ガルシア”という選手はいっぱいいるけど、もちろん、
リバプール&スペイン代表の、ルイス・ガルシアのこと。
代表ではあまり出場機会がなかったけど、プレーオフ第1戦で先発起用され、
ハットトリックを達成!(さらにオウンゴールもGETしたが)
昨シーズンのリバプールでの活躍をみても、もっと代表経験があっておかしく
ない選手だけど、今までの評価は低かった。
しかし、この大事な大事なゲームで起用され、大仕事を果たした。
こういう数少ないチャンスを活かすかどうかで、これから先の代表での位置
付けが全然変わってくるし、このハットトリックは、ルイス・ガルシアにとって
大きな起点となる。
スペインは若年層のレベルが非常に高いので、ユース年代から即、フル代表の
レギュラーってゆうのが珍しくなかったりする。
だから、若い時にチャンスを逃すと、代表はどんどん遠ざかっていくもの。
ルイス・ガルシアと同じ、78年生まれのプジョルなんかは、代表では何年も
レギュラーでやってるベテラン。ラウルとも1歳しか違わないし。
この2人に比べたら、ずいぶん遠回りしたルイス・ガルシアだけど、来年のW杯
には、ピークの状態で挑める。ようやく運が巡ってきた。
攻撃的ポジションは左右MF、FWどこでもこなせるスペシャリストが、低迷の続く
しているスペイン代表に、活気をもたらす!
ということで、11月のMOM&種は、遅咲きのこの2人で決定だ。
マンスリー)を決定しよう。(ちなみに9月は、チェルシーのエッシェンを選出。)
さて、10月のMOMは、、、、
チェルシーの ドログバ に決定


10月の得点数はCLも含め「4」で、それほど多いわけではないけど、結果として、
コートジボワールをW杯初出場に導き(代表ではキャプテン)、チェルシーでも、
早くも独走体勢に持って行った原動力となった。
特にチェルシーでは、開幕数試合は本調子ではなく、帰ってきた(?)ライバル
クレスポとのスタメン争いは、イーブンかなと見られた。
しかし、9月の終わりと10月の初めに行われた、リバプールとの連戦あたりから、
ファーストチョイスは完全にドログバとなった。
アフリカンだけど、身体能力だけで勝負するタイプでない。確かに身体能力はすば
らしいけど、ヘディングが強いといったパワープレーでなく、ボールを受けたらその
ままシュートまで持っていく、しなやかさが見ていて鮮やか。
陸上競技の選手のような締まった体で、強さと柔軟性を持っている。
間違いなく、これから得点を重ねて行くだろうし、2年連続の得点王の可能性も大。
さて、先月同様、これから大ブレイクしそうな選手を選ぶ「MOMの種(たね)」を
発表しよう。
10月の「MOMの種(たね)」は、ハンブルガーSVの、ファン・デル・ファールトに
決定。
ファン・デル・ファールトといえば、やはりW杯出場を決めた、チェコ戦のゴールが
印象に残る。さらに、今シーズン移籍したハンブルガーSVでも得点を重ね、チームは現在3位につける躍進を遂げた。
オランダのたくさんの若手の中でも、もっとも期待されながら、昨シーズンの不調で
アヤックスを放出された。新天地は、ブンデスリーガの中位チーム、ハンブルガー
SVということで、これ以上、成長するのか、懐疑的な気がした。
しかし、開幕から好調で、オランダ代表でもレギュラーとして復活を遂げた(ちなみに
この前の代表戦では10番を付けていた)。
現在、22歳だが、これぐらいの年齢で一度、不調に陥ると、そのまま埋もれてしまう
選手も多いのに、またさらに成長したのはすごいことだと思う。
ただ、リーガの試合で3試合出場停止をくらって、10月は前半しか働いていないの
は残念。
この選手は、ゲームメーカーとして中盤を構成し、かつ自分で点も取れる。
最近、注目を浴びることが少なくなった、いわゆるトップ下のポジションを得意とす
る、ファン・デル・ファールトは、来年のW杯でさらに名を上げ、今度は本当にビッグ
クラブに移籍するのでないかな。去年のユーロでロッベンがブレイクしたように。
ということで、10月のMOMと、種(たね)でした。
9月も終わりということで、今日はこの「スカサカ見た?」ブログが選ぶ9月の
MOM(マン・オブ・ザ・マンスリー)を決定しよう。
さて、今月のMOMは、、、、
チェルシーの エッシェン !!
に決定
昨シーズン、プレミアを制したチェルシーの、今年の補強ははっきりしていた。
昨シーズン最も機能したのは、やはり中盤のディフェンシブなポジションの
2人、マケレレ&ランパード。このポジションでボールを奪取、そして速い攻撃に
結びつける。
そして、この04-05シーズンの発展形として、さらにセンターハーフを獲得し、
相手の中盤に一瞬のすきも与えないことを志向した。
だから、エッシェンをこの2人とのターンオーバー用でなく、同列に並べて機能さ
せたかった。
この辺が、目指すサッカーに合った選手を、貪欲に獲得する、チェルシーの
すごいところ。
同じ新加入のショーン=ライト・フィリップスもそう。速い攻撃に不可欠な人材だ。
ところで、エッシェンの優れたところは、何と言っても、運動量豊富なところ。
先発すれば、最後までタフに戦い抜くし、また、試合中でも監督のオーダー
どおりのポジショニングと、プレーを見せてくれる。
仮に、エッシェンが加入していなかった場合、グジョンセンやジェレミが、その
ポジションをやってたはず。
確かに2人ともいい選手だけど、グジョンセンは守備、ジェレミは攻撃で、もの
足りないし、また調子の波もある。
ということは、開幕7連勝はあり得なかっただろう。
ただ、チームに入って2ヶ月たってないことを考えても、まだ本調子ではないと
思う。特に攻撃参加の点で、もっと本領を発揮する時期がくるだろう。
それでも既に、チェルシーが目指すサッカーをするためには、代えのきかない
選手になったことは確かだ。
チェルシー開幕7連勝の原動力、エッシェンに、MOMを贈ります!
さて、もうひとつの賞は、今シーズンのブレイクを予感させる選手に贈りたい。
名づけて、「MOMの種(たね)」。
9月のMOMの種は、同じくプレミアから。リバプールのクラウチにあげよう。
身長2.1mの高さは、異次元の世界。
タイミングがぴたっと合えば、楽にヘディングシュートができる。この選手がいる
だけで、相手DFは、相当気をつかわないといけない。高さで勝負にならないから、
先にボールが来るポジションに入らないといけない。
リバプールなら、いいクロスが入るから、これからゴールを量産してくる可能性
ありだね。
今までもプレミアにいたから、国内チームの選手は慣れがあるけど、チャン
ピオンズリーグでやる、他の国の強豪は、びっくりするだろう。
わがまま(?)言って出た、チャンピオンズリーグだから、勝って行かないといけ
ないリバプール。クラウチは、連覇するための、まさに大きな刺客だ。
以上、9月のMOM&たね、でした。
みなさんなりのご意見あれば、コメントください。