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スカパーで、サッカー見た?

ヨーロッパサッカー大好き!スカパーでTV観戦した感想、特にこれから要注目の選手をピックアップします。

W杯(7月9日)のMOM!

2006-07-10 08:29:24 | サッカー『2006ワールドカップ』
ついにファイナルを迎えた大会最終日。
決勝のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


○イタリアvsフランス

 MOMは『イタリアDF カンナバーロ』に決定!


この決勝もいつもどおりのパフォーマンスで、玉際の粘り強さが光った。
この大会を通してのNo.1ディフェンダー、カンナバーロは、ディフェ
ンダーでも観客を魅了できることを伝えてくれた。
あのきれいで速いスライディングは、ずっと記憶に残ると思う。

さて、試合内容はPKまでいったのも納得するほど、両チームとも攻撃は
消極的で、思い切りがなかった。
イタリアはトッティを最後まで使っていれば、とは思うけど、交代選手も
結果を残してきたのが、リッピ采配だから仕方ない。

とにかくイタリアが優勝したことは、実力を反映した結果。4―3―3の
フォーメーションでサイドアタックを存分に使い、中盤は選手が入れ
代わりで攻撃参加する戦術は、これぞモダンサッカーというものを示し
てくれた。

負けたフランスについては、これだけピークを過ぎた選手で固めながら
の準優勝は出来過ぎ。若返りを図ることになる、再来年のユーロを楽し
みにしたいし、期待できると思う。

あっという間だったW杯の1ケ月間。
頭と体を少し休めて、また振り返りをしたいと思います。

W杯(7月6日)のMOM&決勝展望

2006-07-09 17:08:33 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会24日目、3位決定戦のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


○ドイツvsポルトガル

 MOMは『ドイツMF シュバインシュタイガー』に決定!


オウンゴールはあったけど、実質、3得点と言ってもいいぐらい、
最高の仕事をしたシュバインシュタイガーが、もちろんMOM。
得点には絡めなかったけど、故障のバラックの代わりに入ったケールも
良かった。運動量が多く、スケールの大きさを感じさせた。

2002年に出場したクローゼやバラックだけでなく、若手が何人も
活躍した今大会のドイツ。その活躍は予想以上だし、大会が進むに
つれて深まっていったチームの結束力が伝わってきた。
自分の国でワールドカップをすることの意義や、効果を改めて感じた。

さて、今夜、いよいよ決勝を迎える。
実力でみても、そして1日インターバルが多いというスタミナ面を考え
ても、イタリアはかなり優位。

試合展開としては、まず、極端なまでに守備を固めてくるのがフランス
ではないかと思う。おそらくアンリひとりを残して、カウンターにのみ
攻撃の糸口を見出すような。
フランスはここまで、ブラジル、ポルトガルと、短いパスをつないでく
るチームを破ってきてるので、イタリアも攻撃パターンは単調になると
危ない。

そういった状態でも、イタリアがフランスの守備をこじ開けて、先に
ゴールを奪えるかがカギとなるだろう。
フランスのペースに付き合って、ゆっくりとしたペースに終始すると、
後半、フランスの一発にやられる可能性がある。

しかし、今大会のイタリアの攻撃は、FWだけでなく、MF、DFも
ゴールを決め、いろんなパターンを持っている。
真ん中が詰まっていたら、中盤の底ピルロから長いパスをサイドの前
線に出す。
また、高いラインを敷いてくるチームには、トッティをくさびにした
ワン・ツーが効果を発揮。MFが裏から飛び出すコンビネーションで
相手を翻弄する。

対してフランスの攻撃はこれといったものがない。イタリアの守備を
考えると、PKゲットや、セットプレー頼みとなる可能性が高い。

どちらも守らせたら、ものすごく強いだけに、先制したチームが勝利を
得ることになりそう。
イタリアが先手を取れば、波に乗って大差がつき、逆にフランスがもしも
先制すれば、イタリアの反撃を必死で守るギリギリの勝負となるのでは。

さて、その先制点に注目しながら、そしてジダンの最後の雄姿を楽しみ
にして、また、暗いニュースがありながら、躍進してきたイタリア選手
の高度なプレーを堪能する、そんな決勝のキックオフはもうすぐだ。

W杯(7月5日)のMOM!

2006-07-06 08:19:33 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会23日目、準決勝第2戦のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


○ポルトガルvsフランス

 MOMは『フランスFW アンリ』に決定!


アンリはこの日、ノーゴール。またシュート数も決して多くない。
エースストライカーとしてはもの足りない結果。
しかし、アンリがチームの勝利に貢献した理由は、前線からの守備。

1トップであるため、チェックに行く範囲も広いが、それを厭わない
プレーで、ポルトガルのパス供給を封じる。ポルトガルは、後方から
でもきれいにパスをつなぐチームだけに、フランスの前線からのチェ
ックは、うっとうしかったに違いない。

こういった守備の意識は、1次リーグのスイス戦や韓国戦では見られ
なかった。その頃は、アンリがただ孤立するシーンばかり目立った。

フランスというチームが置かれているポジション、チーム状態を把握
した上で、守備にも重きを置くことがベストだと、アンリ自身が考え、
プレーを変えてきたのだろう。
これは今シーズン途中苦しんだアーセナルが、最後に巻き返したのと
よく似てる。アーセナルでのアンリが、点を取るだけの選手でない
のは、チャンピオンズリーグでもよくわかった。

さて、これで優勝を争うのは、イタリアとフランスに決まった。
このファイナルの展望は次回の書き込みで。

W杯(7月4日)のMOM!

2006-07-05 08:04:03 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会22日目、準決勝第1戦のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


○ドイツvsイタリア

 MOMは『イタリアMF ピルロ』に決定!


勝ったイタリアと負けたドイツとは、サッカーの質が違う。
中盤から一本のパスで、ゴール前に放り込む単調なドイツ。
対してイタリアはそういった長いパス以外に、きっちり中盤でためたり、
パスをつないだりと、組み立てができる。

その構成の源は中盤の底、ピルロ。
延長戦終了間際のグロッソへのラストパスもすばらしかったけど、
この場面だけじゃなく、試合の最初からピルロは常に目立つ存在だった。

守ってすばやくカウンター、という今までのイタリアのスタイルでは、
ピルロ独特の『ため』は受け入れられないかも知れないけど、今の
イタリアは違う。
前線だけで攻撃するのでなく、中盤やサイドバックからの飛び出しも
積極的だ。だからその時間をつくれる選手が必要。それにはボール
キープ力に優れるピルロが適任だ。

さて、イタリアが優勝に手が届くところまでやって来た。
決勝も2006年版のイタリアサッカーを見せて、頂点を狙って欲しい。

W杯(7月1日)のMOM!

2006-07-02 18:14:10 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会21日目、準々決勝残る2試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


(1)イングランドvsポルトガル

 MOMは『ポルトガルGK リカルド』に決定!


PK戦だけでなく、ゲーム中も適確な飛び出しが目を引いた。
MOMはこのGKリカルドだけど、両チーム通じてリカルド以外に
目立ったプレーヤーがいなかったのが正直なところ。

フィールドプレーヤー、とりわけ攻撃的ポジションの選手に、あまりに
ミスが多かった。
イングランドもポルトガルも本調子でないのは明らかで、両チームとも
本来の美しいサッカーを見せられなかった。

ベスト4進出を決めたポルトガルには、次こそ得点チャンスを最後まで
狙う姿勢を見せて欲しい。具体的には、パウレタの交代時期をもう少し
引っ張っるべき。このエースストライカーへの評価が低すぎると思う。


(2)ブラジルvsフランス

 MOMは『フランスMF ビエラ』に決定!


MOMの理由の前にブラジルの敗因を。
攻撃については、いろいろ批判もあるけど、どんなすごいメンツを並べ
ても点を取れない試合はあるのは仕方ないところ。
だからこのフランス戦のような苦戦は予想の範囲のはずだ。

それより根深い敗因は、守備意識の低さ。緊張感というか、ディフェ
ンス面で1点もやってはいけないという雰囲気がしない。
前のガーナ戦も、危ないシーンを向こうのシュートミスで助けられた。
その辺を修正せず、点を取られても、それ以上に得点できるという過信が
あったと言わざるを得ない。
これからのブラジルは、ディフェンスリーダーを育てることが大きな
課題だろう。

さて、勝ったフランスは中盤の守備でブラジルを圧倒した。
その中心がビエラ。
中盤を支えるだけじゃなく、度々、ディフェンスラインまで下がって、
ロナウドやロナウジーニョをつぶす。ブラジルにしてみれば、今大会、
ここまで高いレベルの守備をするチームとやっていなかったのも大き
かった。後半、何度も試みるブラジル選手のドリブル、パスは、この
ビエラを中心に据えるフランスの守備に、あっさりと抑えられた。

W杯(6月30日)のMOM!

2006-07-01 19:54:42 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会20日目、いよいよ準々決勝が始まった。最初の2試合のマン・
オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


(1)ドイツvsアルゼンチン

 MOMは『ドイツGK レーマン』に決定!


文句なしにレーマンがMOM。このPK戦での活躍は、これまであった
レーマンに対するいろんな批判、評価を一掃するものとなった。

アルゼンチンを破り、ドイツには確かに優勝する雰囲気を感じる。
しかし、そんなチームが負けた相手チームを挑発して、試合後、小競り
合いするだろうか?

ドイツの試合を見てると、ラフプレーが目立つし、ハードにいくという
ことを、勘違いしている若い選手が何人かいる。

W杯王者はもっとプロフェッショナルであるべきだと思う。相手をリス
ペクトし、真摯にプレーする気持ちが、ドイツの若手選手たちに欲しい。


(2)イタリアvsウクライナ

 MOMは『イタリアDF ザンブロッタ』に決定!

1点目は美しいミドル。そして、トニのゴールに結び付くアシストも記録。
ザンブロッタの攻守に貢献するプレーぶりは、ユベントスでも代表でも
全く変わらない。運動量の多さと、体を張った必死のディフェンスで、
チームを牽引する。

イタリアにはガットゥーゾやカンナバーロら、『90分間戦い抜く』と
いう志を持ったプレーヤーが多い。
そこにトッティ、ピルロが繰り出す、技のエッセンスが加えられ、スキが
ほとんど見当たらないイタリア。
今のイタリアは相当強い。

W杯(6月27日)のMOM!

2006-06-28 08:29:58 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会19日目、各ゲームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


(1)ブラジルvsガーナ

 MOMは『ブラジルFW ロナウド』に決定!


明らかにコンディションが上がっているロナウド。
このゲームでは、浅いガーナの最終ラインに対して、あえて下がり目で
プレーしたり、またガーナの最終ライン上にポジショニングして、
DFを誘った後、味方の飛び出しを呼び込むなど、抜群の動きだった。

ロナウジーニョ、アドリアーノ、カカでも及ばない、「ロナウド」と
いう存在感。W杯最多得点者は、やはり偉大だ。


(2)スペインvsフランス

 MOMは『フランスMF リベリ』に決定!


攻守のバランスという点で、両チームやや似通ったフォーメーション。
試合展開、選手起用、交代など実に面白いゲームだった。

MOMはフランス1点目のゴールを挙げたリベリ。
やっとドメネクの期待に応えた。このゴールだけじゃなく、タフな
ゲームで90分よく走ったと思う。顔を見たら分かるけど、この選手は
代表経験は浅いのに、失敗を恐れずどんどん向かっていくファイター。
この試合では、ベテラン選手たちが疲れる終盤を、見事にフォローした。

こんな戦える選手とスター選手が融合したフランスが、好調スペインを
上回った。

W杯(6月26日)のMOM!

2006-06-27 23:47:07 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会18日目、各ゲームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


(1)イタリアvsオーストラリア

 MOMは『イタリアGK ブッフォン』に決定!


落ち着き払ったセービングで、ほんとによく無失点に抑えた。
やはり世界No.1キーパーはブッフォンと感じさせてくれた。これ
だけ存在感のあるGKは他にいない。


(2)スイスvsウクライナ

 MOMは『ウクライナGK ショフコフスキー』に決定!

相手のミスキックもあったけど、PK3本を入れさせなかったのは見事。
GKが安定しているチームはトーナメントではすごく強い。

またウクライナというチーム自体、運がいいなと感じる。
この日のPK勝ちもそう。1次リーグ初戦0-4で負けても突破できた
のは、組み合わせに恵まれたのも要因。
そして何より2位で通過したのに、フランスじゃなくスイスが対戦相手
になったことはラッキーだ。

そして次の相手はイタリア。
だけど、故障と出場停止でCBが手薄だ。今大会、オウンゴールの
1失点しかない堅守イタリアだけど、今ならゴールを奪えるかも?
ウクライナの幸運はどこまで続くのか注目だ。

W杯(6月25日)のMOM!

2006-06-26 08:14:56 | サッカー『2006ワールドカップ』
大会17日目、各ゲームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)は?


(1)イングランドvsエクアドル

 MOMは『イングランドFW ルーニー』に決定!

オーウェンの故障で苦しい布陣のイングランドは、4―5―1を採用。
当然、1トップのルーニーにはゴールを狙うこと、そして前線からの
守備に期待がかかる。

そして、ルーニーはこの責任を見事に果たし、攻守両面で貢献した。
1トップは、ルーニーにとってみれば苦しいけど活躍次第で、ヒーロー
になるチャンスは大きい。
出遅れた男が巻き返しを図ろうと必死だ。


(2)ポルトガルvsオランダ

 MOMは『ポルトガルGK リカルド』に決定!

判断の良い飛び出しと落ち着いたセービングで、オランダにゴールを
許さなかったリカルド。

カードが乱れ飛ぶ激戦の終了を告げるホイッスルが鳴った途端、崩れる
ようにひざまずき、喜びを表したリカルドの姿が印象的だった。
キーパーまでが死力を尽くした戦い。こんなゲームはそうはないだろう。

W杯(6月24日)のMOM!

2006-06-25 19:26:38 | サッカー『2006ワールドカップ』
決勝トーナメントが始まった大会16日目、各ゲームのマン・オブ・ザ・
マッチ(MOM)は?


(1)ドイツvsスウェーデン

 MOMは『ドイツMF バラック』に決定!

ドイツが今大会の中でも最高の内容で、スウェーデンに快勝。
2ゴールのポドルスキーも良かった、クローゼも軽快な動きで相手を
翻弄した。
しかし、すばらしいミドルシュートを何本も打ち、その豪快さがよみ
がえった、バラックをMOMにしよう。
バラックの1次リーグの働きはあまりに物足りなかったので、決勝トー
ナメントに入って、ここまでパフォーマンスを上げてくるとは驚いた。

ドイツは不安だった守備も今のところ安定し、攻撃陣もバラックの復
調で完璧に揃った。
スタジアムの雰囲気といい、最高の状態でアルゼンチンに挑めそう。


(2)アルゼンチンvsメキシコ

 MOMは『アルゼンチンDF ソリン』に決定!

メキシコのチェックがようやく綻びを見せ始めた延長戦で、決勝ゴー
ルを挙げたアルゼンチン。マキシ・ロドリゲスの芸術的なボレーは見事。
そのアシストは、ソリンの左サイドからのロングパスだった。

ソリンは守備のほうでも実によく働き、動きの早いメキシコの選手達を
封じた。

アルゼンチンは1次リーグは好調だった攻撃陣が抑え込まれると、こうい
う難しいゲームになってしまう。

そうした状況で、うまくチームのバランスを保ったのが、キャプテンの
ソリン。
メキシコ戦では、後半30分ぐらいまではメキシコの動きの良さをみて、
守備を意識しあまり攻撃参加しなかった。
その後、メキシコの動きが鈍ってきたのを見極め、自らも積極的に得点
チャンスをうかがった。
アルゼンチンの強さがFWの選手やリケルメら、攻撃陣だけの力でない
ことを証明した試合だった。