積まれたボドゲどうしよう...(´;д;`)

ボードゲームやカードゲームの事をのんびりまったりと書き綴っていければなぁと。

オー・マイ・グーッズ!のご紹介ですよ ̄O ̄)ノ

2016-05-12 21:38:27 | ボードゲーム
お久しぶりです。

ほじゃです。

体調が悪く療養していたこともあり、まったく更新出来てませんでした…orz
ぼちぼち記事を書いていきたいと思いますので気長にお待ちくださいませ<(_ _)>


さて久しぶりの更新で選んだのはオー・マイ・グーッズ!です。

私の過去の記事でも紹介しましたが、スカイアイランドやブルームサービスのデザイナーの
アレクサンダー・プフィシュター氏の作品です。
市場にある資源を元に製品を作ってはそれを元手に建物を増やし勝利点を獲得するというカードのみを使ったゲームですね。
(いわゆる拡大生産タイプというものですね。)

このカードゲームはずっと前にDDTさんで遊んでいた時に他のお客さんの持ち込みでプレイさせて頂きました。
結果は散々でしたがめっちゃ気に入りましたよ。
その時はロイヤルグッズという名前だったのですがどうも限定製品だったのか、テンデイズゲームズさんの所で
入荷していたのですがすでに完売しておりました。(即完売だったらしいです。)
どうしても欲しかったのですが国内流通もほぼなく、オー・マイ・グーッズ!の名前で再販されるはずと
お聞きしてからかなり時間が立ちましたねw

トリックプレイさんのところでも入荷していましたが見つけたときにはもう品切れになっていました…。
思い切ってアメリカのアマゾンで購入した数日後に春のゲームマーケットでホビージャパンさんが日本語版を先行販売する
との情報を…(TmT)ウゥゥ・・・モウハッソウサレテマシタヨ…。


小箱サイズでカードと説明書しか入っていませんが、カードをスリーブに入れると閉まりません。うん、知ってたw


ゲームマーケットには行けませんでしたが何とか手に入れた日本語版も。
カード自体にはほとんど言語依存はなく建物の名前くらいです。
ルール改定もあり日本語版がどうなっているのかが知りたく入手しました。


中身はこんな感じです。まぁカードと説明書だけですw


英語/ドイツ語版にはそれぞれの説明書が入っていました。
日本語版には日本語の説明書のみですね。


プレイヤーに配られる労働者カードですね。両面ありますが男性と女性のイラストだけの違いでお好きな方を使用します。
真ん中にはラウンドに出来る事がアイコンで書かれていてサマリーにもなっています。
1ラウンド=4フェイズになっております。


最初に各プレイヤーに配られる青いカードの炭焼き小屋です。
作られる製品は炭で1個あたり1金で各プレイヤー同じですが、生産に必要な資源がそれぞれ違います。


こちらのカードはアシスタントカードです。建物が増えると人手も増やさないとけないのですが、
このアシスタント中々、意識高い系なのか必要な建物が自分の場にないと雇う事すらできません。
その割に製品を作る能力はそんなに高くないのですwただこれにも勝利点が付いてきますので悩ましいところです。


建物のカードですが、カードで全てを表す事になるので色々な情報がアイコンや数字で書かれています。
・左上のコインの数字はこのカードを建物として建てる際に支払う金額を表しています。
 (この建物だと4金で建てれます。)
・右上の盾の数字は建物として建てた際に得られる勝利点です。
 (この建物を建てると2章利点が得られます。)
・左側真ん中に書かれているアイコンは市場に並べられた時に各プレイヤー共通の資源を表しています。
 (このカードが市場に出ると木の資源が1個となります。)
・中央下には建物の名前が書かれていて、その下にその建物で生産できる製品が書かれており、その製品を
 売ると得られるお金が書かれています。
 (この建物は製材所で生産できる製品は木材になり1個あたり2金になります。)
・その左には初期生産する際に必要な資源が書かれています。
 (木材を生産するのに木が2個と粘度が2個必要になります。)
・右側には初期生産後にさらに追加生産を行うのに必要な資源が書かれています。

まぁ情報量はかなり多いですが、プレイすると案外すんなりと入ってきますね。そんなにややこしくないです。


カードは5種類の色に分かれていてそれぞれ資源を表しています。
緑のカードは木を表していて26枚あり一番多いカードです。
赤のカードは粘度を表していて緑以外のカードは全て17枚づつになります。
黄のカードは穀物を表しています。


白のカードは繊維を表しています。
黒のカードは石を表していますが、建物として建てる際は製品を生産する事が出来ないかわりに特殊効果が得られます。

では、1ラウンドをルールに沿って説明しますね。
ここでのルールは日本語版のルールに基づきます。


ます各プレイヤーはランダムに青い炭焼き小屋を1枚と労働者カード1枚もらいます。
残った炭焼き小屋と労働者カードは使用しませんので直しましょう。

アシスタントカードをプレイ人数に応じて両面ランダムに選んで共通の場の端にでも並べます。
(プレイヤー人数が2/3/4人で4/6/8枚選びます。)

5色のカードをシャッフルし山札とし各プレイヤーは5枚づつ手札とします。
(写真では公開してますが、もちろん非公開です。)

さらに山札から裏向きのまま7枚受け取り炭焼き小屋の上に置きます。(これが最初から持っている製品になります。)

これで準備が終わり、最近精を出して働いたプレイヤーがスタートプレイヤーとなりますw
(お約束ですねww)



フェイズ1は、
①各プレイヤー自分の手札が気に入らなければ全部捨てて山札から引き直す事が出来ます。
②山札から2枚ドローする。(スタートプレイヤーが配ります。)

①はルール改訂の際に追加されたルールですね。てっきり1ラウンド目だけと思っていましたが、毎ラウンドのようですね。
(手札の引き運を緩和する為だと思いますが。)
2枚カードを引けば1フェイズ終了です。
ちなみに手札の上限はありません。



続いてフェイズ2は、
①スタートプレイヤーが山札から共通の場にカードを並べていきます。(市場ディスプレイといいます。)
 ここで確認するのはカード左真ん中の資源のアイコンのみでどこまで並べるかはアイコンの下に描かれた太陽マークが
 2枚出るまでです。ここで自分の建物に必要な資源が出るように祈りましょう!!出なかったら並べたプレイヤーを
 恨みましょうねw これで日の出を表しています。


写真だと繊維が2個、穀物が2個、石が1個出た事になります。


②市場ディスプレイに並べられた資源を見てどの建物に労働者カードを置くか決めます。
 最初は炭焼き小屋しかないので建物を選べませんが、労働者カードを置く際に決めないといけない事があります。
 労働者カードには上下あり左の写真のようにまじめに働くか、右の写真のようにさぼって働くかを決めます。
 まじめに働く場合、初期生産に必要な資源が全て必要ですが生産を2個します。
 さぼって働く場合は初期生産に必要な資源がどれか1個減らすことが出来ますが製品が1個しかできません。


市場ディスプレイに穀物が2個出てますし、手札に木(緑)のカードもありますしここはまじめに働くとします。


③手札から建設したいカードを1枚選んで自分の場に伏せて置くことが出来ます。
 後のフェイズで建設するための予約ですね。ただ手札が減りますので生産との相談にはなりますが。
 ここでは3金で建てられる製粉所を伏せて置く事にします。

これで2フェイズが終わりです。



続いてフェイズ3です。ここから日の入りです。
①もう一度スタートプレイヤーが山札から太陽マークが2枚出るまで並べていきます。
 ここでは3枚で終了してしまいました。(石、粘度、繊維が1個づつ)
 日の出と日の入りを合わせた資源が各プレイヤー共通の資源となります。

これであっという間に3フェイズが終了です。



最終のフェイズ4は生産と建築です。市場ディスプレイに並べられた資源と手札を使用して製品を生産します。
①スタートプレイヤーから順番に、労働者カード(+アシスタント)の置かれた建物で生産します。
 まず、初期生産に必要な資源が市場ディスプレイにあるか確認します。
 揃っていれば生産出来ますのでまじめに働いていれば2枚、さぼっていれば1枚を山札から炭焼き小屋の上に
 裏向きのまま乗せます。(表は見てはいけません。)
 もしなければ手札から該当するカードを捨て札にして生産する事ができます。(資源が揃えば同じように生産します。)
 当然足りない場合は生産できません…。

 この炭焼き小屋の初期生産に必要なのは穀物2個と木が1個です。(まじめに働いています。)
 市場ディスプレイには木がないので手札から木(緑)のカードを1枚捨て札にする事で山札から2枚、
 炭焼き小屋の上に置きます。(炭が2個増えました。)


②初期生産を行う事が出来たら追加生産を行う事ができます。(生産チェーンといいます。)
 右下のアイコンが追加生産に必要な資源ですがここで注意しないといけないのは
 追加生産に必要な資源は市場ディスプレイに並べられた資源が使えません。
 追加生産分の資源は手札または建物の製品でしか生産できないという事になります。
(ただし追加生産は資源があるなら何回でも出来ます。)


この炭焼き小屋の追加生産に必要なのは木ですが、木を生産する建物は存在しませんので手札から補充する事になります。
 さらに補充する場合は捨て札にはならず、補充したカードをそのままその建物の上に置かなければなりません。
 (ここでは木のカードを置くのですが、他のプレイヤーに公開した後に裏向きに置きます。)
 手札のカード1枚で複数の建物に使用する事は出来ません。

 他にも間違えやすいところがあり、初期生産が出来ないと追加生産は出来ないという事。
 追加生産に2個の資源や製品が書かれている場合、そのどちらも同時に置かないといけませんが
 2個追加生産できるという事。
 
 例えば、ルールブックに書かれていた例でみると、
 レンガ工場で初期生産後に追加生産する際に、必要な資源が粘土1個と炭が1個です。
 この時に手札に粘土(赤)のカードが3枚あり、炭焼き小屋に2個製品がありました。
 まず手札から粘土のカードを1枚公開し、炭焼き小屋の製品1個と合わせて2枚をレンガ工場の上に乗せます。
 さらに手札から粘土のカードを1枚公開し、炭焼き小屋の製品1個と合わせて2枚をレンガ工場の上に乗せます。
 まだ手札に粘土のカードはありますが、炭がないのでさらに追加は出来ません。
 手札からと建物からのカードの移動で見るとわかりやすいと思います。


③ファイズ2で伏せておいた建物を建てる事ができます。
 製品をコストの分だけ捨て札にする事で建築できますが、1度に建てれるのは1件だけです。


 ここでは3金払う必要があるので炭を3個捨て札にする事で予定通り建築しました。
 ここでの注意は余分に支払った分は帰ってきません。例えば1個2金の価値のある製品を2枚(4金)捨て札にしても
 1金分は帰ってこないのです(ノд-。)クスン


 製粉所が無事立ちました。これで労働者カードをフェイズ2で移動させる事が可能です。


 ゲームが進むと建物がどんどん増えていきます。そうなると労働者カード1枚だけでは生産できる製品も少ないです。
④建物を建てる変わりにアシスタントを雇う事ができます。
 アシスタントを雇うには条件があり、アシスタントカードに書かれている色の建物を自分の場に建ててなければなりません。
 写真では黄色の建物2件、黒が1件建てているので6金払えれば雇う事が可能です。

 アシスタントは2名まで雇う事が可能です。
 (改訂の際、何名でも可能に変更になったはずだけど日本語版だと2名までとなっていました。)
 フェイズ4で建物を建築するか、アシスタントを雇うかどちらかしか出来ないのでご注意ください。
 実際、プレイヤーの順番が関係するのはここしかありません。
 アシスタントは早いもの勝ちなので雇いたいと思っても先に雇われる事が多々ありますねw


 アシスタントを雇った場合は即座に自分の建物のいずれかに設置しなければなりません。
 アシスタントを別の建物に移動したい時はフェイズ2の時に2金支払う必要があります。

 アシスタントが設置された建物で生産する場合は資源はすべて必要となります。(さぼれませんw)
 生産できる製品は1個のみで、追加生産は同じように何回でも可能です。

 市場ディスプレイの資源は労働者カードと共有しませんので労働者カードで確認して初期生産を行ったとしても
 アシスタントも重複して確認できます。
 (例えば市場ディスプレイで穀物が2枚あったとして労働者カードの建物で2枚確認して初期生産を行った後、
  アシスタントの建物の初期生産で穀物2枚が必要な場合でも初期生産は可能です。)

これでフェイズ4が終了して1ラウンドが終わります。

ゲームの終了条件はプレイヤーの誰かが炭焼き小屋を含む建物8件建築した次のラウンドで終了になります。

最終ラウンドのみ一部ルールが変わります。
最終ラウンドのみ生産の際に労働者カードやアシスタントを置いていない建物であっても追加チェーンを行う事ができます。
初期生産していなくてもかまいません。このルールも改訂の際に追加されました。
要は手札と製品でどこまでお金を増やせるかという事ですね。

過去ルールでは安い建物を7件建ててしまえば価値の高い建物を頑張って建てても間に合わなく
逃げ勝ってしまえるそうです。(確かにそれでは面白くありませんねw)

最終的に建築した建物や雇ったアシスタントの勝利点の合計と、お金5金で1点(端数切り捨て)を
合わせて最も多いプレイヤーが勝利します。
同点の場合は勝利点にならなかったお金が多い方が勝ちになります。

長々と書いてしまいましたが、プレイしてみると案外シンプルでよく出来ていると思います。
ゲームバランスは、まぁ、うん、置いといてw

カードだけでよく表現してるなぁと。
ただしカードを広げていくので4人プレイだと結構場所とります。(うちのテーブルには乗り切りませんでしたよ…。)

また人が集まったらプレイしたいと思います。何なら連戦したいです。

ではでは。

HAL99さんの「ロイヤルグッズ」のレビューです。