かこぶろ。

0330 ドライブ・マイ・カー



先日映画を観た時に友人と話していて
職業柄春休みの方が会いやすいな、と思って声をかけた友人も観たいと言って
観た「ドライブ・マイ・カー」
昨年公開した時には見逃したけれど、海外のカンヌをはじめ日本アカデミー賞も受賞、
再上映が始まり上映館も増えたこと、タイミング良き。

そんなわけで円盤や配信ももうあり。
 「ドライブ・マイ・カー」
(インターナショナル版 ) (インターナショナル版【Blu-ray】)



車種や色が映像映えするように変更されたことも
ロケ地が東京のほか当初監督が考えていた韓国ではなく日本の、「原爆の傷から復興をしたという」
広島となったことは、私も物語に寄り添いやすいし良かった。
(後半の二日で北海道というくだりや、終盤の韓国というのは無理やり感もありましたが)

平和記念公園、御手洗、環境局中工場、グランドプリンスホテル広島。。
広島、旅したくなりましたね。


[あらすじ]
舞台俳優であり、演出家の家福悠介。彼は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。
しかし、音はある秘密を残 したまま突然この世からいなくなってしまう――。
2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。
そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーみさきだった。
喪失感を抱えたまま生きる家福は、 みさきと過ごすなか、
それまで目を背けていたあることに気づかされていく。。


・公式サイト「ドライブ・マイ・カー


村上春樹さんの作品は周りにハルキストはいるものの
高校時代「ノルウェイの森」が大ベストセラーとなり、上下巻かぁと思いつつ勧められて読んだだけ。
映像化されたものはいくつか視聴。
万人受けは難しい印象ながらその独特の世界観で魅了されるのでしょう。

原作との違いを知ると読みやすく大筋はシンプル。
映画では横断するようなロードムービーとなっているので、ロケーション美もあり。
そこへ性描写、死、外国語と手話、ゴドーを待ちながら、ワーニャ叔父さん、内面に迫る会話劇、
予告を入れたら3時間ほどフル回転で、疲れました。ククク
(長さからか時折スマホ画面が光り気が削がれたけれども)

中でも、岡田将生さんの硝子のような脆さと美しさに魅入られ
後部座席でのシーンは真骨頂、素晴らしかった。。
家福は知らない、高槻が話す音の女子高生物語の続きはまるで音の、夫婦の話のようにも思えた。
音もまた夫に気付かれたことに気付きながら、気付かないふりを続けていたのではないか。
またそれを打ち明けて現状を打破したかったのではないか。。

「傷つくべき時にしっかり傷ついておくこと」
そこからの。。

西島さんの主演、
内容から地上波放送は難しいので映画館で鑑賞できたことは大きかった。
そして出演作は見ているものの朝ドラ・一恵役で合致した三浦透子さんも好演。
霧島れいかさんはああいった役はピカイチ。
手話されたイ・ユナさんも仕草が美しく印象的でした。


西島秀俊 ・・・・・家福悠介
三浦透子 ・・・・・渡利みさき
霧島れいか ・・・・家福音
岡田将生 ・・・・・高槻耕史
パク・ユリム ・・・イ・ユナ
ジン・デヨン ・・・コン・ユンス
ソニア・ユアン ・・ジャニス・チャン
アン・フィテ
ペリー・ディゾン 
安部聡子 ・・・・・柚原



 「女のいない男たち (文春文庫) [ 村上 春樹 ]
 ドライブ・マイ・カー、シェエラザード、木野



六本木ヒルズで好きな場所の一つ。


桜満開。

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