隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「この選曲で、なんでスピッツになるの?」~ロック大陸漫遊記

2018年02月27日 01時39分21秒 | スピッツ

2018.02.25(日)21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
TOKYO FM



メンバーゲストの後編です。「スピッツメンバーと漫遊記 Part 2」!!

 草野「先週はメタル中心だったんですけど、今週は? トーク中心になって曲がフルでかかんないのかな。でもみんな無口だったりして・・・」
 いやいや・・・(笑)。

オンエア曲
01 ハイファイ・ローファイ(スピッツ)
 02 スタンドアップ & シャウト(ディオ)
 03 The Spirit of Radio(ラッシュ)
 04 LOUDNESS(LOUDNESS)
 05 Lonesome in a crowd(THE GROOVERS)
 06 Cum on Feel the Noize(クワイエット・ライオット)
 07 ロマンスがありあまる(ゲスの極み乙女。)
 08 Lady Reiko(ブリザード)


 1曲目はリクエスト。スピッツで「ハイファイ・ローファイ」。
 中学生のときに初めて行ったスピッツのライブ1曲目がこれ、だったそうで、スピッツ熱が高まったと(おおっ!)

 まずは自己紹介から。「江戸! 江戸!」というテツヤくんの掛け声?とともに。
 テツヤ「ギターを弾いている三輪テツヤでござる」
 田村「それ? ベースの田村でござる」
 﨑山「ドラムの﨑山達男でござる」
 ふふ。
 草「それしばり? そういうバンド?」と力なく(笑)。
 草「先週はメタリックな傾向が強かったけど、今週はどうでしょうか」

 1つ目のお題は「これこそロック! オレのマスターピース」だそうだ。
 テ「これでしょ!」と力強い言葉で。ディオの「スタンドアップ & シャウト」。
なんか、いつ聴いても体がシュッとなる! 
 曲終わりで、
 テ「ロックと言ったらこれでしょ。オレだけじゃないでしょ」
 草「移動中とかに聴くものに迷ったら、オレはとりあえずはこの曲よ」
 田「上がるね」
 テ「夜、走りたくなる曲。『ロッキーのテーマ』か、これだね」
 そうとうダッシュしなくちゃいけない曲だね、と言い合うメンバー。
 草野くんがZO-3でリフを弾きながら(メンバーの笑い声も楽しそうで)
 草「メタルってこういう開放弦のリフがあるよね。メタルあるある」
 この番組、お昼に流れる地域もあるそうで(新潟)、昼間からメタル聴くって・・・と笑う彼ら。
 眠いランチタイムに刺激を与える、というような発言も。
 ディオは、レインボーやブラックサバスのボーカリストだったロニー・ジェームス・ディオが中心となったバンド。80年代アメリカのヘビメタバンドといえば・・・という感じか。
 世代的には「ナンバーワンロックボーカリスト」とメンバーたちは言う。
 テ「ビジュアル的にもすごかったよね!」
 数年前に亡くなったときは、メンバーもそれぞれにショックだったようだ。
 草「オレにとっても、これこそロック!という感じの」曲だそうだ。

 24曲目は田村くんの「これこそロック!」で、ラッシュのThe Spirit of Radio」。
 田「ラッシュはさ、日本では人気ないよね~」
 世界的にはアリーナツアーをするほど人気があるバンドだと草野。
 田村と草野 said「ベースのゲディー・リーは日本が大好きで、来日して楽器を買いまくっている」らしい。私にはハイトーンの声がすごく印象的。
 草野くんの「田村とテツヤは幼なじみだから」という紹介に、きっと知らない人は「ああ、そうなんだ~」と納得するような掛け合いが続く。
 昔「田村バンド」を一緒にやっていたとき、ギターが3人、ベースが2人いたという話。
 で、ベースのオオハタくんがラッシュを大好きで。「しぶいね」「通だね」という声。カバーしたときもとてもうまくて、
 田「オレ、あんまりベースのライバルとか考えたことないんだけど、昨日、ああ、彼がライバルだったかもって思った」
 田村くんはそんな思い出もありつつ、この曲を聴くとこみあげてくるものがあると。
 草「ラッシュはいい曲がたくさんあるんだけど長いんだよね。この曲は『イントロがかっこいい曲』でかけようかと思ってた。コピーできなさそう(笑)」
 プログレっぽくなる前のデビュー当時?のハードロックな頃の輸入レコードをいち早く聴かせてくれた友達がいたっけ、と思い出す。
 草「でもラッシュが好きって言っても、モテなさそうだよ(笑)」
 田「モテないよ。もうモテないよ」
 草「ラッシュ聴いてる女の人って会ったことない。逆にラッシュファンの女の子に会ってみたい」
 アメリカやカナダにはいそうだけど。
 「あのゲディー・リーが・・・」とか「あの金切り声がいい!」という女性がいたら会ってみたい・・・だと(笑)。「女の子」じゃないですけど、ファンじゃないですけど、昔聴いてましたよ(笑)。でもそういえば、私にレコードを聴かせてくれたのはロックおたくの男子でしたね。

 そして﨑ちゃんの番。
 「はい。LOUDNESSの『LOUDNESS』です」
 お、﨑ちゃんの声、自己紹介以降、初めてきいた?(笑)
 﨑ちゃんといえば、やっぱりここにきますか!
 曲終わりで、「これはオレだけじゃなく」発言。同世代で似たような趣味っていいな。
 テ「オレ、歌ってました」(え、うそ!)
 みんな納得の選曲みたいだ。
 高校のときバンドでカバーしたと。
 「ドラム? ベース?」ときかれて(﨑ちゃんのバンド人生は最初はベーシストだったので)、
 﨑「ドラムが受験でやめて、で、オレが(ドラムを)やる!って」
 テ「自分から、ヤルって言ったの?」
 﨑「そう」
 草「LOUDNESSがドラマー﨑山達男をつくったんだね」
 テツヤ曰く「ロックンロール時代がベースで、ヘビメタになってドラムなんだね」と。
 練習してカバーして、間もなくライブで実演だったそうだ。草野くん曰く「ボーカルは声張るし、ギターは速弾きだし、わりと難易度高いよ」と。
 田「テツヤは歌ってどうだったの?」
 テ「オレ、ずっとファルセットで歌ってて、そんでファルセットが出ない声になってしまった」(笑)
 草「(笑)1オクターブ下で歌ってるやつもいたじゃん」
 と言って、ちょっと口ずさむ。
 田村くん曰く、「テツヤはキー下げなかったよね」
 よく話しているけど、草野少年にとって、LOUDNESSは「生で初めて見たロックバンド」。中二の終わりごろ、福岡の筑紫会館で聴いて、音のでかさにびっくりしたと。メンバー全員「そうそう」と。
 テ「当時、ヘビメタのライブのあと、ずっと耳鳴りしてた」
 草野少年はそれまで親と行っていたコンサート(例えばダークダックス、だそうです)との音量の差に驚いて、「これは親と見れないライブだな」と思ったそうだ。そして、「ロックとは、親に隠れて聴く音楽」にたどり着いたわけで。
 スピッツゆかりのプロデューサー笹路正徳さんはLOUDNESSの高崎晃さん(すごいギタリストです)のソロアルバムにも関わっていたというエピソードも。

 そして2番目のお題は「スピッツでカバーしたい曲」(あ、これは楽しみ)。
 口々に「いろいろカバーしてるよ」「すごいやってるよ」と。最近のイベントではポルノグラフィティの「アポロ」(盛り上がりましたね~)。
 「アポロの『ポルノ』」「ロビンソンの『スピッツ』」なんて話も流れて。

 まずはテツヤくん、THE GROOVERSで「Lonesome in a crowd」。いいなあ、歌詞もいいし、揺れる大人な危なさ。(The GROOVERSはやっぱりライブをもっと見たくなるバンドだけど、アルバムも大事に持ってます)
 テツヤくん、昼間に聴いている地域があるってことを知らないで選んだそうで。そうだね、夜に聴きたい。
 テ「カバーしたいってことはリスペクトしてるってことで」
 そうだよな~とうなずいている?メンバーの声。
 テ「だって衝撃的だったし。今でも・・・。一生リスペクトし続ける日本のバンド」ときっぱり。
 一緒にツアーも回ったという思い出。
 
草「勉強すること多かったよね~」
 
テツヤ+田村「圧倒的だった! ギターもベースもドラムも」
 ギター藤井一彦、ドラム藤井ヤスチカはスピッツと同年代、テツヤ曰く「日本でいちばんロックな街 福山(広島)出身!」
 「同い年の藤井くんのギターがうますぎて」、テツヤくんは悩んでボブさん(THE GROOVERSのベーシスト」に相談したそうだ。
 「みんなそれぞれだから」と言われて、テ「慰められちゃった」。
 とにかくかっこいい!と。それぞれにソロ活動やほかのバンドのサポートなども積極的で、
 草「一彦くんのギターだってわかるよね」
 「わかるわかる」と。とにかく存在感がすごいと。
 草
「これ、カバーするならフラカンの圭介くんとか呼んで」(笑)
 
テ「オレも聴いていたいんだよね」
 
田「弾かないギター・・・てカバーじゃないじゃん」(笑)
 テ「喋らない漫才・・・」に﨑ちゃんの笑い声も。

 私ごとですけど、2006年の「新宿ロフト30周年」ライブでの、THE GROOVERS×The ピーズ×スピッツの対バンは、今でも記憶に新しく、本当の心躍る夜でした(もう10年以上前なんて悲しいほど信じられません)。
http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/ca2aab7cf0f4e604cd5d7bfe1f3813f9
 (なんとなく見栄を張って、1989年の頃の自分を若く見せて書いてしまったきらいがあります。すでに結構大人でした・・・。すみません)

 田村カバー希望の曲は、「Cum on Feel the Noize」(クワイエット・ライオット)。1983年アルバム『メタル・ヘルス〜ランディ・ローズに捧ぐ〜』から。
 スピッツとしてすでにカバーしたことあるよね~と。それでも「ライブでやってみたい曲!」と田村。
 当時は歌詞を日本語で書いてカバーしたけれど、今やるとしたら、
 草「作り直したい。本物の歌詞に近づけた訳詞みたいにしたい!」
 この曲はもともとイギリスのバンドSLADEのカバー曲。
 田「ギターソロが好きでさ~。カバーするならギターソロはそのまま弾いてほしい」
 テ「じゃ、そこはあてぶりするわ」(笑)
 渋谷公会堂でのライブで一度だけカバーしたそうで(いつなんだろう? 94~95年くらいのときは、渋公で「リンダリンダ」とか「星のラブレター」とか聴いた記憶はあるけれど)、ギターソロのあとsing alongな感じで客席を煽ったらしいけど、
 田「誰も歌わなかった」
 三人で歌ったそうです。
 草「今ならお客さん、歌ってくれるかも」って。
 草野くんが言うには、オアシスもカバーしていたそうで、
 「単純に盛り上がるよね」「SLADEにはこういう曲多いよね」「クワイエット・ライオットはこの曲で全米1位。クワイエット・ライオットといえば、この曲だよね」ということです。

 最後は﨑ちゃんで、ゲスの極み乙女。「ロマンスがありあまる」。
 曲紹介のあと、「マジ?」というボーカルの声(笑)。
 曲終わりで、「これカバーするの?」「難しいよ」「大変だよ」の声。
 﨑ちゃんは例の年末のイベントで、これをカバーして「メチャメチャ練習した」そうだ。
 「絵音くん、ギター一人でやってんでしょ?」という声も。
 でもボーカルは、「歌はちょっとやってみたいかも」発言。
 「才能ありあまる曲」だから スピッツでカバーするには「合宿しなくちゃ」「(練習に)1年はほしいね」ということでした。
 草「ゲスは歌詞もおもしろいし、カバーやってみたくなるね。プログレだね」
 﨑「そうそう、いろんな場面も出てくるしね」
 テ「いざとなったらあてぶりで」
 「弾かないギター」「喋らない漫才」だって(笑)。

 次にメンバーに来てもらうときも「濃いお題」を用意してくれるそうで。
 草「でも次もやっぱりメタルとフラカンになりそう」(笑)
 田「次はおれ、コレクターズ選ぶわ」
 (笑)
 草「そうだね、コレクターズとかThe ピーズとかね」
 ということで、次も楽しみですねえ。

 最後は「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナー。
 ブリザードの「Lady Reiko」(1984年リリース)
 草野くんの「知ってる?」に、メンバー口々に「知ってるよ」。
 ジャパメタの中のバンドで、「LOUDNESSやアースシェイカーのちょっとあと」(田村+テツヤ said)のバンドだそうだ。
 草野氏は、とにかくビジュアル的にかっこよかった!と力説。とくにギターのランがきれいだったと。
 「ドラムもかっこよかったよ」とメンバー。
 (そういう路線で売り出したバンドで、ビジュアル系のはしりだった?)
 草「ああいう人しかロックバンドをやれないなら、おれには無理だな、と思った」
 「みんなきれいだった」「(メンバーに)双子もいたよ」とかマニアックな話題でチョイ盛り上がり。
 「Lady Reiko」は「とってもポップな曲で、音はメタルなんだけど、歌詞に『ディスコティック』とか『今もI miss you』とかバブリーな匂いが漂っていておもろいな」と(草野)
 草「ギターソロのキューンってアーミングが落ちてく感じ。スピッツの曲でもいつかやりたいな、と」
 田「アーム付き、もってる?」
 テ「借りる」
 草「あ、オレ、持ってる」
 なんてやりとりも。そのアレンジ、本気ならちょっとおもしろそう。そういわれてみると、スピッツのギターでアーム操作って見たことない?

 草「どうでしたか?」
 テ「あっという間だった!」(聴いてるほうも、あっという間でした)
 草「4人で選ぶと80年代のメタルっぽい曲が多くなりますが」
 田「でもさ、先週今週と聴いてると、なんでスピッツになるの?って思うよね」
 テ「この選曲からスピッツだもんね」(笑)
 草「そうだよね。この番組、まだ続くので、そのあたりをまた4人そろったら・・・」
 そのあたりもまたお願いします。

 ということで、2週続けて、いい時間でした。
 こんなふうな会話、きっとツアー中やレコーディングのあいまとかに、ふつうに交わされたりするんだろうな、それはやっぱり羨ましい時間であり、羨望に近い思いを抱かせる間柄だなと、そんなことも感じました。

 みんな聴いているのに、ラジオ起こし、またやってしまいました。
 読んでくださってありがとう。
 正確ではないので、すみません。

 おやすみなさい。


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