2020.12.31(木)
キッチンの掛け時計の脇に飾ってあった今年のスピッツのカレンダーをはずす。
「今月も暗い写真だね~」
月初めにめくるたびに、相方が笑って言っていたっけ。
「こんな一年を予想していたみたいなカレンダーだね」
こんな写真が好きなくせに、12枚めくるたびに、「暗いね~」と。
そのカレンダーとも、今日でお別れ。
2020年最後の日。
たぶん東日本大震災の少しあとくらいから、うちに荷物を届けてくれるようになった某宅配便の担当者のNさん。
事務所が別だったので再配達の常習犯だったわが家をサポートしてくれた、感謝してもしきれないNさん。
「Nさんって、嵐の二宮君に似ているよね」という私の反応に、相方は「そうか~?」と否定的だけれど。
別の感じの悪い人ではないのだけれど、ほかの担当者の方たちとは違って、気軽に話しかけられない「壁」のようなものがいつもあった。
それでも、こちらのひと言ひと言に少しずつ表情が柔らかくなってきて、
「ねえねえ、今日のNさん、こっちを見て話してくれたよ」
なんて、反応をいちいち報告する日が増えていって・・・。
そして今日、今年最後の仕事先からの資料を届けてくれたとき、
「いろいろありがとうございました。来年もよろしく」
と声をかけてみたら、Nさんはちょっとそのクールな表情を崩して、
「よいお年を」
とこたえてくれたんだ。
風呂場にとんでいって、網戸を洗っていた相方に、
「感動感動! Nさんが『よいお年を』って!」
相方はひと言、
「あなたの努力が通じました」(笑)
外に発散できない時間が多かった2020年。
私のとって最後を飾るエピソードは、なんだか今年にふさわしい、小さくても忘れられない心地よさです。
「皆さんも、よいお年を」
そして、よかったら、また遊びに来てください。
今年よりマシな年になるように、私も少しはがんばります。
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