隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

今のスピッツの「花泥棒」、聴きたい! 見たい!

2017年12月25日 18時26分12秒 | スピッツ

2017.12.25(月)


朝は、昨日の雨の名残りがあって、あたりが心地よく湿っていた。気温も高め。
 駅前は休日みたいな賑わい。ああそうか、今日がクリスマスなんだ~。
 ママたちから、絵本やチョコへのお礼メール。大人たちへは例年の靴下。こんなところで、今年のサンタは無事に終了。

 仕事前に母の施設に寄り、面会票の箱の中にそっとクリスマスカードをしのばせる。
 彼女たち、そして彼らの存在に、一年間どんなに救われたか。
 暗くなってから施設のホールに入るとき、たいてい、母のことで迷ったり悩んだりしていることが多い。たまに今日のように昼間に訪れるときに受付の奥で仕事をしているスタッフの方の笑顔や心遣いの声掛けに出会うと、それだけでちょっと心が軽くなって、穏やかに母に会えることもある。あんまり素直とは言えない私でも、そういう時間をどんなにありがたいと感じているか。
 そんな気持ちが伝わればいいけど・・・、せめてものカードです。

 年の暮れになって、長いこと関わりのあった事務所が来春で閉鎖を決めた、と知る。寂しいけれど、先を考えたとき悪くはない判断なのでは、と思えることが悲しい。
 そこで知り合った多くの人の顔を少し思い出す。感傷はあるし、救えないもどかしさもあるけれど、でも現実は非情だ。正しいかどうか明確にはわからないけれど、「悪くはない」決定だと、そう思うしかない。


■ 若い声
https://www.spaceshowertv.com/spitz/
 スペースシャワーのスピッツ特集、どうでしたか?
 アーティストたちや関わったスタッフの「スピッツを語る」は、LIVE DVD & Blu-ray『SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"』のおまけ映像からのディレクターズカットなのかしら。もっと詳しく聴きたかったので、そうだったらいいなと思う。

 Mr.Childrenの桜井くんの誠意のある優しさには頭が下がります」。その点、スピッツのボーカルは!(笑)
 真摯に同世代のバンドを捉えて語る様子からは、真面目さと同時に、自分や自分たちのバンドへのゆるぎない自信が感じられるというもんです。あのバンドですからね、当たり前でしょうけど。
 「解散する姿は見たくない。僕らも見せたくはない」・・・。泣けるじゃないですか。
 自分の歌唱を「暑っ苦しい」と表現して、「マサムネくんはなんであんなふうに歌えるんだ?」と言っているところではちょっと笑いました。だって、あなたのそこが好きだ!って多くのファンは感じているのに。でも、こんなことを考えているんだ、それを言っちゃうんだ、というところにも彼の誠実さが伝わってきて、ちょっと感動しましたぜ。


 バンド「スピッツ」を語るという意味では、片岡健太くん(sumika)と喜多くん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の発言がおもしろかったなあ。
 喜多くんはギターバンド スピッツの三輪テツヤのギターに特化して語っているところがよかったし(スピッツの彼らもギターの音に限りなくこだわっている人たちだから、こういうコメントはうれしいんじゃないかな、とか思ったり)、片岡くんはスピッツを、これまでもそうだし、それだけじゃなく今のスピッツをものすごく深く密接に「聴いている」ことが伝わってきて、こちらまでうれしくなった。彼にとっては、スピッツは生々しい「今のバンド」なんだな。
 また、あいみょんさんが、スピッツを好きだけど、「でも憧れてるとか、言いたくない。聴いていると悔しくなる」と語っているところもよかったなあ。こんな若いこれからのミュージシャンに「悔しい」と思わせるバンドなんて! 

 そうそう、ライブ特集で90年代のスピッツを久々に見たけれど(なかなか昔のDVDを見ることがないので)、やっぱり若いなあ。線が細いなあ(笑)。

 夏のライブで「惑星のかけら」を聴いて+見て、感動したけれど、若いときの「惑星のかけら」の青いエロスや不安定な味は、今は形を変えてしまったんだなと知った。演奏はもちろん格段に今のほうがうまいんだけど。「ラズベリー」などでもそうですね。
 「花泥棒」は大好きな映像なんだけど、久しぶりに堪能(笑)。これ、今のスピッツで聴きたい!

 当たり前のことだし、だからどうだということではないんだけど、長い時間がちゃんと流れて、そして彼らが今でもいてくれるんだということを実感した。少しの寂しさと、たくさんの喜びです。


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