2022.12.22(木)
朝起きたときの雨はしばらく降り続いて、昼前にようやくやんだ。
午後には、青空は広がり始めていた。
新潟の雪のニュースは、最初、まだ12月なのにね、なんて呑気にかまえていたけれど、大変なことになった。
相方の実家あたりは降っても今のところは被害はないということだけど。
寒さの中の停電とか、想像するだけでつらくなる。いっときも早い復旧を。
仕事をしながら、ときどきニュース画面を確認していた。
先日外出したとき、電車の中で結成30周年のときのスピッツのライブ盤を聴いていて、曲終わりの声援や歓声に、激しく心が揺さぶられた。
ついこの間まで、こんな時代だったのに・・・。そんな思い。
私は声を出さないけれど、大げさに言えば、あの声たちに支えられてたんだな。
私がライブに通えるうちに、あの時代が戻ってくる?と、ちょっと弱気になったけど。
そんな中、「醒めない」のライブ盤で「こんにちは」が聴こえてきて、これにもグラッときた。なんて優しくて強い歌なんだ。ボーカルの声も演奏もサウンドも、じつはすごく太い!スピッツってこういう歌、多いよなあ。
じつは、好きなスピッツ曲のかなり上位にいる。
この記事の中で、スピッツの曲のことが取り上げられていて、それはどうってことないんだけれど、この記事へのコメントを読むと、スピッツに否定的な、つまりアンチっぽい意見がごくごく少なくて、ちょっと笑ってしまう。
そういうバンドになってたんだな、いつの間にか。
◆神田の古本屋さん、古賀書店
https://www.tokyo-np.co.jp/article/220942
弟は音楽全般大好きで、洋楽ロックにも歌謡曲にも好きな曲があった。
だけど、何よりクラシック大大好き人間で、残されたレコードも本も音楽雑誌も膨大な量だった。
学生のころ、この書店にも一緒に何度も通ったっけ。
彼がいなくなって、もう30年以上になる。こうやって、彼の痕跡は少しずつ消えていく。
だけど、彼の血を受け継いだ存在がきっと歴史をつなげてくれるだろう。
私の中の記憶はあやふやになっていくけれど、たとえ私に都合よくデフォルメされた思い出でも、大事にしていれば許してもらえるだろうか。
◆『鎌倉殿と13人』
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/
最終回を迎えた。
三谷幸喜氏の脚本に終始、心地よく翻弄され、歴史と事実の合間にいつもあったであろう、人間たちの生の言動や迷いや欲望や弱さを見せつけられた一年だった。
義時の最期について、いろいろな予想を見聞きしたけれど、三谷さんの脚本はそのどれをも軽くひらりと越えていた。
大河ドラマの最終回のエンドロールのバックに嗚咽が聞こえる、という演出にも驚く。自分の息子の最期の事実を知った母の思いと、愛する弟に引導を渡した姉の思いが微妙なバランスできこえてきて、悲しみが深まり増長される。
ラストシーンはきっとこの二人・・・までは予想できたけれど、義時の最期の言葉が小四郎の声で発した「姉上」だったときには、私の胸の奥でも何かが崩れた。
それにしても、「13人」の意味がそこにもあったのか。
そして、時代は流れていく。賢い後継ぎが定める「御成敗式目」に従って、しばらくは落ち着いた世の中が続いていくのだろうか。
一年間、楽しませていただきました。
友人からのクリスマスカードに入っていたサンタの長靴。
ゴンベエのツリーに飾ったよ。
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