隠れ家-かけらの世界-

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スピッツの同世代バンドたち?~90年代UKロックで漫遊だ

2021年07月29日 00時49分03秒 | スピッツ

2021.07.25
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 こんなご時世の中、「大変な方もそうでない方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら」。


 そして今日は、【90年代UKロックで漫遊記】。
 この番組は「70年代の洋楽ロックをかけたい番組なので、90年代に関しては浅かったかも」。
 実は90年代にも「好きなバンドがたくさんいます」。
 そこで、今回は、「90年代UKロックで『まだかけていないバンド』を紹介」。
 ブラー、オアシス、レディオヘッド、ライドなどはかけているので、「それ以外」ということです。


 オンエア曲
 01 歩き出せ、クローバー(スピッツ)
 02 Goldfinger(Ash)
 03 King Of The Kerb(Echobelly)
 04 Breather(Chapterhouse)
 05 Caught By The Fuzz(Supergrass)
 06 Animal Nitrate(Suede)
 07 If You Tolerate This Your Children Will Be Next(Manic Street Preachers)
 08 Yellow Shack(VENUS PETER)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「歩き出せ、クローバー」(1995年、6thアルバム『ハチミツ』)。
 「90年代のスピッツ」ということで選曲。「(これを選んだことに)特に意味はないけれど、今日かける曲に風合いが似ているかな」と。
 (好きな楽曲だ。声が若く聴こえる。たしか仮タイトルは「石神井への道」? 映画『フォレスト・ガンプ』がきっかけとなって曲がうまれたとインタビューで本人が語っていること、また当時サリン事件や阪神淡路大震災などがあり、そういう事実が背景にあるのか、と評価されていること、サビの歌詞がほかの部分とかけ離れたイメージを沸き立たせること、など、さわやかなサウンドの陰にはいろいろありそうな、おもしろい楽曲)

 そして最初の曲は、「北アイルランドのロックバンド」、Ashの「Goldfinger」(1996年、メジャーデビューアルバム『1977』)。
 トリオのバンド。一時期ギターが加わって4人だったこともある。
 草野「オレ、この曲が好きすぎて、何回聴いたかわかんないくらい聴きました。ほかにもいい曲はあるけど、この曲は特別。90年代のUKロックでいちばん好きかも」
 (意外にメロディーが強くて耳に残る。ステキな曲だ。さっそくアルバム『1977』、聴いてみよう)
 アレンジも歌声もよくて、「とくに間奏の高揚感がすごくいい。オレがこの曲を作りたかったな、と当時は思いました」。
 Ashは現在も活動中で、来年30周年。
 (2005年、2008年、2011年のNANO-MUGEN FES. に出演して、アジカンのメンバーとも交流がある、ということです)
 これは、「A Life Less Ordinary」のMV。
Ash - A Life Less Ordinary (Official Video)

 そして次は、Echobellyの「King Of The Kerb」(1995年、2ndアルバム『ON』)。
 インド系ボーカリスト、ソニア・マダンの「つるりとした艶やかな歌声が印象的」。
 当時はインド系のボーカリストというところに注目されがちだったが、「ロックバンドとして普通にカッコいいです」と。
 草野「サウンドもタイトでカッコいいし、メロディーのきれいな曲が多くて、当時ははまって聴いていました」

 次は、Chapterhouseの「Breather」(1991年、デビューアルバム『Whirlpool』)。
 Chapterhouseは当時、「ライドやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどのシューゲイザーのカテゴリーに入れられていた記憶があります」。
 だけど、「そこまでフワフワしていなくて、ビートがはっきり感じられるサウンドのバンドかな」。
 (たしかに、フワフワ感ありつつも、きちっとしたビートで支えられている感じ)
 また当時は、「近いジャンルで言うとペイン・セインツなどもそうだが、ネコをモチーフにしたジャケットがちらほら見受けられて。そのなかでもChapterhouseのジャケットはとくに美しい」と。
 

 草野「スピッツも『名前をつけてやる』がねこジャケですが、影響を受けた記憶はないんだけど、無意識に影響を受けていたのかもしれません」
 
 次は、Supergrassの「Caught By The Fuzz」(1994年、デビューシングル)
 当時は「ブラー、オアシスの次はコイツらだ~」と煽っていた記憶アリ。まだ若いトリオバンドで、ボーカルはまだ18歳!
 この「Caught By The Fuzz」は、何かやらかしてパクられて、母親が迎えに来て怒られた・・・というような「リアルな悪ガキソング」になっているとか。
 草野「ブラーやオアシスのようなブリットポップというよりは、セックス・ピストルズやダムドみたいな初期のUKパンクの雰囲気もあるバンド」
 (ヒット・シングル「Alright」(1995年)の25周年記念のデジタルEP『Alright / Time 25』をリリース。映像からも悪ガキっぽい魅力が伝わる)
 Supergrass - Alright (Official HD Video)


 メッセージコーナー。
 甲本ヒロトさんの「最近の若い人は歌詞で音楽を聴きすぎるから、もっとぼんやり聴いたほうがいい」発言。「草野さんはどう思う?」
 いろいろな聴き方があっていいと思うけど、「ヒロトさんの言うこともわかるかな」と。
 つまり、「歌詞はポエム(詩)ではなくメロディーやリズムとセットで成立するものだから、歌詞だけ取り出されて、ああだこうだ言われるのは、自由なんだけど、作り手からするとちょっと恥ずかしいかな」。
 草野さん自身も聴くときは歌詞の断片を聴いていることが多い、「ロックの歌詞なんて、意味ないっス、ということが多いからね」と。
 でもあくまで聴き手の自由だから、「紙に書かれている歌詞を読むのもあり」と。
 ネットで歌詞をすぐに検索できるのも、歌詞を「ああだこうだ」言いたくなる要因の一つかも、と。
 (な~るほど。たしかに昔は、ラジオから聴こえてくる日本語の歌詞、間違えて覚えていたこと、多々あったなあ。今はいろいろ便利だけど、愉快なエピソードは自分の中で減ってきちゃうかもしれない)

 自粛期間中にスピッツ沼にはまってしまった2年目のファンの方。ライブ未経験で、ライブDVDを堪能されているそうだ。
 「マイクスタンドにたくさん差してあるピック。(ライブ進行中)減っているようすがないけど、途中で補充しているの?」と。
 手に汗をかいてピックを落としたりするとまずいので差してあるけど、「そういうことはほとんどなくて、年に一度あるかないか」と。
 結局、「ライブのラストに投げる用」になっているけれど、今は感染対策でピック投げも中止。
 草野「いつか、お客さんにまだ投げれる日が来るといいなと思いますが、いつか〇〇さんともライブでお会いしたいです」

 「インスタントラーメンはサッポロ一番塩ラーメン」と言うリスナーさん、「草野さんは?」
 「サッポロ一番塩ラーメンは基本中の基本ですよね」という草野さんは、地元では、サンポーの焼き豚ラーメンをよく食べたそうだ。
 最近では『マツコの知らない世界』で紹介された、北海道のつららというメーカーの「オホーツクの塩ラーメン」にはまっているらしい、「ちょっと高いんですけど。もうお店のラーメンじゃん、という感じ」。

 一方、うまかっちゃんやサンポーの焼き豚ラーメンは「お店のラーメンとは違うから、その良さもある。お店では食べられないインスタントラーメンの良さ」と。


 次の曲は、「90年代中頃には、ブラー、オアシスと並んでUKロック御三家的な存在だった」、Suedeの「Animal Nitrate」(1993年、デビューアルバム『Suede』)。

 その後、「オレの周りでは、ブラー、オアシスほどは話題にのぼらなくなりました」。
 草野くん自身は、「デヴィッド・ボウイさんの遺伝子を強く受け継いでいる感じで、一時期はかなりはまって聴いていました」。
 とくに「ボーカルのブレッドさんの歌い方は、グラムロック時代のデヴィッド・ボウイ味が強いですね。ギターのバーナードさんもカッコいいですね」
 (私自身は、音楽面では空白の80年代を抜けて、90年代はSuede結構聴いてたなあ)

 最後は、Manic Street Preachersの「If You Tolerate This Your Children Will Be Next」(1998年、5thアルバム『This Is My Truth Tell Me Yours』)。
 (アジカン主催のNANO-MUGEN FES. 2009に出演できず、会場でライブの様子をビデオで見たのですが、それがとても強烈で感動しました。ココです。それ以来、私のプレイリストの常連になりました。)
 出てきたときはパンキッシュなイメージだったけど、ギターのリッチー・エドワーズが疾走して3人になってから、メロディアスなギターロックバンドになった。それが大ヒットして、イギリスを代表する人気バンドになった。
 草野「今日の曲なんて、泣きメロが押し寄せる感じで、暗い部屋で一人で聴くにはオススメです」
 歌詞のないような、反ファシズムの反戦歌だそうだ。
 (聴き入ってしま。)
 こちらは、今年5月にリリースされたシングルのMV。アルバムは9月にリリースだそうだ。
 (楽しみ。)
Manic Street Preachers - The Secret He Had Missed (Official Video) ft. Julia Cumming

 特集の最後に。
 ほかにも、My Bloody Valentine、Slowdive、Pale Saints、The Boo Radleys、CastMenswearや、ハードロックではTHUNDERなど「いいバンドがたくさんあるので、またの機会に」。
 草野「マイブラは、ワンアーティスト(特集)で、ちょっとやりたいかな」
 (個人的には、いい曲をたくさん紹介してくれて、収穫たっぷりな1時間でした!)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。

 (『ハヤブサ』といえば、この曲! 「今」のイントロ!ですね)
 曲は、VENUS PETERの「Yellow Shack」(1991年、デビューアルバム『LOVEMARINE』)。
 90年代初頭、イカ天、ホコ天のバンドとはちょっと異なったオシャレなバンドたちが話題に上るようになった。代表的なのが、フリッパーズ・ギターやオリジナル・ラブ。のちに「渋谷系」と」括られるようになる。
 そんな中で、草野くんとしてはVENUS PETERを「ラスボス的な存在」として捉えていたそうだ。
 草野「リアルタイムのUKロックのシーンにきちんと対応している感じで、カッコよかったですね」
 今、そのころの音源がサブスクで聴けるそうです、「興味にある方は掘ってみてください」。


 そして来週は、「お化けのロックで漫遊記」。

 夏といえば、海、かき氷、花火などとともに「怪談」も風物詩のひとつ。
 で、「幽霊や妖怪を扱ったロックナンバー」で漫遊記だそうです。
 「ヘンな声が入る」とか、そういうのではなく・・・だそうです。
 なんだか、おもしろそうで楽しみだ。

 そして・・・、「草野さん、近くの川で、伊勢海老くらいデカいザリガニを見ました」

 また、放送批評懇談会発行の『GALAC』のことにも触れて、「オレでいいんですか?」なんて言っていましたけど。
 『ロック大陸漫遊記』についても語っているそうです。
 https://www.houkon.jp/galac/current-issue/
  (すでに予約しました。)


 ここでは、バンドマンのラジオ番組について。
 https://realsound.jp/2021/07/post-820040.html


 
 切ない夏空があって、戦うアスリートがいて、舞台裏の人間模様を声高に語ってちょっとうるさいメディアがいて、「人流が減っているから大丈夫」とか訳わかんないことをうつろな目で述べるトップがいて・・・。
 いろんな色や形や匂いが世間を動かして、本当にクソ暑い毎日だ。


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