隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

なんでもない一日

2011年06月30日 23時26分30秒 | 日記

2011.6.30 (木)

 朝、松本で震度5強の地震があったらしい。仕事場に着いて知った。
 怪我をされた方もいたようだし、松本城にも被害があったとか。
 この暑さのなか、やっぱり被災地に思いがいく。
 仕事場は午前中は風が入って、扇風機でしのいでいたけど、昼前に「もうダメだ」とエアコンを入れる。設定温度は29度。扇風機を併用すればこれで十分。30度でもOKなこともある。
 この夏、みんなの努力で乗り切らなければ、「やっぱり原発がなくちゃ」とつけこまれることになる。それは絶対に避けたいから、今日もがんばる。
 汗をかくのはキライじゃないし。ただ、あんまり暑いと、もともと集中力散漫なアタマがまったく働かなくなる。これは困る。

 朝刊で、いわきの風景を見る。あそこは私の親友の故郷。そしてあの写真のあたりは、彼女が晩年の父親と歩いた散歩道があったところ(だと思う)。
 私も学生のとき、暮れに遊びに行って、お母さんにごちそうしていただき、お父さんの運転で小名浜に連れて行っていただいた。
 海までの道を彼女ともう一人の友人と歩いたことを鮮明に覚えている。
 不思議だけど、あの光景を思い出すたびに、大好きな「みかんの花咲く丘」が脳内に流れる。
 今はもう失われた光景なのだ。

 ココにきたら、北海道の小夜さんと、どこの人かわからないけれどメチャクチャきれいな写真をたまに送ってくれるハッチくんからメール。
 ハッチくんからはいつものようにきれいな海の写真。キミはいったいどこの人なんだ?
 小夜さんからはいつものように「なが~い」メール。この長さは私の知り合いでは最長(笑)。私もけっこう「長いね~」と言われるほうですが、ホントに対抗馬って感じです。それで、彼女の文章はとてもステキです。私の文章のようにトゲトゲしていなくて柔らかいけど、でも実は鋭いという感じ。
 スピッツに関しては私が「先生」ですが(すみません)、小夜さんはいろいろ映画やTVの情報を教えてくれて、それが私のツボをおさえてくれてるのです。そんなに長いお付き合いではないのに、うれしい。
 「小夜さん、私はとんでもなくミーハーですから、今日みたいな話題はOKですよ(笑)。
 それと、返信に書き忘れたけれど、私も阿部サダヲさん、好きです。
 
ココ、見てください。こんなところで好きになったの?と言われそうですけど」
 
 昼過ぎに電車で30分のところに出かける。私鉄沿線の高架の駅を吹き抜ける風が気持ちいい。空がちょっとふぬけた青色で、「もう、夏だね、キミは」と話しかける(危ない人になってる)。
 だけど予報によれば、明日から週末にかけて雨とか・・・。
 仕事場に戻ったら、いつも手伝ってくれているKKさんができあがったものをもってきてくれていた。私がチェックしたものを渡すと、小声で「助かりました。またお願いします」って。
 人見知りなんだよね、あなたは。それと、プライドも半端じゃなく高い? 仕事振りも見事だし、優しいとこもあるんだけど、そういう気持ちを表すのが苦手なんだろうなと、ずっと思ってた。もう3年くらいのお付き合いになるけど、仕事以外の会話ってあんまりなかったな(私にしては珍しい。仕事以外の会話のほうが多い人だし)
 でも今日は「助かりました」って、言ってくれたんだね。
 こういうことがあるから、やっぱり人間っていいなあ、おもしろいなあと思う。
 こちらこそ、いつもありがとうね、KKさん。そのうち、ランチでもできたらいいけど。それにはまだ1年くらいかかるかな? ま、待ってます。
 (こんなこと書いたけど、彼女は私がこんなブログをやってるなんて知りませんが)

 仕事をしていてちょっと頭をさわったら、なんだか熱を帯びていた。体は涼しいのに。
 ちょっと訳のわからん(笑)文章を読んでいて、アタマが痛くなる。「こういう難解な文章を書いて、人に何かを伝えられると思うな!」と毒づくワタシ。
 相方に、「あなたの読解力の問題じゃないのか」と突っ込まれ、ああ、そういうことか、と、今日はちょっと謙虚な・・・。

 気に入っていたブレスレットが壊れた。今年で3つ目。
 かなり長くお気に入りだったから、みんな疲労してたかな。

 そういえば、すごく近しい二人の若者が、7月と8月に父親になる。
 たいへんな時代に、新しい命が誕生する。
 その子らの未来に、私も責任をおっている。
 ダメなものはダメと言って、難しいけれど試行錯誤を続けなくちゃいけないと思う。
 珍しく、優しい気持ちでそう思うこのごろ。

 夕方過ぎに相方が「しまった! BOSSの録画を忘れた!!」と叫ぶ。
 「えーっ、勘弁してよ。今日は最終回よ」と責めるワタシ。
 結局ワタシが折れて、10時までに帰宅して録画することになる。こんなことで仕事を切り上げるいい加減な・・・。

 帰りの電車の中で、シャッフルして聴いてた iPod から「ネズミの進化」。
 ああ、好きだなあ、これ。久しぶりに聴く。
 アコギのエッジがきいてて強くて、ギターやドラムやベースとのバランスがいいの。
 ネズミに託した思いも、心に残る。小さくたって、かけあがる「めざめたネズミ」っていうのがスピッツらしい。
 「ステキな嘘だから」信じたい♪ の言葉選びも。
 私もいつか「めざめたい」もんだ。

 帰宅してすれすれで録画間に合う。
 さてさて深夜の夕飯はポークソテーだ。
 おかゆにしてから、深夜に食事しても体重は増えない。これはホントに快挙!!


 ・・・とこんなふうに、ありふれた、なんでもない6月30日という一日がもうすぐ終わる。
 こんななにげない一日を、おおげさに理由づけたり修飾したりせずに、一本の映画や一編の小説にできたら、私もちゃんと「生きてるじゃん」って思えるかな。
 四方を開け放した窓から、気持ちのいい風。
 ここではエアコンは不要です。


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