隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

愛すべきバカたち~「バカのカベ~フランス風」

2012年11月29日 13時53分25秒 | ライブリポート(演劇など)

2012.11.28(水)
バカのカベ~フランス風
at 本多劇場


 http://homepage2.nifty.com/katoken/2012lineup-2.html

出演 風間杜夫/加藤健一
    
新井康弘/清水明彦(文学座)
    
西川浩幸(演劇集団キャラメルボックス)
    日下由美/加藤忍



 大笑いしたり、心の微妙なところを刺激されてクスリと笑ったり・・・。
 そんな2時間の末に、人の本質を突くような言葉にほろりとしつつも、最後は「ばか、ばか、ばかー!」と相手を罵倒しているところで暗転して終わる。
 久しぶりに理屈をこえて楽しい時間だった。

 毎週1回、メンバーの一人が「とてつもないバカ」をつれてきて、そこで本人には意図を知らさないまま、その人を全員でバカにして笑う、というなんとも悪趣味なパーティーの参加者である、えせインテリの編集者ピエール(風間杜夫)と、そのバカの張本人のしまつが悪いほどにクソ真面目な税務署職員のフランソワ(加藤健一)。
 腰痛のピエールのためにパーティーは欠席となったが、その二人とピエールの妻、愛人、友人たちを巻き込んだ一夜の出来事。
 おかしさがけっして押し売りにならないのは、当人たちが至極真面目に演じていること。そんなことはシロウトの私にだってわかる「コメディーの鉄則」なんだけど。
 それにしても、力のある役者が対等に引いたり引かれたりしながら舞台の上で縦横無尽に動く姿を見ることの幸福感をしみじみ味わえた気がする。
 先輩が後輩を導くのではなく、若い役者が尊敬する役者に果敢に挑むのでもなく、同じくらいのキャリアと自負を内に秘めた魅力的な役者が、苦労も努力もぜんぶどこかに隠して(まるでなかったかのように)、楽しそうに魅せてくれた・・・そんな一夜の芝居でした。

 ピエールとフランソワの役を交換して演じたらどんなふうになるのか、それも見てみたい。
 昨日の配役がはまりすぎていたので、逆になったら、もっと濃いめの(よいわるいではなく)芝居になったかな・・・などと想像しつつ。



                     


 

 http://tabelog.com/tokyo/A1327/A132703/13019167/

 東京・稲城市にある「ケーキ・ファクトリー whip」の紅茶ケーキ「稲城焼き」をおみやげにいただきました。
 しっとりで紅茶の味がしっかりついている。美味です。
 箱のデザインがなんとも手作り感満載なのでUP。
 ネットで見ても、この店の紅茶ケーキに関する記事が見当たらないので、新商品? それとも季節限定?
 ネット上ではけっこう人気のあるお店のようで、写真で見ると外観もかわいい。


 そうそう、東京世田谷区赤堤のドイツ菓子の店「ジーゲス・クランツ」のハーメランも先日いただきました。
 (こういうことはあまりないけど、重なるのはちょっとうれしい・・)

 http://www.siegeskranz.co.jp/company.html

 上がほんとうにパリッパリで、中がハンパなくやわらかで(切るのに苦労)、ミルフィーユ好きにはたまらない一品だったなあ。
 「ジーゲス・クランツ」って、ドイツ語で「勝利の王冠」という意味らしい。


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