隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

晩秋の岐阜~郡上八幡

2016年12月07日 18時04分21秒 | 私のPLACE(含・旅行記、山記録)

2016.11.28-29

 長良川国際会議場でのスピッツライブの前後に、久しぶりに岐阜を歩いた。
 岐阜の町は25年くらい前に訪れたことがある。岐阜城・岐阜公園の周辺はもっと狭い道路でごちゃごちゃしていたような記憶があるのだけれど、今は舗道もきれいに整備されて、道路も一方通行などで渋滞が緩和されているのか?、町のようすがずいぶん変わったように思った。
 ま、25年ですからね。怖いほど昔のことなのか?



● 25年ぶりの岐阜城 ●

 

 岐阜城から北東の眺め。長良川の上流へ。でかい箱庭のようで気持ちが解放される。
 昭和30年代に再建されたそうで、城はともかく、内部はコンクリートの資料館で、風情にはイマイチだと思うのだけれど、ここからの眺めはすばらしい。そして改めて、こんなところに城を築き、戦いの拠点にした武将たちに思いを馳せて、現代人の想像をこえたところに存在するであろう熱に言葉を失う。
 http://www.gifucvb.or.jp/sightseeing/detail_kankou.php

 マサムネくんも言ってたけれど、ライトアップされていた城は幻想的。まるで空に浮かんで町を見下ろしているようだった。

 25年ほど前のGWに訪れたことがあるのだが、金華山ロープウェイに並ぶ列が長く連なっていたこと、下山は歩くことにしたことは覚えているのだが、あとはおぼろげ。
 その前日に訪れた犬山城に感動して、その記憶が強烈すぎたからか。犬山城はあれ以来訪れていないけれど、私にとっては、「城」と言えばいまだに犬山城。天守閣から感じられる歴史と、眼下に見えた木曽川の流れがいまだに脳裏にあるよ。
 http://inuyama-castle.jp/


● 長良川ミュージアム ●
 http://ukaimuseum.jp/

 

 

 きれいな川と城のある街は私には「住んでみたい街 No.〇〇」かもしれない。長良川はここから郡上八幡までのぼってみたけれど、いいな。
 上の写真は「長良川ミュージアム」の正面。
 ここで上映されている「長良川の鵜飼い」の映像はなかなか見ごたえある。中身だけではなく見せ方に工夫あり。
 このミュージアム全体を通して、統一的な演出がされていると思うのだけれど、休日には人が入るのかな。私たちが訪れたのは平日の夕方近くだったので人はまばらだったけれど。

 

 これはミュージアムのshopで見つけた絵はがき。気に入って、10枚くらい購入してしまった。


●「グリルばくろ」でランチ ●
 http://grill.bakuroichidai.co.jp/

 

 岐阜城のある岐阜公園から徒歩7~8分くらい。大通りから少し入ったところの古民家のお店。
 平日なのにそれなりにお客さんが入っていて、でも静かでゆっくり過ごせる店内のレイアウト。
 ランチでも大満足のコース料理。前菜のガーデンサラダ(溝に、8種類の彩り豊かなフレーバーソース)から心奪われました(笑)。

 

 飛騨牛ステーキはもちろんですが、パイ包みのグラタンスープ、イノシシのジビエ料理のオードブル、土鍋の炊きご飯(箸で食べるコースです)諸々、楽しんで食することができました。


● ちょっと遅かった紅葉 ●
 岐阜市の北部、美濃市へ向かう途中の大龍寺。
 http://www.dairyuji.com/doudan.htm

 ドウダンツツジの葉の紅葉が11月中旬から下旬と聞いたので寄ってみたけれど、地元の人に「残念だったね、ちょっと遅かった・・・」と言われました。う~ん、ホント、残念。

 

 写真の赤っぽいところが紅葉の名残り。でも、明るくて静かな境内を歩き、達磨大師座像とわが家のゴンベエが記念撮影(笑)。

 

 向かって右下に・・・。見えます?


●「うだつのあがる町並み」●

 

 「うだつ」とは、屋根の上の両端の防火壁のこと。
 江戸時代に、火事の類焼を防ぐために作られたそうだが、豪商は自分たちの富を誇示するかのように立派なものを作って競い合うようになったとか。美濃市には、古い町並みが上のうだつの上がる町並みが残って、観光客を集めている。
 (上の画像の左奥の家屋の屋根に、うだつがあるのですが、ちょっと見にくい?)
 「うだつが上がらない」って、ここからきた表現なんですね。

 下の橋は美濃橋。

 

 http://www.city.mino.gifu.jp/pages/2162

 美濃市の長良川に架かる橋。大正時代に架けられた、現存する最古の近代吊橋だそうだ。
 地元の人には大事な生活橋。

 堅固な造りに見えるけれど、「20人以上の人が一度に渡らないように」と注意書きあり。こういうのがリアルでなぜか好き。 


● これも山城「郡上八幡城」
 http://castle.gujohachiman.com/

 

 日本最古の、木造再建の城。内部も、見下ろす郡上八幡の町も、晩秋の空気の中、寂しげでいい。
 HPによると、「岐阜の天空の城」としても人気だとか。
 下の駐車場に車を停めて、くねくねの車道を突っ切って一気に登る。郡上八幡城は城主を何度もかえて歴史の波にさらされた城であることを知る。



 この季節はいつも仕事に追われ、休暇はなかなか取れないんだけれど、スピッツ長良川ライブのおかげで、ゆっくりな時を過ごせたな。努力すれば、どうにかなるってことか。


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