シアワセ、時々、フシアワセ

人生の折り返しをとうに過ぎた
ワタシの喜怒哀楽

戸惑い

2022-08-12 | フシアワセ

父の49日が過ぎまして

初盆でもあるので父の家にお線香をあげに行ってきました

 

ワタシの心配事は

何もしてもらえない父は、行くべき所に行けるんだろうか?と言うこと

夫としても、父親としても、最悪な人でもありましたが

最後ぐらいは娘として人並みに送ってやりたい気持ちが残る

今回の様な経験は初めての事で、心を痛め、戸惑う事ばかり・・・

父の嫁さんとの関わり方

頑張っていますが、父より9歳年下でお世辞にも常識人とは思えない人柄

その人を選んだのは父本人で仕方の無い事

聞きにくい宗教の事

そこら辺の話をちゃんとしておかないといけない

父ちゃんにも一緒に行ってもらい話をして帰りました

 

直葬で(実際には家で1晩過ごし簡素なお別れ)通夜も葬儀もない、身内の人間数名で見送る

戒名も無くお経を読むお坊さんもいない

亡くなった時も、その後も、法要らしい法要は1度も無い

父の訃報は嫁さんの長男からの電話で知り、今までも何度か彼から報告を受けてきた

嫁さんはワタシの事が恐いと、ワタシへの連絡はすべて長男任せ

彼にとっては

自分の母親の再婚相手、妹の子供を母親と一緒に育てている人

彼にとってはそれだけの人であり

関わりたくないけど母親に頼まれたから連絡してるだけ、と言うスタンス

訃報の次の連絡では

「通夜も葬儀もない直葬。出棺は〇時です。。家族で見送ります。。。」

一言のお誘いも無かったので、こちらから立会いをお願いした

ワタシと父ちゃん、4歳下の弟も一緒に見送った

病室で、孫(血の繋がらない)と一緒に病院のレストランで食事がしたいと

看護士が聞きに行くため席を外して戻ると心停止になっていたそう

普通に会話もでき元気だったのに・・・あっけない人生の終わり

認知症と膵臓癌も患っていたようですが、最期は苦しまずに逝った

 

そもそも父が熟年再婚した当時

お世話になるからと、挨拶に行き、一緒に近くのくら寿司で食事をした

嫁さんとはその時が初対面、昼から生ビールをジョッキ2杯、どうなん?

父ちゃんのおごりだったから、ちょっと引いた

その後も仕事が無いと言う父を時々出張させ雇う事もあり、給料も支払ってきた

我家に2人で泊まりに来た事だってあった

積極的に付合いをするタイプの嫁さんではない事は感じましたが

父の人生の終盤に・・・

父自らが連絡出来なくなったんだから嫁自身がワタシに連絡をよこすべき、はず

それなのに嫁さんがワタシの事が恐いとか言ってる。へ?笑ってしまいます

ただの自分の罪悪感なのでしょう

感謝されても恨まれる筋合いはないと思うんですけどね(^_^;)

でも後から思うのは、コロナのせいにしたくないけれど、

ワタシから連絡出来てたら、まだ生きていた父に会えたのかもしれません

 

再婚同士で墓を建てても後継者がいない、お金も無いのに父と2人で入りたいと言う

父だけならワタシ(3兄弟、私以外は父に関わりたくない)が決める事ですが

嫁さんがいる

その嫁さんには40歳前後の息子と娘がいて、2人には学校に行くような歳の子達もいる

嫁さんの子供達にとっては死別した父が実父であり・・・ワタシの父とは赤の他人

嫁さんには死別した前夫の墓があっても再婚して姓が違うから入れない

1人用じゃなくて2人用が必要になる

はぁーややこしい(-_-;)(-_-;)(-_-;)

先日契約して帰った納骨堂、ワタシが負担して契約者は嫁さんです

色々あったとしても

父の人生最後まで一緒にいてくれた感謝の気持ちが正直あります

生きてる限りは供養もしてくれるでしょうから

亡母にごめん・・・と

心痛めながら、父の嫁さんと今からも付合いをするつもりでいます

その嫁さんが

分骨してワタシの母の墓に入れてあげたら?なんて、無神経な事を言うからイラッとした

名字は同じでも離婚し出て行った人、先祖代々の墓には入れない(婿養子ですが旧姓に戻らず)

父のお骨は骨壺のまま安置され、奥さんが入ったのち、また10年安置され

その後2人のお骨は合同供養塔に移されて永代供養をしてもらう

ということ

落着く先が決まって少しは安心できました

 

ワタシの戸惑い

嫁さん家族は一族みんな某新興宗教を信仰しているらしい

(これは生前の父から聞かされていました)

仏教のような戒名もなく、通夜葬儀も違う、墓は〇〇家、区切りの法要も無い

ワタシの生家は

1,733年に亡くなった先祖である曹洞宗僧侶が隠居寺を建てた事から始まり

生家の菩提寺のルーツになる寺で1番目の檀家らしい、曾祖父母は熱心に信仰していた

父の生家は浄土真宗、詳しく知らずとも先祖代々の長い歴史がある

それぞれの家が普通に仏教だったので

新興宗教にも、そのお作法にも、戸惑いしかなくて・・・モヤモヤするばかり

嫁さんはそうであっても父はその宗教と無関係ですからね

おとん、大丈夫か?

お経の1つも唱えてもらえなくて成仏できるん(/_;)なんて思ってしまうんです

そんな事が心配だったり、不安だったり

心穏やかに過ごせない理由の1つでした

ワタシよりずっと、父と母と連絡を取り合い、胸の内も知ってた父ちゃん(夫)の出番

ワタシが聞きにくい事も聞いてくれて(さすが父ちゃん♪)先の予定を立てる事ができました

 

納骨堂契約の時も、今回も、見てると、大丈夫なん?

と思わせる頼りなささを感じ、あれこれ心配してしまうワタシ

生活苦で父のお供えやら花やら、してやれないと言う嫁さんに色々買って持って行く

今回もお盆の準備にとイオンの商品券を置いて帰った

おかんに悪いなと思ってる位だから、現金は言付けたくない!!という娘心です

蜂の巣も退治して帰った

何でこんな心配をしないといけないのか(-_-)父め(`´)

 

帰り道に

ワタシの生家の墓が見える場所で母に遠くから手を合わせました

父ちゃんも

再婚してる自分の母親の墓が見える場所で遠くから手を合わせました

離ればなれで育ったお兄さんが建てた父親の墓も遠くから手を合わせました

父ちゃんには墓にも参れない家族関係があり

それに心痛めていたワタシが、自分自身もそうなるなんて・・・夢にも思っていませんでした

人生には本当に思いがけない色々な事が起きます

 

今朝方、3度も金縛りにあい、部屋にあるペットの見守りカメラをスマホで確認

白い玉がフワリフワリ飛んでました(気配は感じても肉眼では見えないので)

今までなら「おかん、元気やったん?どうしよるん?」そう声掛けしますが

2人ともいなくなったから「おかんなん?おとんなん?」どっちか私も分からない

何かを伝えに来ている。それだけは感じるのですが・・・

父の祭壇の前で、100日の法要か納骨前の法要か

そんな事を3人で話していて

「おとん、1回くらいお寺さんにお経を読んでもらおう」と言ったタイミングで

【ピシィ!!】と、かなり大きなラップ音

その場では「おとんも賛成してるみたいですねー」なんて言いましたが

きっと、そんなお金がかかる事せんでええ、そう知らせたような気もしています

 

供養って、残された遺族が故人を想いする事であって

死んでしまった本人にとっては、知ったこっちゃないのかもしれません

特にうちの父は・・・

 

ちょっと長くなりましたが

この記事を書いてる最中、いとこから生家の祖母(母の母)の訃報が届きました

その後に弟も連絡してくれました

 

昨日の帰り道

急に思い立って避けていた生家の近くまで行ったわけですが

途中、祖母が入院してると聞いた病院の前を車で通り、思う事がありました

祖母は昨日の、その時間帯の頃に

ロウソクの灯りが消えてゆくように亡くなったそうです

104歳、大往生、よく頑張って生きてくれたと思います

知った者がみんないなくなってゆく・・・

長生きした事で皆を見送ってきた祖母は、よくその淋しさを口にしていました

同い年の祖父が75歳で亡くなり、5年前には叔母(母の姉)、そして4年前に母

2年前には孫である従兄弟の急逝、親兄弟もみんないない

今頃、先に逝った家族や知人友人に逢えている事でしょう

最後に会ったのは

亡母の一周忌と納骨が目前の頃、縁側に2人で座ってスーパーの寿司を食べた

「もう会いに来れないから元気でいてね」とハグしたら

【死んでから来てもつまらん。生きてるうちに会いに来てょ】そう言った祖母

山桜が風に吹かれて飛んで来て、花見だね~って言って一緒に笑ったね

おばば、ありがとう

笑った時に出来る目の下のエクボは祖母譲り、貰ったのはワタシだけ♪

ありがとう

 

幼少期に育てて貰った祖母が自分の母親だ!と言う兄は悲しみに暮れてる事でしょう

すべての自らの不遇は、生まれた家のせい、親のせい

育てて貰えなかった恨みがあると、それを盾に、母へ過剰な懺悔の人生を求めた

自分のふがいなさを棚に上げ、家を出なかったのは祖母がいたからだと

兄にとっては肩の荷が下りたでしょうが、これからは誰のせいにも出来ない

頑なな心を悔いて、今からの人生を生きて欲しいと願っています

 

そうすると思うのは、今朝の金縛りは?

きっと母が祖母の事を知らせに来てくれたのかもしれませんね

周りの知った人が亡くなると経験する事が多い、ワタシの不思議なことです

長い記事にお付合い頂きありがとうございましたm(_ _)m

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