遺影を持って出かけましたが、夢には出てきてくれませんでした。
久しぶりの遠出で、行きはほんの少しだけ緊張しましたが、すぐに一人の気楽さを思い出し、到着日の朝までの“一人”を楽しみました。
帰宅してから、それまでの緊張や気疲れ（会話のない不仲な兄弟、遠方から来てくれた親戚などへの）、薬の副作用などが重なったのか、
荷物を解いて着替え、缶ビールを開けてしばらくして、胃のあたりが痛くてどうにも気持ち悪くなり、何も食べずに横になり、そのまま朝まで―。
昔の自分からは想像できないくらい、虚弱？？になったなぁと思いました。
しっかり休んだ分、今日は体調が戻り、食欲は相変わらずムラがありますが、なんとかなってます。
何枚か撮影した、プチ一人旅の写真を何枚か。
予約した温泉旅館。
石段街からは少し離れていますが、高速バスのバス停からは割と近くでした。
シングルルームなので洋室です。
普通のビジネスホテルよりは少し広め。
出張などビジネス客が使うことが多いからでしょう、タバコ臭がきつくて（カラオケボックスのような部屋の臭い）、喉がじわじわとやられそうで、フロントにお願いしてオゾン消臭を頼みました。その間、外に出て散策し、戻ってみるとタバコ臭はほとんど感じない代わりに、何とも言えない、独特のにおいがして、それはそれできつかった。。。リセッシュを借りて何度もシュッシュ！！しましたが、あまり効果なく・・・。泊まるなら、やっぱり禁煙ルームが一番いいなぁ。
全館禁煙ルーム、という宿ならいいのになぁ。
宿の入り口には、風鈴の音色も涼やかなほうずきが。
せっかくなので石段街へ行ってみることに。
日没で閉店するお店が多く、観光客の姿もまばら、とても静かでした。
３６５段ある階段の８割ほど上り、そろそろ戻ろうかと振り向くと街灯に灯りが。随分暗くなってきたのですね。
ちなみに、この階段の下には温泉が流れ落ちていて、何カ所かガラス張りになった場所から、流れる温泉を観ることができます。
説明書きによると、昔はこの温泉を引く宿が１２軒のみ営業を許されていたそうで、その宿があった位置には１２軒にちなんで十二支の干支のパネルが埋め込まれていました。
石段の一番下。
日が暮れて、人がいない光景も悪くありません。
石段の最後の方は温泉がむき出しになっていて、手で触れることもできます。
温かかったです。
夕食は外でとも考えていましたが、適当なお店がなく、ホテル内の食事処へ。
行く前に軽く調べたときに出てきた、「あさりラーメン」が美味しかったという情報を思い出し、私もオーダー。
ニンニクが効いたスープに、たっぷりの殻付きアサリ、メンマ代わり？か牛蒡が入っていて不思議なおいしさでしたよ。
写真は撮れませんが、ここはお風呂がとてもよかった。
母も喜んでくれたでしょうか。
薄茶色の「こがねの湯」、平成になってから掘られた無色透明の「しろがねの湯」、２つの温泉が楽しめ、大浴場は３階の「天晴（あっぱれ）の湯」（男女別々、内湯・露天風呂でいくつもの湯船あり）、地下の「岩風呂」は男女入れ替え制ですが、風情があってなかなかよかったです。
当初は考えていなかったことなので、どうしようかとも思いましたが、前日に来てやはりよかったです。
本音を言えば（？）、もっとゆっくりしたかった
ひとまず納骨を終え、寂しさ＋ほっとした気持ちも。
父と６年ぶりの再会をした母は、さてどんな話をしていることでしょう。
きっと話すことが沢山ありすぎて、しばらくは母の話が続くことでしょうね。
