アラフィフのキャンプ好き日記

「絶対に生きて帰る」

1日1日経つごとに、世界はこれからどうなっちゃうんだろう、というようなニュースが報道されて、
自分は普段と何変わらない日常をおくっていますが、暗澹たる気持ちは拭いきれません。。

後藤さん。
もう亡くなってしまったことは確実なのでしょうけれど、今回シリアに行ったことを1ミリも後悔したことはなかったのかどうか、知りたい気持ちが残りました。

うる覚えですが、だいぶ前に戦場カメラマンの渡部陽一さんが、「絶対に生きて帰ってくることを自らに課しているが、結婚し子供をもって、その意識をより強くもつようになった(だから本当に命に危険が及ぶようなところへは足を踏み入れない)」というようなことをテレビか何かで話していたことを思い出しました。

行かない勇気、というものもあるのだと。
あまりに悲惨、むごい事件に言葉もないのですが、
「絶対に生きて帰る」、この言葉の意味をあらためて感じたのでした。

コメント一覧

カイルア
あんなさん
> 自分の身に危険が及ばないギリギリの範囲で、
> レポートをすることもできたのでは、と。

ですよね。。
湯川さんが拉致されていなければ、そのようにできたかもしれませんが、そこから一歩踏み入れてしまった。。

そもそもですが、かつてミリタリーショップの店主だった人が、なんの経験・知識もなしに民間軍事会社を立ち上げシリアに入る、それ自体どうなの?という感じですし、それで拉致されてしまった人を救いに行くことは、妻や子供よりも大切だったのでしょうか―。

ご本人のことや周囲のことを知らない私があれこれ言うのは憚られる思いつつ、最終的にあのような結末となり、なんとも釈然としないものが残ります。。
あんな
同感です。
カイルアさんのご意見に同感です。
あえて、あの時期に、あの場所に行かないという決断があったら、、、と悔やまれます。
取材経験が豊富な後藤さんだからこそ、
いかに危険が想像がついていたはず。
自分の身に危険が及ばないギリギリの範囲で、
レポートをすることもできたのでは、と。


カイルア
正反対なんですよ
〉どこの国に生まれても、同じように教育を受け、夢を持てる、そんな世界になって欲しい

私も全く同感です。

ちなみに、ジャーナリストである後藤さんの仕事と、ライターである私の仕事は、ものを書くことは同じでも、目的や内容は正反対の仕事です。

ジャーナリスト(あるいは記者)は、報道や事件に携わりメディアに素材(ネタ)を提供して私見を発信しますが、ライターは媒体やメディアが求める文章を書くことが第一で、物によりますが自分の意見は発信しないケースが多いです。

外側からみると似たような職業にみえますが、実は正反対の仕事なのでした。
すみれ
同じ仕事
なのかな?主様は記事を書くという意味では同じ職業なのかなと、思いますが(後藤さんと)

後藤さんが、奥様や娘さんをのこして、なぜ湯川さんを助けに行ったのか、昨年一度救出に成功しているので、今回も。。。という過信があったのでは、今となっては分かりませんが、残念でなりません。

湯川さんは、シリアに武器を売りに行った人間です。
死人を悪く言いたくはありませんが、武器を売ることを商売としている人がいる限り、戦争ってなくならないのでは。。。と感じます。

言い方は悪いですが、そのような人を、最愛の御家族と比較して、助けに行くようなことだったのかなと、

昨年救出したときに、湯川さんにシリアを出るよう再三言ったのに、また戻ってしまったとのことでしたから、そこまでくると、もはや自己責任としか言いようがない気がします。

後藤さんの著書、いくつかみましたが、とても良い本ばかりで、

このような人こそ、日本中の学校で、学生に講演などして欲しい方と思いました。

日本は、本当に平和で、最近の小学生を見ると、妖怪ウォッチなるゲームにいそしんでいます(我が家もですが)

学校行くのが面倒だとか、宿題したくないだとか、平和だから言えることなんですよね。

シリアの子供達は、夢が「学校に行くこと」なんだそうです。夢なんですよね、学校で学んだり、友達と遊んだりすることが。

そして、たくさん勉強して、学校の先生になりたいとか、
大統領になりたいとか言うんですよね、そしてこの国を良い国にしたいと。

日本の子供で、そんな子供が何人いますかね。先進国って、何だろうって思ってしまいます。

そういうことを考えさせてくれたのも、後藤さんの取材のお陰です。

本当に本当に、後藤さんには、あんなところにいってほしくなかったです。
後藤さんがいたら、これから先まだまだ多くのシリアの人が救われることになったかもしれないですから。

あそこまで、シリアのひとたちのことを考えてくれる人もいないのではと思うと、本当に何で行ったのかと、残念で仕方ありません。

世界から争いがなくなることを、後藤さんは願っていたのでしょうか、そのところ分かりませんが、私は世界から争いがなくなり、どこの国に生まれても、同じように教育を受け、夢を持てる、そんな世界になって欲しいと、心から思います。
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