あずさ監査法人は、第30期(2014年6月期)の業務及び財産状況説明書を、9月26日付で公表しました。計算書類も含まれています。
主な数値は以下のとおり。左から当期、前期、前々期です。
業務収入 80,734百万円←80,081百万円←82,871百万円
営業利益 2,395←2,072←3,532
税引前当期純利益 1,774←2,174←1,549
当期純利益 695←2,152←202
営業外費用の貸倒引当金繰入額520百万円が少し目立ちます。長期貸付金を対象とするもののようです。
業務費用の明細をみると、出向者負担金受入額1,954百万円(費用のマイナス)というのがあります。金額から推測すると、数百人規模で外部への出向者がいるのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ac/8f70e6f419fa60b5e6ca1fa5f7f9b7eb.png)
(あずさ監査法人のサイトより)
売上はこの表に示されているように、監査が減収、非監査が増収で、全体として増収となっています。非監査は波が大きいようです。
監査法人業界全体では、新人や中途採用の採用意欲が高いようですが、監査の売上の伸びによるものではなく、別の要因(退職増?)によるのでしょう。
当サイトの関連記事(2013年6月期について)
その2(新日本2014年6月期について)
新日本も監査の売上はほぼ横ばいです。