会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

国際会計事務所PwC、中国で100人以上削減と関係者-法人顧客流出(ブルームバーグより)

国際会計事務所PwC、中国で100人以上削減と関係者-法人顧客流出

PwCが、中国事業全般で従業員を削減しているという記事。公式発表されてはいませんが、事務所側も否定はしていないようです。

「非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、北京や上海などにあるPwC中国部門のオフィスで、さまざまなチームの少なくとも100人の従業員が削減される。あるチームではスタッフの半数余りが整理対象になったと、関係者の1人が述べた。最終的な削減規模は現時点で不明。

PwCの広報担当者はブルームバーグ・ニュースの問い合わせに対し、「外部環境の変化を踏まえ、市場の需要に見合った組織構造の最適化に向けて一部調整を進めている」と回答。人員削減数の詳細は明らかにしなかった。」

中国恒大集団の監査をめぐって、PwCが当局の調査を受けているという背景があります。

どの程度の規模の事務所なのか...

「規制当局への届け出によれば、PwCの中国本土部門、普華永道中天会計師事務所は昨年末時点で、中国に291人のパートナーと1700人余りの会計士を擁していた。公式データによると、同社は2022年に本土の会計事務所の中でトップの収益を上げ、同年の売上高は79億元(約1750億円)に上っていた。上海や深圳、香港、ニューヨークに上場する約400社の中国企業の監査を担当していた。」

日本の大手監査法人より売上は多いが、会計士は少ないという状況でしょうか。100人削減は、規模と比べて、それなりに多い人数なのでしょうが、日本の大手監査法人のかつての大リストラとくらべると、少なめです。

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