会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

顧問・相談役、廃止相次ぐ 実態公表は37社 ブリヂストン、月内開示(日経より)

顧問・相談役、廃止相次ぐ 実態公表は37社 ブリヂストン、月内開示

顧問や相談役を廃止したり、勤務実態や報酬などを開示する企業が増えているという記事。

「顧問や相談役を廃止する企業が相次いでいる。勤務の実態や報酬などを公表する動きも広がり、5日までに野村ホールディングスや日本航空(JAL)など37社が開示。ブリヂストンは月内に相談役の詳細を公表する。」

「すでに顧問・相談役をなくした企業もあり、日清紡ホールディングスや阪急阪神ホールディングスは17年に相談役制度の廃止を決めている。昨年末から今年にかけては資生堂や伊藤忠商事のほか、日本たばこ産業(JT)が取りやめを決めた。パナソニックは2月末、相談役制度の廃止を発表している。

顧問・相談役について積極的に情報を開示する動きも広がっている。東京証券取引所は今年1月、「コーポレート・ガバナンス報告書」顧問や相談役の詳細を記す欄を新たに加えた。顧問、相談役の氏名や経歴、常勤・非常勤といった勤務形態、報酬などの開示を促している。現時点で義務ではないが、自主的に開示する企業が相次いでいる。」

当サイトの関連記事(「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」記載要領一部改訂について)

この銀行はすごい取締役相談役がいるそうです。

森金融庁が討つ「島根銀の法皇」(FACTA)

「日銀が異次元の金融緩和に踏み切ったのは今から5年前。銀行を取り巻く環境が激変するなか、島根銀行はなぜ、自らの首を絞める豪勢な本店建設に突き進んでいったのか。その元凶は銀行経営を牛耳る取締役相談役、田頭基典氏(76)――。金融庁関係者は「老害の見本」と斬って捨てる。

田頭氏は広島県立尾道商業高校を卒業後、広島国税局に入局した旧大蔵省のノンキャリ出身。01年に島根銀行の顧問に天下ると、02年に常務取締役、03年に代表取締役頭取に就任。以来11年にわたって頭取を務め、14年には代表取締役会長に就き院政体制を確立した。16年に相談役に退いたにもかかわらず取締役として隠然たる力を誇示している。」

「田頭氏の会長就任後、島根銀行では奇妙な頭取更迭劇が続いている。

14年に会長に退いた田頭氏の後任に、普銀転換後初となるプロパー出身の山根良夫氏が頭取に就任したが、わずか2年で更迭。その後任として16年に頭取に就いたプロパー出身の青山泰之氏も、わずか1年で頭取を辞任。17年6月からは関連会社の松江リース社長だった鈴木良夫氏が頭取になったが、すぐにクビが飛ぶ頭取には求心力がなく、「田頭相談役の我が世の春」と同行OBは嘆く。」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事