米エンジニアリング大手シカゴ・ブリッジ・アンド・アイアン(CB&I)(東芝子会社であるウエスチングハウス(WH)が買収した建設会社の元親会社)に対し、機関投資家らが損害賠償を求める株主集団訴訟を提起したという記事。東芝の巨額損失にも関連するニュースだと思います。
「原告側はCB&Iが原発建設の遅延やコスト超過などを認識しながら引当金を計上せず、業績開示で営業利益などを実態よりも良く見せかけたと主張している。問題が明らかになるのに伴い株価が下落し、株主の損失につながった。
CB&Iの原発建設事業はその後、WHが15年末に買収した。WHは16年4月、CB&Iに対して買収後の運転資本の調整額として21億ドル(約2400億円)を請求。その際に原発建設遅延に伴う債務の計上について「適切な会計基準にのっとっていない」と指摘したという。」
買収先の会社が粉飾決算をやっていた、それを知らずに買収した東芝が大損した、というストーリーになるのでしょうか。ただ、相手の会社も米国会計基準に基づき決算を行い、会計監査も受けているはずですから、そう単純な話でもないのでしょう。
訴訟自体は、東芝巨額損失問題が騒がれていることが、きっかけになったのかもしれません。
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