坂の上の雲に乗ろうとした日本人は雲上人になった。雲に乗って浮き足立った。山の頂上を見誤った。
坂の上の雲、封建社会の弊害を除き、欧米的近代国家に変身する言葉だった。
雲をつかむ話、悪い雲をつかんだ悪夢物語になってしまった。
欧米を超え経済野獣の動物園なった祖国は峠に立っている。坂の上の美しい雲は暗雲に変わり道が見えず前に進めない。しかも暗雲には風上の中国の微細粒子や北朝鮮の放射能を含んでいる。
山道で道に迷ったら如何するか?
来た山道を下り、麓から棘の道を切り開き、地に足を付け歩を進めることだろうか。
