メガネを眼鏡と書くのはなんで?
眼に金属の輪を掛ける眼金じゃないの?
レンズは鏡なのだろうか?
物語が始まる。
近眼は近視で遠方の風景が網膜の手前で画像を作成するから凹レンズで焦点を矯正する。
老眼は遠視で老衰による水晶体勤続疲労の機能低下、遠くは見えるが近くの書物の文字が見えないから凸レンズの助けを借りる。
若い時は自己中心に陥り、世間が見えない近視眼的な行動に走る。己の事を究明する時期といえば仏教的。
老いると自己内省よりも他人に小言を言うことが楽しみな遠視状態に陥る。菩薩行と言えばポジティブ。
老メガネで遠方視するとボヤケルが、近くは良く見える。
近くの今日一日を精一杯生きる。遠くの明日は見えない、逝くかもしれない。
老境とは老メガネ人生。