東京電力福島第1原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームによると周辺で鳥の数が減少している。
チェルノブイリ原発と福島第1原発の比較調査する為に共通する14種類の鳥について分析したところ、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下した鳥は福島に軍配が上がった。
沈黙の春は人間の食料を調達する農産物の害虫退治の農薬の問題を指摘したのであるが、放射能の被害は強欲に負けた万物の霊長の驕りが万物を痛めつける。
生物だけでなく、人間も住めない砂漠にしてしまった。鳥の鳴声も無く、聞く人間もいない、寂しい春を迎える福島浜通り。
合理性、効率、スピード、生産性追及の金儲けで地球を痛めつける暴挙は許されない。
貧乏・不便を喜び、創意工夫を楽しむ心が人間の本来の姿。人生は苦。