熊本県球磨郡五木村の子守唄 「おどま勧進勧進 あん人たちゃよか衆 よか衆ゃよか帯 よか着物」
私は乞食(こつじき)、あの人達は金持ち、立派な着物を着ている。戦国時代の封建制を引き摺った貧しい山村。家計を助ける為に子守奉公する哀歌。
勧進とは、寺院の建立や修繕などの為に、信者や有志者を説きすすめてその費用を奉納させることをいう。
乞食は高い志がある勧進の時は「こつじき」と読み、単なる物貰いは「こじき」と蔑む。
大相撲は神社仏閣の再興や造営の費用を捻出するための江戸時代初期の勧進相撲に端を発している。モノカネ万能社会の日本相撲協会は興行の目的意識が喪失し、私腹を肥やす我利我利亡者の乞食(こじき)集団になった。
悪役・朝青龍明徳はモンゴル発展の使命感が強く横綱を維持させる。東京都墨田区横網(よこあみ)の両国国技館建設の勧進の春日野親方、双子山親方の時代は横綱北の湖・千代の富士で土俵が充実していた。
日本の最大の勧進元は日本国である。健康で文化的な生活を、国民に提供する名目で、高額の税金を奉納させる。そして経済支配者の大企業に儲けさせる。おこぼれを頂戴する政治家は乞食(こじき)である。
日本楽土創設の勧進の浄財を我物顔で、定額給付金として、僅かに国民に還元して善人ぶっているが、国民は乞食(こじき)から金を恵んで貰う程落ちぶれていない。
托鉢する修行僧は、清貧に甘んじ、人の有るべき姿を追及する乞食(こつじき)となる。家族を守る五木の子守は崇高な勧進なのである。
政治家が「こじき」を脱し、「こつじき」に成ると日本も変わる。その手段は国税から高額報酬を支払わないことである。そもそも政治はボランティアで職業ではない。おいらは怒っている。
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