約7か月ぶりに敢行する関西プチ美術旅行。
行き先は、初訪問となるMIHO MUSEUM。
アクセス不便な場所(ピエロ・デッラ・フランチェスカ紀行におけるサンセポルクロ、モンテルキ、ウルビーノ並み)だと勝手に想像していた。
調べると、JR新快速で京都駅から約15分、大阪駅から約45分のJR石山駅からバスに乗って50分。
バスは、美術館の開館時間にあわせて、1時間に1本出ている。
「気軽」な距離ではないとしても、アクセスは悪くはない。
始発9:10のバスに乗る。7割くらい席が埋まる。白人さんのグループもいる。
途中の乗降客は2・3人程度。ちょうど50分後、開館時刻である10時に終点の美術館に着く。
レセプション棟に入り、チケットを購入する。
レセプション棟から美術館棟までは、トンネルを抜けて徒歩7~8分ほど。無料の電気自動車も走っている。
せっかくなので、電気自動車に乗る。徒歩よりは早いスピード。
美術館棟に到着。
<美術館棟のエントランスを見上げる>
<背後を振り返る。右下に乗ってきた電気自動車、後ろに抜けてきたトンネル>
まずは、主目的の「バーネット・ニューマン -十字架の道行き-」展に直行する。
決して広くはない展示スペースであるが、観客も多くはなく、じっくり観る。
本展については、別記事に記載。
次に常設展示室や同時開催の「曽我蕭白「富士三保図屏風」と日本美術の愉悦」展をまわる。
館内は、欧米や中国系の観光客グループがずいぶん目立つ。
最近のニュースで外国人観光客の増加が報道されているが、MIHO MUSEUMもそのようである。
彼らは観光バスで来ているようだ。京都観光とセットなのだろう。
印象に残った作品は、やはり曽我蕭白≪富士三保図屏風≫。
風景画であるが、人物を描いた画と同様に奇抜。
左隻の左側に描かれた富士山。その稜線が右にグーンと伸びて、左隻を突破・右隻に突入したところで、海に達する。
ありえない。これはいったい何なのか。
徒歩でレセプション棟に戻る。
昼食は、美術館棟にもレセプション棟にもレストランはあるが、レセプション棟のショップでパンを買い、ベンチで食べる。
帰りは13:00発のバスに乗る。行きのバスよりは空いている。50分ちょうどでJR石山駅に到着。
今回の関西プチ美術旅行は、これで終了。