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東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

関西プチ美術旅行(2015年5月)

2015年05月28日 | 展覧会(日本美術)

 約7か月ぶりに敢行する関西プチ美術旅行。
 行き先は、初訪問となるMIHO MUSEUM。

 アクセス不便な場所(ピエロ・デッラ・フランチェスカ紀行におけるサンセポルクロ、モンテルキ、ウルビーノ並み)だと勝手に想像していた。

 調べると、JR新快速で京都駅から約15分、大阪駅から約45分のJR石山駅からバスに乗って50分。
 バスは、美術館の開館時間にあわせて、1時間に1本出ている。

 「気軽」な距離ではないとしても、アクセスは悪くはない。

 始発9:10のバスに乗る。7割くらい席が埋まる。白人さんのグループもいる。
 途中の乗降客は2・3人程度。ちょうど50分後、開館時刻である10時に終点の美術館に着く。


 レセプション棟に入り、チケットを購入する。
 レセプション棟から美術館棟までは、トンネルを抜けて徒歩7~8分ほど。無料の電気自動車も走っている。
 せっかくなので、電気自動車に乗る。徒歩よりは早いスピード。
 美術館棟に到着。

<美術館棟のエントランスを見上げる>


<背後を振り返る。右下に乗ってきた電気自動車、後ろに抜けてきたトンネル>


 まずは、主目的の「バーネット・ニューマン -十字架の道行き-」展に直行する。
 決して広くはない展示スペースであるが、観客も多くはなく、じっくり観る。
 本展については、別記事に記載。


 次に常設展示室や同時開催の「曽我蕭白「富士三保図屏風」と日本美術の愉悦」展をまわる。
 館内は、欧米や中国系の観光客グループがずいぶん目立つ。
 最近のニュースで外国人観光客の増加が報道されているが、MIHO MUSEUMもそのようである。
 彼らは観光バスで来ているようだ。京都観光とセットなのだろう。


 印象に残った作品は、やはり曽我蕭白≪富士三保図屏風≫。
 風景画であるが、人物を描いた画と同様に奇抜。
 左隻の左側に描かれた富士山。その稜線が右にグーンと伸びて、左隻を突破・右隻に突入したところで、海に達する。
 ありえない。これはいったい何なのか。


 徒歩でレセプション棟に戻る。
 昼食は、美術館棟にもレセプション棟にもレストランはあるが、レセプション棟のショップでパンを買い、ベンチで食べる。

 帰りは13:00発のバスに乗る。行きのバスよりは空いている。50分ちょうどでJR石山駅に到着。
 今回の関西プチ美術旅行は、これで終了。 



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