東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

「クリストとジャンヌ=クロード"包まれた凱旋門"」展(21_21 DESIGN SIGHT)

2022年09月05日 | 展覧会(現代美術)
クリストとジャンヌ=クロード
"包まれた凱旋門"
2022年6月13日〜2023年2月12日
21_21 DESIGN SIGHT
 
 
 1935年6月13日、同じ年の同じ日に、別々の場所で生まれたクリストとジャンヌ=クロード。
クリスト:
 ブルガリア王国のガブロヴォ
ジャンヌ=クロード:
 フランス領モロッコのカサブランカ
 
 
 1958年秋のパリで出会い、アーティストとしての活動を始める。
 
 
 その後1964年にニューヨークへ渡り、二人は世界中でプロジェクトを実現させていく。
 
 2009年にジャンヌ=クロードは逝去するが、クリストは創作活動を続ける。
 
 1961年までその構想が遡るという「包まれた凱旋門」プロジェクトはそのひとつ。
 当初は2020年4月に実現予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大により延期。
 クリストは、実現を見ることなく、2020年5月に逝去。
 
 クリストの甥であるヴラディミール・ヤヴァチェフに率いられた、クリストとジャンヌ=クロードの「親愛なるチーム」によって、2021年9月、ついに「包まれた凱旋門」は完成する。
 
 
 
 
 クリストとジャンヌ=クロードの長年の活動や作品を、写真や映像などで紹介したあと、
 
 
【準備:〜2021年7月】
 
「包まれた凱旋門」の模型
 
 
 「準備」に関する映像も用意されている。
 
 
 
【搬入:2021年7月15日〜】
 
 
 
 
 
 
 
そして、
 
 
 
 本プロジェクトのために製造された「銀色のコーティングが施された再生可能な青い布」(実際は25,000m2使用)と「赤いロープ」(実際は3,000m使用)を通り抜けると。
 
 
 
 
 
 
【実現:2021年9月18日〜10月3日】
 
 映像。
 
 
 
 
 このあと、プロジェクトの実現に尽力した人々(11名?)のインタビュー映像と関連パネルの展示。
 
 
 個人的に気になる「撤収」の紹介が見当たらなかったのはちょっと残念(見落としていたら申し訳ありません)。
 
 
 
 
 映像を中心とする展覧会。
 映像をひととおり見ることを含めた必要な鑑賞時間は2時間とのこと(チケット購入時に係の方から説明あり)。
 
 
 ギャラリー3は、ミュージアムショップとして使用。
 入口の布・ロープ(実物)は触って可であるようだ。
 そういえば、係の方も、この布とロープを使ったと思われるユニホームを着用されている。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。