ベスト・オブ・ザ・ベスト
2015年1月31日~5月17日
ブリヂストン美術館
1月の3連休、東京駅周辺美術館共通券を使用し、ブリヂストン美術館のウィレム・デ・クーニング展を再鑑賞する。
感想は、前回と変わらない。
デ・クーニングについては、次の機会があることを期待する。
デ・クーニング展の会場は、2室。
残る8室は、美術館のコレクションが展示されている。
ブリヂストン美術館は、新築工事のため、5月18日から長期間にわたり休館する。
休館前の最後の展覧会は、1月31日から開催の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」展。
美術館が管理する約1,600点のコレクションのうちのベストセレクション、約160点を紹介するという。
これを機に、ブリヂストン美術館コレクションのマイ・ベストを選んでみよう。
正式には「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を観てから判断する。
今回は、今日の展示コレクションから暫定的に選ぶ。
そう決めて、コレクション展示室を行く。
暫定結果(順不同)
1)セザンヌ≪サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール≫
制作年1904-06頃と、セザンヌ晩年の作品。
セザンヌにはまだ開眼していない私であるが、この大ぶりのタッチの、そのタッチに比して画面が妙に小さく感じる本作品。気になる作品である。
2)カイユボット≪ピアノを弾く若い男≫
代表作≪床削り≫とともに1876年の第2回印象派展に出品された作品。
カイユボットと言えば、2013年にブリヂストン美術館で開催された回顧展。私がこれまで観た近代西洋美術の展覧会のなかでは、ベスト1だと思っている。
3)ザオ・ウーキー≪07.06.85≫
今回非常に惹かれたのが、「追悼 堂本尚郎とザオ・ウーキー」と題された第8室に6点展示されている、ザオ・ウーキー。
これまで素通りしていたことをもったいなく思う。きっといろんな作品を観る機会を逸していたのだろう。
「西洋と東洋の融合」、「水墨山水の世界を抽象化させたよう」。
以上、とりあえず3点。
最終的には、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を観て、選びたい。