冨安由真展「くりかえしみるゆめ」
2018年6月8日〜7月1日
資生堂ギャラリー
「心霊現象」あるいは「不可思議な体験」をモチーフとしたインスタレーションであるらしい。
なんか取っつきやすいところもありそうだし、時間帯によっては入場1時間待ちなど評判になっているようだし、入場無料だし、で、会期最終週の平日夕方にいってみる。
即入場できるが、退場時には10数人ほどの待ちができている、つまり会場内は賑やかで、突然ドアが開いたり、突然窓ガラスを外から叩く音がしたり、突然何々したりするが、驚き/怖さを味わうのは難しい。おそらく気づけなかった仕掛けもあっただろう。想像力。大きな家で、迷路の雰囲気で、ドアを開けて、開けたドアはきちんと閉めて、を繰り返して部屋を移っていく。と最初の部屋に戻っている。再度ぐるぐると不穏な洋風調度品を見て回ることになる。ここから抜け出せないのは怖い。そんな夢は見たくない。
ドアノブ以外は触るな、という会場内は撮影可能。部屋全体の撮影は断念し、8つの部屋に各1点ずつ掛けてある絵画を撮影する。








これらでは、個展の雰囲気、伝わらないなあ。
突然怖い話をしますけど、私は学部と大学院、両方ロンドンにある某美大で学んでいるんですけど、校舎が昔病院だったので、死体安置所として使われていた場所があったのです。私は鼻が良いのですが、死体の臭いが染み付いている場所で、そこは作品展示室として学生が自由に借りられる場所でした。
— 冨安 由真 Yuma Tomiyasu (@yumatomiyasu) June 28, 2018
上からのぞいた一番広い部屋。
